コジュケイ ~ 聞きなしが変化した?! ~
学名は「Bambusicola thoracicus」
意味は「胸当てをつけた竹林に住む鳥」
和名を漢字で書くと「小綬鶏」。ちょっと変わった名前なので調べてみました。
「綬」とは勲章や喪章を吊るす布製の帯のことです。「ジュケイ」と呼ぶキジの仲間がいて、胸に勲章のような模様があるそうで、それよりも小型だったから「コジュケイ」とのことです。
「ジュケイ」というのをネットで調べたけど、「ベニジュケイ」という鳥がいて赤い胸にある白い星のような斑点が勲章のように見えることから・・・と書いてあったけど、ウ~ン 想像力に乏しい私には全然そうは見えませんでした。
中国図鑑では「灰胸竹鶏」と書いてあるので、ほゞ学名どおりの名前。こちらの表現の方が胸の模様については近いようです。
警戒心はかなり強い方なので、時にはこんなふうに木の上で鳴くことも。
この写真から性別が分かるけど、どの部位を見てそう言ってるのか わかるかな?
写真を拡大すると左足の、ヒトで言うところのアキレス腱のあたりに出ている白っぽいものが見えるけど、これが「ケヅメ」と呼ばれるもので、♂だけが持っているのです。
或る日、他の小鳥を見ながら、たまたまジッとしていたら、4羽のヒナを連れた家族がブッシュから出てきました。
親は周囲をしきりに警戒していますが、ヒナはそんなことにはお構いなし!
そんな時、突然に親が目の前で「直接頭かき」をしてくれたのです!!
私にとっては思わぬ大きなプレゼント!! これはヒナたちに感謝せねばなりませぬ。
或る時、民放の時代劇を見ていたらBGMでコジュケイが鳴いていました。これはものすご~く大きな間違い!
何故かというと、コジュケイが狩猟鳥として中国から移入されたのは1920年(大正9年)頃になってから。
もし、NHKの大河ドラマなどでこのようなチョンボをやったら「時代考証の担当者は何をやっとるんじゃ~!」と、大ごとになるところです。
しょっちゅうではないけど、夏鳥が真冬の時期に鳴いたり、たった1~2秒のシーンですが、オオタカが飛んでいるシーンの筈の空をトビが飛んでいたり・・・「おおっ、また懲りずにやっとるわい!」と、いろいろと粗探しをするのも一興なのです。
もちろんボーッと見てちゃ、気付かないかも!
ところで、コジュケイ君の聞きなしが、以前は「カアチャン、カワイイ」と聞こえていたのに、いつの間にか「カアチャン・コワイ」と聞こえるようになったのは何故なんだろ?!
コジュケイは木の上で鳴くこともあるのですね!
返信削除ヒナを連れた家族♬微笑ましい~(^^)
fuutenhideさんのコジュケイのききなし♬微笑ましい~(^^)
皆さんにはいつも「〇〇ちゃん可愛い」とか「カアチャン・カワイイ」と聞こえてるんでしょうね~ うらやましいです!
返信削除