スッピンの魅力

鳥の場合、例えばキビタキとかオオルリとかはオスの方がきれいだけど、これはごく普通のパターン!子育てをするのに目立ちたくないもんね~

これがタマシギとなると全く正反対でオスはひたすら地味に、メスはできる限り派手に・・・ということで、まるで千歳町のオネイサマたちのようなド派手な衣装を着ております。

なぜかというと、しっかりした理由があってタマシギは一妻多夫!
だからメスはオスにアピールするために衣装もそうだけど、鳴きながら羽を思いっきり上に広げて 「見て見て~!私ってこんなに華麗なのよ~!」 ってアピールもします。
写真がないのが残念だけど、そんなタマシギママのセックスアピールのシーンを見たい人は図鑑かネットでどうぞ。

さて、人間はというと、オスもメスも元々は同じような色だけど、メスは化粧という、とっておきの飛び道具を使って男を惑わすね~
まあ美人になってくれる分には一向に構わないんだけど、せめてバスとか電車の中での化粧は止めてくんない?
先日まだ中高生らしきのがそんなことしてたけど、そんな若いうちからオバハンみたいに羞恥心をなくしちゃったらアンタらの将来は真っ暗だぞ~!

見せかけで男がダマせると思ったら大間違い!・・・といいつつ、美人を見るとついついフラフラと吸い寄せられるのはホモ・サピエンスのオスとしては正常な行動だから仕方ないか!ブヒッ


まだ一度も『ジョウビタキ』のオネイサマを紹介してなかったわい!
細かいことをいうようだけど、分類の上ではジョウビタキはルリビタキと同じツグミの仲間で、キビタキのようなヒタキ類とは異なります・・・まあ、そんなことはどうでもいいけど。
シックだけど、化粧なしのスッピンでもかわゆいね~


メスもオスと同じように翼に白斑があります。これが「紋付鳥」と呼ばれる所以。
ルリビタキのメスによく似てるけど、この白斑で簡単に見分けられます。


こちらはオスでやんす。オスの方がメスよりも白斑が大きいのに気が付いた?


冬芽シリーズ第二十三弾(鷹の爪)

そろそろ飽きられてきそうな冬芽シリーズ。
この辺で終了しよっかなぁ~なんて思っているわけですが
その前にちょっとご紹介。

鷹の爪(たかのつめ)・・・と言っても

料理に使う赤くて辛い
唐辛子ではありません。
あれは商品名。


こちらはれっきとした植物名:タカノツメ

多分その由来はこの冬芽からでしょうね。


山菜で有名なコシアブラと同じ仲間で
新芽は食べられます。

コシアブラは少しばかり標高が高くて
冷温帯(ブナ林帯)と言われるところに生えます。

こちらはどちらかと言うと低山?かな。
里の家周辺にもたくさん生えていますよ。

食べれると言うから試しに食べてみたけど
「ふ~ん」で終わってしまいました。

おいしく食べれる料理法があったら
教えてぇ~!


今年初めての作業ですよ~!

さて、なにをしているところかと言いますと・・・
ハイ!その通り。穴を掘っています。
実に興味深い道具です。
「ここは掘りやすいです」とおっしゃる!


    あっという間に・・・というかその場を離れている間に
終了・・・覗き込んでみました。
きれいに円筒形に掘られています。
深さを感じてみようと、枝を入れたところで・・・
「50cmくらいありますね」
                 「大体40~50cmほど入れますから」と丁寧に説明してくれました。
さて穴の計を図ってみると「ちょうどいいですね」
二人で抱えて、目的地まで数メートル
入りました!

丈が長かったのでもう一度調節です。
チェーンソーの使い方に感動!
静かに、断面に沿い垂直に入れていきます。

もう一度挑戦

木の向きがあると、念入りに調整です。
今日の作業はここまで・・・
さて何か出来上がるでしょうか。

後は、予約してあるマダケを
みんなでいただきに行きましょう。

美女になるのに見習いたい姿勢!

ツグミ』。日本では冬季に越冬のため飛来しますが、これを冬鳥っていうのは知ってるよね!今更こんなこと言わなくてもいいか!でもごくたまに何故か夏鳥と勘違いしちゃう人がいるので老婆心で・・・ 
 
和名は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が、北国に帰る頃になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説があるけど、そ~っと近くによるとクワッ、クワッと鳴いて逃げていきます。こんなことから、由来に書いてあることは少し?かな?


