ゴイサギ ~ 天皇からもらった名前 ~
先週末に、恒例の佐鳴湖花火大会がありました。
・・といってもコロナで大幅に縮小されて、たった15分間のみ!
花火の初撮りということで、いろいろ撮影条件を試したかったけど、15分間の慌ただしい中ではこんなもんかな?!
さてさて、本題!!
ゴイサギは漢字で書くと「五位鷺」・・・その名前の由来は、あまりにも有名で異説はないとのこと。その命名説はどこにでも書いてあるので、ここではパスします。
江戸の頃には「なべせをひ」すなわち「鍋を背負ったような」とか「なべかぶり」「なべさぎ」と呼ばれていたようです。
虹彩がルビーのように真っ赤で何とも魅力的! 吸い込まれそうです。
英名は「Black-crowned Night Heron」すなわち「黒い頭の夜行性のサギ」で、和洋どちらもゴイサギの見た目から名付けられています。
たまに、日中に活動する変わり者の個体もいるけど、まあそれはヒトで言うところの「変人」とか「奇人」と思えばよろしい。
夕方からが活動タイムで「5時から男」の本領発揮 どこからか飛んで来ました。
ボラの稚魚を捕まえた瞬間
動きはかなりスローモーだけど、魚を獲る瞬間だけはササッと素早いのです!!
ほとんどは「夜行性」で、日没の頃に水辺に飛んで来て夜間から早朝にかけて、魚、ザリガニ、カエルなどを捕食します。
巣立ち前のヒナたち
体の一回り大きなニイチャンに寄り添っています。
親に教わるまでもなく、産まれた時から頭かきは「直接型」
幼鳥のことを「ホシゴイ」と呼ぶのは、体中に薄い黄色の斑点があることから、夜行性に絡めて付けられた名前だと思うけど、想像力が豊かで、なかなか洒落た名前だと思います。
私にゃとても思いつかんわい! ・・・「ホシガラス」や「ホシムクドリ」の場合はあまり違和感がないんだけどね。
巣の上でバタバタと羽ばたき訓練中
おっと、飛び出した! やった~~!! 初飛行です!!
数年したら、こんなふうに華麗に飛べることでしょう!
暑い夏の夜に外で夕涼みをしていると、空から「ゴワッ、ゴワッ」という声が聞こえてきたら、それは「夜ガラス」という別名を持つゴイサギなのです。
どうです? まだ薄暗い夜明けの雰囲気がよく出ているでしょ?・・・と自画自賛
実はホワイトバランスの設定を、前夜に花火の撮影をした時に色温度を3200KB(ケルビン)に設定したまま、直すのを忘れていただけ!・・・という、時々やらかすチョンボから生まれた写真。
もったいないから捨てずに残して置いた写真の有効活用です。
ついでに、学名はどうなっているかというと「Nycticorax nycticorax」。「corax」はカラス、「nycti」はnightのことで、やはり「夜ガラス」なのです。誰しも思いつくことは同じ!
和名の「ゴイサギ」というのはその点、平安時代の醍醐天皇が付けてくれたという、由緒も想像力もある名前でスンバラシイ~~・・・ですよねっ!
5時から男ですか~
返信削除ゴイサギの真っ赤な虹彩!魅力的!♬
植田に佇んでいるのを見たことがありますが
体型も何かユーモラスで(^^)
ホシゴイってお洒落な名前ですよね~♬
佐鳴湖の花火♬綺麗ですね\(^_^)/
ごめんなさい!
返信削除匿名でコメントしてしまいました!m(__)m