どれがどれやら

カバフスジドロバチ』ってどんなのか、すぐに思い浮かぶ人っている?
名前のとおり、ドロバチの仲間だけど、この里山にもドロバチの仲間はいろんな種類がいます。おまけにどれもそっくりで、どれがどれやら、さっぱり!

漢字では「樺斑条泥蜂」と書きます。
これでもよくわからないので、夏休みの暇を見て分析!


そもそも「樺」って何じゃ? 
ネットで探せば簡単だろうけど、それだと脳細胞が地滑りのように縮小しているのを防げないし、短絡過ぎておもしろくないので、手持ちの本から探すことに。どうせ年中無給休暇中だし・・・。

きっとここらあたりだな!とあたりを付けて本棚から「日本の伝統色」をゴソゴソ。
すると「蒲(樺)色」というのを発見! おおっ、ビンゴ~~!!

なかなかおもしろいことが書いてあったので下記に引用してみます。(色の歳時記:朝日新聞社編)
 蒲の穂の色から連想された色で、くすんだ橙色を指すのが普通。この色から動物を思い出せば「狐色」になり、食物を揚げたり焼いたりした色のことをいう場合によく使われる。
江戸時代の「樺茶」もあるが、それは「蒲色」よりもくすんだ薄茶色のようだ。
「銅色」とか「赤銅色」はもっと赤みがあって、赤と茶の境界ということになる。赤、橙、茶色のどれで呼ぶかは、まったく相対的な判断に過ぎないということが実感されるようなきわどい境界線上の色である。洋名:バーントオレンジ

よって「樺(蒲)・斑・条」という字は、腹部に蒲色の線状の模様があるという意味。
なるほど、動物のカバの色じゃないってことはわかってたけど、こうしてみるとなかなか含蓄のある命名をしてるじゃん! 命名者に敬意を表わさにゃね。


整理してみたらようやく頭の中のモヤモヤがスッキリ&クッキリ! これで脳が数ミクロン膨張したような感触!!
あとはどれだけこのことを覚えていられるかどうか・・・まあこれは別の課題じゃな!
さてと、久々に脳をいっぱい使って疲れちゃったんでアイスでも食べよ~っと。



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