キビタキ ~ キビダンゴから変身 ~
和名では単なる黄色いヒタキで面白くも何ともありませんが、英名の「Narcissus Flycatcher」では2つの意味を持っています。
ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスはある時、泉の水を飲もうとして鏡のような水面に写った自分の姿を見て、あまりの美しさに心を奪われてしまい、その姿に恋い焦がれ、水辺から離れられなくなり、やがて憔悴して死んでしまいました。
次の「Flycatcher」というのは、fly すなわちハエを捕食する小鳥、すなわち空中捕獲型のことで捕食の行動を表しています。
キビタキの英名の話をすると、ヨーロッパなどにもいるように思われますが、国内以外では樺太、中国の東北部のみで繁殖して、フィリピンやボルネオなどの東南アジアで越冬するという、東洋区にしかいない鳥なのです。しかもフォトジェニック的には超々満点!! 外国人のバーダーが来たら是非とも見せてあげましょう。きっと大喜びすることでしょう!
う~ん、俺って今朝もイイ男じゃん?!?!
昨日も「キャ~、町田啓太みたい~~!!」とか言われちゃったし、でもホントは「シャバーニみたいでカッコイイ~」って言われた方がうれしいんだけどなっ! 男っぽいし~!
毛並みのツヤもいいし、うんうん、どこから見てもカンペキ!! ムフフ
ど~れ、目ヤニがくっついていると、だらしないのがバレちゃうから洗顔だけは念入りにせにゃならぬ!
こちらはその様子を見ていたキビタキの巣立ちビナ君
「今はこんなキビダンゴに白いゴマをふったようなヘンテコな色だけど、オイラもパパのように変身して、オバちゃんたちにモテるようになるのかなあ?
パパのように暮らすのって、楽しいのかなあ?
パパって時々ため息ついてるけど、あれっていつも女の人の注目を浴びてるから疲れるってこと? 女の人ってかしましいって言ってるしな~、だったら、すっげ~めんどくせ~し、大人になるのってヤだな~」
こんな若いうちから、そんなことで悩むなんて贅沢の極みです!
こちらは第1回夏羽
第1回夏というのは孵化して1~2ヶ月後にやってくる夏のことではなく、生まれて1年後にやってくる夏のことです。
すなわち、この個体は前年生まれで今年になって幼羽から夏羽に変わった2年目の若者ということです。ああ、ややこしい~
まだ頭の後ろや風切羽にも茶色の幼羽が残っています。
こちらも第1回夏羽
まだ喉のオレンジが薄くて、頭部や風切にも茶色の幼羽が見えます。
オイラのパパのスゴイところは若い娘から目の肥えたオバチャマたちまで、ほぼ全てからイイ男って認められてるってところ! ・・・まるで全盛期のアラン・ドロン!
それに「オレは歳とったらショーン・コネリーのようなカッコいいジイジを目指すぞ~」って、張り切ってるのもスッゲ~ところ!
こちらはキビタキのママ
足指は三前趾足で水かきはありません。
旦那のアホぶりや息子の悩みをよそに、ひたすらシックな装いです。
大事な子育てをするには、派手な衣装ではダメなのです。
おおっ、「間接頭かき」を披露してくれました。
ところで、3日後の8/24が「キビタキの日」って知ってましたか?
誕生日に誕生花や誕生石があるように「誕生鳥」というのがあるのです。
キビタキ君の誕生日は8/24で 、鳥言葉は「すぐれた情報収集」なんだそうな。
さて、あなたの誕生日の鳥は何かな?
英名では ナルシストですか~(^^)
返信削除キビタキ君 水面に映っている姿も綺麗です\(^_^)/
キビダンゴ君からは想像できない変身ぶり!!
それに比べてキビタキのママはシックですね♬
誕生鳥ってあるんですね!
返信削除調べてみましたら
私の誕生鳥はミミカイツブリ。
鳥言葉は静寂でした(^^)
誕生鳥と鳥言葉は気に入りましたか?
返信削除私なんぞ「サシバ」と「誇り高い心」でした。
うれしいような、こそばいような・・・。
fuutenhideさんの誕生鳥と鳥言葉♬
返信削除かっこいい~(^^)
ミミカイツブリと静寂 照れまーす(^^;