学力テスト Vol.297-10 その解答 ウミアイサ-3

カモのパタパタって妙に惹かれるところがあるので、いろいろ調べてみたけどパタパタする理由を書いたものは見つかりませんでした。

そこで自分なりに考えて、いきついた答えは?!?!
カモ君たちの行動を見ていると、どうやらこれもストレッチの一環! ヒトだって腕をグルグル回したりすれば気持ちいいもんね~・・・だけど、これは表面上の答え。

それじゃあ、心を惹かれる理由にはならないので、さらに深~く深~く自分の深層心理まで追求すると「パタパタ」=「羽根を伸ばす」に行きつきました。

「羽根を伸ばす」これを辞書で調べると「抑えられた状態から解放されて、のびのびと振る舞う」・・・これじゃこれじゃ~!! だからパタパタや飛翔を見るとオイラの心が騒ぐんじゃね~っ!!

同居人に言わせると「バ・バカ言ってんじゃね~! アンタはい・いままでだって、今だって充分に自由にのびのびと振る舞っとるわい~~!」
「え? ん? んん?!? ホントけ?! ウソっしょ?! そうかなあ?」
慎ましく生きてきたので、決してそんなことないと思うんだけどね~ まあ見解の相違ってことかな!

という、どうでもいいことは差し置いて、今回は採餌シーンから見てもらおうかなっと。

こんなふうに顔だけを水中に入れて獲物を探すのはカワアイサと同じ

おっと、キックが早くなりました。見つけたようです!

獲物に向かって猛然と突撃~~!!

潜水開始~

こんな時は1~2分潜っています。

おっと~、天然物のヒラメです!! 
刺身を注文したら1000円では絶対に食べられないような大物!!

こちらは多分ダイナンウミヘビかな?
この獲物は夜行性で昼間は砂に潜っているらしいので、それを探し出すっていう才能もスッゴ~イ!!

活き造りばっかしでうらやまし~~!!
もちろん甲殻類も大好き!!

続いては飛翔シーンを

海ガモは淡水ガモと違って、助走が付きます。

助走がないと飛び立てないのは体重が重いから・・・ということらしいのですが・・・
体重などについてはまたの機会にクイズで出すので覚えておいてネ!

どうです!? この美しい飛翔!! 惚れ惚れするね~











学力テスト Vol.297-9 その解答 ウミアイサ-2

鳥にとって羽毛はものすご~く大事! だから手入れは年がら年中 行っています。
どのカモでも、やっている手入れ方法は同じようなものなので、近くの公園や池に行って観察するといいね。

1.水浴び
水浴びは、どのカモがやっていても迫力があります。目的は羽根の汚れやダニ取り。
これで清潔な羽根にして、次の行程の羽づくろいに備えます。

動画で見てもらえないのが残念!!・・・ということで、できるだけたくさんの写真を選んでみました。

バシャバシャバシャというよりも、ドッタンバッタンという表現がピッタシ!! 
羽ばたく回数もスピードも、これでもか~っと言うくらいにものすご~い勢い!
どこにこんな元気のいい動きができるエネルギーを秘めてるんじゃい!?!?








2.羽繕い 
これは「尾脂腺」から分泌される脂を羽毛に塗る作業。


「 尾脂腺」は尾羽の背中側の付け根にあります。ここから脂をくちばしで拭い取って、羽毛全体に塗って、防水性を高めています。


この羽づくろい作業にはかなりの時間を掛けます。昼間、食事の時間と眠っている時間以外のほとんどすべてを費やしていると言ってもいいくらい! 

そりゃそうだ、カモ類の正羽は1万~1.5万枚もあるんだからさ!! 作業を始めると30分くらいはたっぷり!! 手抜きは死活問題につながるからね!

※正羽というのは風切羽、尾羽、雨覆など表から見えるもので、綿羽(ダウンというのはこの羽毛のこと)や半綿羽は含まれません。ちなみに、ツバメの正羽は1500枚、ツグミは5500枚、アメリカコハクチョウは25200枚なんだって!







