学力テスト Vol.383-2 その解答 ゴイサギ ~ 天皇からもらった名前 ~

 ゴイサギ ~ 天皇からもらった名前 ~


先週末に、恒例の佐鳴湖花火大会がありました。
・・といってもコロナで大幅に縮小されて、たった15分間のみ!


花火の初撮りということで、いろいろ撮影条件を試したかったけど、15分間の慌ただしい中ではこんなもんかな?!

さてさて、本題!!

ゴイサギは漢字で書くと「五位鷺」・・・その名前の由来は、あまりにも有名で異説はないとのこと。その命名説はどこにでも書いてあるので、ここではパスします。


江戸の頃には「なべせをひ」すなわち「鍋を背負ったような」とか「なべかぶり」「なべさぎ」と呼ばれていたようです。

虹彩がルビーのように真っ赤で何とも魅力的! 吸い込まれそうです。

英名は「Black-crowned Night Heron」すなわち「黒い頭の夜行性のサギ」で、和洋どちらもゴイサギの見た目から名付けられています。

たまに、日中に活動する変わり者の個体もいるけど、まあそれはヒトで言うところの「変人」とか「奇人」と思えばよろしい。

夕方からが活動タイムで「5時から男」の本領発揮 どこからか飛んで来ました。

ボラの稚魚を捕まえた瞬間
動きはかなりスローモーだけど、魚を獲る瞬間だけはササッと素早いのです!! 

ほとんどは「夜行性」で、日没の頃に水辺に飛んで来て夜間から早朝にかけて、魚、ザリガニ、カエルなどを捕食します。

巣立ち前のヒナたち
体の一回り大きなニイチャンに寄り添っています。

親に教わるまでもなく、産まれた時から頭かきは「直接型」

幼鳥のことを「ホシゴイ」と呼ぶのは、体中に薄い黄色の斑点があることから、夜行性に絡めて付けられた名前だと思うけど、想像力が豊かで、なかなか洒落た名前だと思います。
私にゃとても思いつかんわい! ・・・「ホシガラス」や「ホシムクドリ」の場合はあまり違和感がないんだけどね。

巣の上でバタバタと羽ばたき訓練中

おっと、飛び出した! やった~~!! 初飛行です!!

数年したら、こんなふうに華麗に飛べることでしょう!

暑い夏の夜に外で夕涼みをしていると、空から「ゴワッ、ゴワッ」という声が聞こえてきたら、それは「夜ガラス」という別名を持つゴイサギなのです。

どうです? まだ薄暗い夜明けの雰囲気がよく出ているでしょ?・・・と自画自賛

実はホワイトバランスの設定を、前夜に花火の撮影をした時に色温度を3200KB(ケルビン)に設定したまま、直すのを忘れていただけ!・・・という、時々やらかすチョンボから生まれた写真。
もったいないから捨てずに残して置いた写真の有効活用です。

ついでに、学名はどうなっているかというと「Nycticorax nycticorax」。「corax」はカラス、「nycti」はnightのことで、やはり「夜ガラス」なのです。誰しも思いつくことは同じ!

和名の「ゴイサギ」というのはその点、平安時代の醍醐天皇が付けてくれたという、由緒も想像力もある名前でスンバラシイ~~・・・ですよねっ!




 

2 件のコメント:

  1. 5時から男ですか~
    ゴイサギの真っ赤な虹彩!魅力的!♬
    植田に佇んでいるのを見たことがありますが
    体型も何かユーモラスで(^^)
    ホシゴイってお洒落な名前ですよね~♬
    佐鳴湖の花火♬綺麗ですね\(^_^)/

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  2. ごめんなさい!
    匿名でコメントしてしまいました!m(__)m

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