ササゴイ ~ 秘技 舌押さえの術 ~
「ササゴイ」の名前の由来は、背中の模様がササの葉のようだ、ということから。
英名では「Striated Heron」背中に線状の模様のあるサギ、または「Green-backed Heron」すなわち背中が緑っぽいサギと呼ばれています。
おもむろに3本の前指でWサインを出してから
「直接頭かき」でかゆいところを、思いっきり!
ササゴイ君は夏鳥として渡来します。
今朝もエサを求めて、ねぐらから飛んで来ました。
忍び足で浅瀬にいる魚を探します。
魚影を見つけると、抜き足差し足でそ~っと、超スローモーで近づきます。
魚の動きを見てジーッと構えているのを、こちらも息を潜めてその様子を見守ります。
魚が捕獲圏内に入って来るや否や、超高速でザッブ~ンと突撃!!
写真をよ~く見ると、この時すでに魚を捕まえています!
見事に、婚姻色に変化した♂の大物の「オイカワ」をゲット~!
他にも、アユやカマツカなども捕獲します・・・が、何といっても「バエル」のは婚姻色が美しいオイカワ!
写真を整理していて気付いたことが・・・「あれ? なんじゃこりゃ!?」
顔を拡大すると・・・な、な、何と何と! 咥えている魚をさらに上から舌を使って押さえつ けています!! 撮っている時はまったく気付きませんでしたわい。
一度捕まえた獲物は何が何でも絶対に放さないぞっ!・・・という気迫と執念の秘技なの でしょうか!?!?
カワセミ君のように獲った魚を木の枝に叩きつけて、弱らせたりするような、そんな面倒くさい事はしません。
魚が暴れるのに疲れて、ちょっとおとなしくなったところを見計らって、頭の近くに咥えなおして一気に飲み込んでしまいます。
飲み込んだ後は舌がペロリと出て、まるでヘビの食べ方を見ているようです!
この日は3羽ほどが来てその捕獲技術を披露してくれました。
4時間ほどの間に13回ほどトライして失敗は2回のみ! 狩りの成功率は何と何と86%という高確率でした。
ず~っと見ていても全然飽きることはありませんが、撮っているこちらも炎天下での暑さとの闘い!! 何やら頭がボーっとしてきて熱中症との戦いでした。倒れて新聞沙汰になる前に、後ろ髪を引かれる思いで退散してきました。
次回は、幼鳥がどんなテクニックを披露してくれるのかを楽しみに来ようかなっと!
笹の葉のような模様からササゴイなんですね!
返信削除魚を狙い始めてから食べ終わるまでの様子が良く分かります♬舌で押さえているアップの写真には凄みが~
Wサインのササゴイは可愛らしい~(^^)
オイカワという魚は綺麗ですね!!
ササゴイがオイカワを捕る様子は、何時間撮っていても飽きることのない魅力的な鳥なのです。
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