これは『ヤブキリ』の赤ちゃん。まだ1cmかそこらのミニサイズ! 「ヤブキリ」とは「藪の中にいるキリギリス」という意味でござる。
今季の初認なので、これはまだ卵から孵化したばっかし!、これから2ヶ月ほどの幼虫期間を経て成虫になります。ウブなせいか、まだ警戒心はほとんどないので、花から逃げることはありません。
バッタの仲間は2種類に分かれていて、「バッタ亜目」はほとんど植物食だけど、このヤブキリのような「キリギリス亜目」では雑食や肉食のものが多くいます。
若齢幼虫はまだ大顎が発達していないので、タンポポなどの花の上によく見られ、主に花粉や花弁を食べています。しかし成長とともに警戒心も強くなり、樹上や藪など草丈の高い方へ移り住むようになるので、なかなか見つけにくくなります。
脱皮回数は通常6回で回数を重ねるごとに肉食性が強くなるんだって。
体のつくりもだんだん肉食に適するようになります。大顎が徐々に伸び、足の棘も長くなってきます。終齢になる頃には顔の半分近くを大顎が占めるようになるんだと!
食性はきわめて幅広く、様々な昆虫・小動物から種々の葉・果実、蕾や新芽などを食べます。
小さい頃は可愛い!・・・というのは人間もヤブキリも同じってことじゃ~!
もういるんですねぇ~。とにかくこの時期の里の家はタンポポだらけ。ヤブキリにとっては天国じゃぁ!それが過ぎたら今度はハルジオンだし・・・もう至れり尽くせりなのだ。
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