くちばしで届かない部分へはどんなふうに塗っているのかな?
・・・などを見ていると面白いっすよ。

自分で調べてみよう:「ぼんじり」「油つぼ」 …尾脂腺に関係がある単語です。

【ミニ講座】ウは羽根に脂を塗りません。尾脂腺からはあまり分泌物が出ません。
何故かって? こんなのを体中に塗ったら潜水できなくなっちゃうからです!
だから、塗らないという選択をして水中で活発に泳げるようにしているのです。

3.頭掻き&羽伸ばし、背伸び&あくび
くちばしでは届かないので足を使ってかゆいところを掻いたり、ストレッチをします。

ストレッチは特に必要です!!運動の前後にストレッチをすることによって若々しい筋肉を維持できるのです・・・おっと、これは通っているスポーツクラブで耳にタコができるくらいに言われていること!! 
週に1回参加していた「ピラティス&ストレッチ」もコロナ騒ぎで、もう20日ほど、クラブの休館日が続いていて冬眠状態。
一人で自宅でだとつまんないし、めんどくさいから全然やってないからな~! 
そろそろ膝や肩の関節がキシキシ鳴って来たから、再開しなくっちゃね~~~

かゆいから、気持ちいい~~!!

羽根伸ばしのストレッチは足で支えます。

それにしても超見事なフィン!!

こちらは背伸びをしてのストレッチ

肩甲骨もしっかりと動かしましょう ついでに首も振ってストレッチ~

最後はあくびをして、顔の筋肉をストレッチ&シワ伸ばし

ヒトがストレッチをするのは、このように動物たちから学んでいるのであ~る!!

4.最後にパタパタ
水浴びや羽づくろいが終わると、いよいよ このパタパタです。カモ類の写真としては、なかなかに見ごたえのあるポーズ!! 見慣れてくると、今からパタパタをするぞ~っていう瞬間がわかってきます。

まず、ゆっくりと上体を起こして




 パタパタは3~4回繰り返します



これで儀式は完了!!












学力テスト Vol.297-8 その解答 ウミアイサ-1

ウミアイサ


アイサ類の真打ちで登場するのは、私の大・大・・大好き~なウミアイサ君! 
もう、そのカッコよさ、美しさにぞっこんです!!


・・・ということで、その魅力をじっくりと紹介することに!


何といってもパンク・ロック調のトサカ頭がカッケ~~!! ポマードを塗りたくってオールバックにしているカワアイサ君とは大違い。 赤い虹彩がヘアスタイルによ~く似合って凄味があっていいね~!

こちらがカワアイサ君

よ~く見るとくちばしの形も大違い! ウミアイサは細くてまっすぐで、先端は気づかない程度に曲がっているのに対して、カワアイサの方は先端が、かなり湾曲しています。

どちらも魚が主食なのに、どうしてこんなに違うのか? 本人たちに聞かないとわからないだろうけど、ちょっと気になる。
ウミアイサは甲殻類も獲ることが多いので、それも関係しているのかな?

ウミアイサの生活はほとんどが外洋で、たまに内湾や港内。
カワアイサはと言えば、例えばこの辺りでは浜名湖と、そこに流れ込む都田川が生息場所で、外洋で見かけることは、まずありません。


ウミアイサ×2羽とカワアイサとの2ショット! 浜名湖ならではの貴重なものです。
ウミアイサがどれかわかるかな?



ぬるぬるしたような魚を捕まえやすいように、こんなのこぎり状の歯の付いた嘴になっています。さらに、そののこぎりは内側に向かって角度が付いていて逃げられないように!

カモには嘴の外縁に櫛状の薄い板(板歯)があるけど、アイサ類はその「板歯(ばんし)」が、特に発達したのでしょう。
だけど、ヒトの歯のように獲物をかみ砕くということはなく、すぐに飲み込んでしまうので、単に捕らえやすいように発達したということ。かみ砕くのはあくまで砂嚢。

ここで【ミニ講座】鳥にはどうして哺乳類のような歯がないの?

答えは、空を飛ぶことを最優先に、ひたすら体重を減らすための工夫なのです! 
歯がないということは頑丈なあごやあごを動かす筋肉、骨などが不必要・・・これが飛翔への適用をすすめたということなのです。ホントにすごいね~!


ではここで、♀をご紹介。こちらは幼羽。 まだ幼い雰囲気を漂わせて初々しいねっ!
冠羽も短いし、虹彩もオレンジ色。


ちょっぴりアイシャドウをつけたタイプ


こちらはアイシャドウを通り越して、思いっきりガングロにまで変身したタイプの成鳥

♀も♂同様にトサカ頭だし、この突っ張ったような雰囲気が、彼氏にピッタリと合うんだよね~

次は♂の換羽について 
ウミアイサ君のエクリプスは、まだ見たことがないので今後の宿題!


 こちらの上下の写真は換羽中の♂




カッコイイ兄貴になるまで、もう少し

ここまで書くのに写真を探したり、つたない文章を練ったりで3時間、疲れちゃったので休息・・・では、また次回!