このほれぼれするようなシャンとした姿勢!いつ見てもカッコイイっす!
少々猫背気味の私は、ツグミを見るといつも自分の姿勢にハッとしてしまいます。「ホレホレッ、もっと肩甲骨をくっつけるように胸を張って~!!」って言われてるみたいなのでござる。

美女は顔かたちの作りはもちろんのこと、姿勢が美しいのは基本中の基本ですぞ!言わずもがなですが性格もよくなきゃいけません・・・よねっ!


コンデジ限界に挑戦 万葉の森公園にて


さてコンデジの目一杯ズームで撮ったコゲラ
どうでしょう?

小さくてどこにいるのか
さっぱわからん?

そんなこと言わないでねぇ~!

わかりますか?キツツキの仲間って
餌を獲るとき尾っぽを木にくっつけて
体を支えているんですよ。

えっ?そんなのもっとわからん?

グッと目を細めてご覧ください。


ついでにシジュウカラも撮ってみました。
シジュウカラはこんな体勢が多いかな?
尾っぽはつけないのだ。


冬芽シリーズ おまけ


今日は休み。少し暖かくなったので
浜北区平口の「万葉の森公園」に
ちょっとだけ寄ってみました。

何かおもろいのはないのかなぁ~冬だしなぁ~と
思いながら探すこと10分

取りあえず見つけたのがこの二種類

どちらも万葉集に詠まれてるらしいですよ。


こちらはミツマタ

大きな花芽ととんがり帽子
そしていっぱいついた葉痕

結構いろいろな用途があって昔から重宝されたらしい。
けど里の家周辺にはないなぁ~。


そして
こちらの三枚の連続写真・・・わかりますか?
第一弾で登場したアジサイ君で~す。

と言ってもこちらはガクアジサイ

第一弾はセイヨウアジサイ

冬芽じゃ区別はさっぱできません。

まぁ万葉集のころだからセイヨウアジサイは
なかったわけで、こっちになったのでしょうね。


まずは芽鱗をかぶった状態



芽鱗を脱ぎ始めたところ



そして最後は、全部脱いでこんなにみどり


お近くのアジサイを一度覗いてみて下さい。

万葉の昔に思いをはせながら
冬芽を見る! いかが・・?





くちばし さまざま


ついでのくちばし考・・・・

我が家のちょっと騒々しい住人
コザクラインコのチョコ。
ふたたび登場です。

このくちばし・・大きいでしょ!
基本は主食の種子を割って食べること。

でもそれだけではありません。

羽づくろいをする・・・・
カラダを移動させるときに使う・・・
巣材を細かく切り刻む・・・
木をかじる・・・・
敵をかむ・・・

などなど、さまざまな用途があります。
ホント感心してしまうぐらい。

前脚が羽根になってしまった鳥さんたちは、
その前脚の指の機能をくちばしに移動させた?
とにかく器用なんですね。

そんなくちばし・・機嫌が悪い時や興奮した時に
本気出して噛まれたら
そりゃもう「ぎゃぁ~、いてぇ~、血が出てるぅ~」
となるのです。

これから手乗りインコを飼ってみようと
思われた方がいらっしゃいましたら
そのあたりの覚悟は必要かと思うのであります。


学力テスト Vol.40

前回、メジロの名前を中国語で何と書いてあるのかを調べた時に、ついでに調べておいたのでそれをクイズにしてみました。

さて、これらの漢字のサギは日本語では何というサギか分かる?

①緑鷺 ②牛背鷺 ③白鷺 ④蒼鷺 ⑤池鷺 ⑥大白鷺 ⑦夜鷺 ⑧黄嘴白鷺 ⑨中白鷺 ⑩岩鷺 ⑪草鷺

答えを書いてもよかったけど それじゃ面白くないので、まずは直感を頼りに考えてみましょう。判らなかったら図鑑と照合してみてね。 


ついでにkunichanが目の仇にしている『アオサギ』君を紹介しておきます。


こちらは若鳥・・・まだあどけない顔をしてるでしょ!


成鳥になると、こんなりっぱな冠羽が出てきます。

お願いだから、今年はアカガエルのオタマを食べるのを少しは遠慮してねっ!

うち~の女房にゃ髭がある~!

ヨタカ」って聞いたことある?
夏に里の家に泊まると夜中に「キョキョキョキョキョ」と飛びながら鳴いているのが聞こえます。
何で飛びながらって分かるんじゃって? 声が闇の中で動いてるもんね~
図鑑で見るとすっごく小さいおちょぼ口だけど、夜になるとあの口をガバ~っと大きく開けて翔んでる虫を摑まえます。イメージとしてはザトウクジラがオキアミを一網打尽に食べる時とか、ヘビが自分の顔よりも大きい卵などを飲み込むときに大口を開ける・・・どうやらそんな感じらしい!

