メボソムシクイ ~ 眉目秀麗 ~
「メボソムシクイ」
漢字で書くと「目細虫喰」・・・何か変わった名前だなあ?って思いません?
目が細いってのは、寅さんのようなちっちゃいお目目ってこと?
そりゃコサメビタキやベティちゃん(Betty Boop)のようなパッチリお目目に比べたらやや小さく見えるけど・・・・・・いやいや、そうではないのです。
このとおり、目は標準サイズ
「目」と思うから勘違いするのであって、この場合の「目」とは「眉」すなわち鳥用語でいうところの「眉斑(びはん)」という、目の上にある線のことを表しているのです。
江戸時代の頃にはムシクイ類のことを「ヤナギメジロ」とも呼んでいたようで、細い眉斑をシダレヤナギの細い葉に見立てた命名と思われる。「目細」もこれと同じであろう。
ー 参考「野鳥の名前」安部直哉 著 ー
近縁種には「エゾムシクイ」や「センダイムシクイ」などの、そっくりさんがいて姿だけで識別するのはものすご~く大変だし、渡り途中の島で見る時も、それらの混群が樹冠をちょこまかと動き回るので撮るだけでも一苦労なのです。
でも「メボソ」君を同定する簡単な方法があるのです。それは、囀りと繁殖場所。
それと同じように大事なのが繁殖場所
今回は標高の高い亜高山帯の水場にやってきました。
ここまで来ると他種と間違えることはありません。鳴き声もメボソ君だけ!
近縁種のセンダイムシクイやエゾムシクイはもう少し低い標高のところで繁殖するのです。
水浴びした後はお待ちかねの羽づくろい開始です!
5分ほど丁寧に羽づくろいをしていると・・・
一瞬、ホントにまばたきするほどの一瞬に「頭かき」をササッとしたような気が!?!?
ん? んん? やったのか? あわててモニター画面を見てもよくわかりません。
その時は「頭かき」のあまりの素速さに、撮れたかどうか全く自信がありませんでしたが、家に帰ってからじっくりゆっくりと、その瞬間らしきところを1コマずつ見ていくと、何とかそれらしいのが2枚写っていました!
「おおっ、やったやった~~!!」 貴重な1チャンスを見事にクリヤーです!
多少ピンボケしていようが見事なハナマル! この程度のピンボケは全く問題なし!!
でへヘっ
今日も朝からカンカン照りの猛暑地獄!
こんな時こそメボソ君に、また逢いに行きたいなっ!!
猛暑続きの毎日、メボソムシクイのいる涼しい場所に行きた~い!と思いますよね~
返信削除まだまだ続く暑さ!
水分補給忘れずに!
体調に気をつけて!
元気に過ごしましょう!
今日の浜松は35度で平温よりもやや高い程度でしたが、ニュースでよそが39度以上なんてのを聞くと、途端に汗が吹き出しました!! 秋の彼岸まであと45日!!
返信削除早く涼しくなってくれ~!!