学力テスト Vol.490-2 その解答 ハイタカ ~ 空の忍者 ~

 ハイタカ ~ 空の忍者 ~

ハイタカは漢字表記では「灰鷹」と書きます。これは成鳥の頭部から背中が♂♀とも灰色になっていることから付けられました。

♀ 成鳥

ハイタカは雌雄の色や大きさが違い過ぎていたことから、別々の鳥と思われていました。
古語では♀を「はしたか」と呼んでいて、意味は素早い(疾い)ことから「疾(はし)きたか」→「はいたか」になりました。

♂ 成鳥

♂は「このり」と呼ばれていました。意味は同じく「素早いたか」です。サイズはメスの約60%です。

幼鳥

なぜ雌雄でそれほど大きさが違うのかというと、♂は体が小さい方が小回りがきいて、動きの素早い小鳥なども捕まえやすく、狩りの成功率が上がるからです。

が体が大きという理由は、良質の卵を産むためにも、抱卵時の際にも体が大きい方が体温を維持するのにも適しています。
また、外敵から巣を守る際にも有利だからといわれています。

このように繁殖時の役割分担がしっかりと分けられています。

秋は多数の小鳥類が西へ渡っていきます。

これはアトリの群れ

アトリ ♂

幼鳥が獲物を狙って急降下!

小鳥を狙う時は木陰で待ち伏せしたり、狭い林の中を自在に追いかけ回したりします。ハイタカの狩りの成功率はかなり高くて30~50%といわれています。


第3趾(前の中指)は小鳥を捕まえやすいように長く発達しています。

この鋭い鉤爪(かぎづめ)に注目!!

幼鳥

狩りの瞬間を目撃することは殆ど不可能ですが、このように胸が膨らんでいるのはよく見かけます。これは素嚢(そのう)」が膨らんでいるのです。
「そのう」というのは食道の一部が膨らんでおり、一時的に貯蔵するところで、捕まえた小鳥が入っています。

幼鳥

狩りをする時の神出鬼没の素早い行動は「空の忍者」と呼ばれていて、小鳥たちからは脅威の的として恐れられているのです。

彼らの高い能力を知れば知るほどにハマってしまう・・・おっと、ここは若者言葉で「ヌマってる!」というのかな? それがハイタカ属なのです!
















2 件のコメント:

  1. 「空の忍者」ハイタカ!
    長く発達した第3趾の鋭い鉤爪! 凄いですね!

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  2. よく注意していると、この時期はハイタカが飛んでいるのが見えますよ!

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