その時に役に立つのがヨタカの口の周りの長いヒゲ! 口を開いたまま飛び回り、その時ヒゲが捕虫網の役目をしているってのは知られた話だけど、夜行性なのでそんなのを見たことある人はいないんじゃないかなあ? 絶対に見れっこないけど、いたら文句なしに尊敬しちゃいます!


こちらは『ジョウビタキ』君 なかなかおヒゲが濃いでしょ?!


こちらも『ジョウビタキ』のお姫さまのほうだけど、ちゃんとおヒゲが生えております。

ジョウビタキなどヒタキ科の鳥はくちばしが扁平なのが特徴で、付け根にヒゲが生えております。
きっとこのヒゲも餌となる昆虫を空中で捕まえるのに役立っているんだろうね~。


このヒゲを見ていたらこんな曲を連想しちゃったい!
♪うちの女房にゃ髭がある~♪ これぞデュエット曲の元祖?! 

1937年の同名の日活映画主題歌で作曲は古賀政男。作詞はサトウハチロー・・・書いたのが自分と知られるのが恥ずかしくて星野貞志の別名で書いたんだって。もしかして本人は恐妻家?! 
でも現代の恐~い奥さまたちよりも可愛い感じがするのは何故かなあ? きっと恐いけど愛してるからこんな歌詞になったんじゃろね~。 

えっ?お前だって恐妻家じゃろがって? いえいえ私しゃ心に誓って、な・な・な~んも恐いことなんてありませんぞ!2m以内には近寄らないから安全だし~・・・

♬ (男)何か言おうと思っても 女房にゃ何だか言えません  そこでついつい嘘を言う  
   (女)なんです あなた 
   (男)いや別に 僕は その あの パピプペパピプペ パピプペポ うちの女房にゃ 髭がある  ♬

冬景色PART2

ビオトープに、木々の隙間から陽が射し込み始めたのは
10時過ぎです。
アートな氷の水面・・・

木道脇の斜面は、1年を通して水がしみ出しています。
「カラッ」と音がしたので何だろうと見渡したら
その斜面に、陽に当たり透明に輝くツララの姿がありました。
水滴となって、溶けていくところでした。
そのツララの1つが溶け落ちて、水路に。
落ち葉に当たった音のようでした。

里の家の奥
落ち葉を踏みしめていくと、乾いた音が足元を伝わって来ます。
そして開けた小さな林
お気に入りの場所

戻って家の縁側でお茶を飲んでいたら
常連のお客様!
この訪問客は、私にもわかります。
そして「このデジカメで撮れるわけがないよね」と
思いつつも、迷わず押してしまいました・・シャッター。

今日は快晴です。


熱い鍋で寒さなんてぶっ飛ばせ~

11時 約束の時間に皆が続々と集まってきましたが、里山の気温は3℃!
ビオトープ池のアカガエルの卵が凍らないかと心配です・・・ううっ、さぶっ!!時々白いのがヒラヒラ飛んでるので炭を燃やした灰が飛んでるかと思いきや、何と雪が!!ぎょえ~~

そんな寒さなんてなんのその!! 少々腰が痛いとか、ちと物忘れがひどくなったわい!と口ではいうものの食べることとなったら、人一倍元気元気~~!!
今回は新年会と誕生会を兼ねた第2回目の『鍋パーティ』でやんす。今日も各種取り揃えた鍋料理と海鮮焼きの豪華版!!

①今回メインの「豆乳鍋」 おいそうでしょ!ハイとってもおいしいんです!

②「野菜鍋」 大事な肉を自宅に忘れてくるというハプニングもあったけど、何とか別で調達できて事なきを得ました。

浜名湖名物の「カキ」を単に焼くだけだけど、熱いうちに食べると、これがまたおいしいんだよね~

パーツ美人がレモンも絞ってくれました。いい嫁になるぞ~

焦げてるけどサンマじゃないっす! 「カマス」です!ぜいたくに炭火で焼いてるけど
火力が強くてこんな風になっちゃった・・・けど、新鮮な味は抜群です!

ホンモノの「朴葉(ほおば)焼き」です!

味噌は本場の飛騨高山から調達してきた朴葉味噌!!これでもかという絶品!

デザートには里の家特製の「干し次郎」も登場!!真ん中の細長くて黒い2個は渋柿。
2か月以上も首をなが~くして待ったぞ~!

最後にこの柿を食べても、まだ誰も今日が誕生会だということに気付かなかったので、
「Benjaminさん 誕生日おめでとう!」の一言は片づけの最中になってしまいました。
でも忘れなくてよかった~!・・・あぶないあぶない! ヒヤヒヤ!




冬景色

リョウブの木肌がいい!

里に通うといろいろなものが見えてきます。
四季折々の、違う表情が楽しい!
春から秋まで、毎月草刈りしていた里は
静かな時期に見えます。
でも・・・昼間だけかも
さてハッサクの周りには、蕗が顔を出しますが
フキノトウは、まだ堅かった・・・
梅の木が数本
蕾はまだまだ堅い・・・
スイセンの蕾は・・・
それでも、冬の景色は
青い空を背にして、すがすがしい・・・


犯行現場を撮った~!

ウソ』と言えば、桜の蕾が大好きってのは知ってるけど、まだ1月でコチンコチンに固い蕾を食べるなんて、よっぽどの桜好き~!

この時はオス4とメス3が一緒にいたけど、どれも無言でひたすらムシャムシャ!!そんなに食べたら花見ができなくなっちゃうじゃんか~・・・という声なんて無視無視! いくら天神様の使いでもあんまり食べすぎちゃうと許してくれないんじゃないのけ?


こちらはオス 紅ほっぺがかわゆいね~


こちらは地味な、おっと間違い!シックな色をしたメス 


「ウソ」が口笛から来た名前というのは前にも紹介したけど、英名は「Bullfinch」といいます。
Bullってのは雄牛!調べてみたらずんぐりした首にちなんだ意味ということらしい。
Finchはアトリ科の鳥の総称。どこをどう見れば牛に見えるんじゃ? 外人さんの命名は情緒がなくてヤダね~。

DNAの魔力

マガモ』はオスだけが尾羽の中央の羽が上にクルリンとカールしております。
その羽を拾ったことあるけど何とも不思議な羽です。手で伸ばしてもまたカールしてしまいます。きっとアイロンかけてもダメじゃろね~! 言ってみれば形状記憶羽毛ってやつです。


オスの尾羽


こちらはメスの尾羽

図鑑を見るとオスのエクリプスの時と換羽中にはカールの羽が書いてないので、換羽の後すなわちメスにプロポーズする頃になってカールしてくるみたいじゃね~!
これは他のカモにはない特徴で、エクリプスの時にカールがないってことは、きっとこのクリリンはメスへのパフォーマンスじゃな?


なかなかのチャームポイントでしょ?


メスにはそんなの生えてこないよ~

エクリプス(eclipse)って何じゃ?・・・だって? もともとは「日食や月食などの食のこと」を意味します。そもそもマガモのこの綺麗な色はメスへのプロポーズ用のお化粧で、要するに繁殖羽! 
繁殖が終わればもう次回まで用がないので自分も地味な目立たない色に変化するのです。
日本に渡って来た頃は、まだエクリプスか繁殖羽になりかかりの頃で、これからキレイな繁殖羽に変化していくのです。
だから渡ってきた頃は「あれっ、オスがいないじゃん!」と勘違いされることもしばしば。微妙に違うけど図鑑とにらめっこしながら覚えてねっ!

冬芽シリーズ第二十二弾(ネコなんだけど・・)

ネコヤナギの由来は「花がネコの尻尾みたい」だから・・・

その尻尾みたいな白銀色の花はもうちょっと先だから
許してねぇ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらはその咲く前の花芽

結構こっちもかわいいよね。

たくさんの白い毛におおわれて
ほんわりと赤みを帯びて
ホント暖かそう。

顔もカワユイのだ。

この花が咲きだしたらもう春。
春告げ花なんですよ!





シブ好みに人気

ミヤマホオジロよりもさらに見つけにくい子がこれ『クロジ』。
里山でもたまに地鳴きの声を聞くけど、その声も奥ゆかしいし、藪の中からなかなか出てこないし・・・イライラ~~~~


オスの暗い青灰色(せいかいしょく)は、シブ好みのバーダーには けっこう人気があるみたい

どうせシック色調なんだから明るい所に出てきても目立たないと思うんだけど・・・まず出てきてくんないんだよね~

運よくこのダンディな色が見えれば超ラッキーだけど、大抵の場合は飛んで逃げる後姿!その時にゃ尾羽の両側に白い筋が見えるかどうかでアオジやホオジロ、カシラダカとの見分けがつくけど、後ろ姿なんかじゃヤダ~! 

夏に標高の高い山地に行くと、このさえずりを聞くチャンスがありますが、それはそれは うっとりとするようなスンバラスイ音色ですぞ!