里山の庭先に降りたヒオドシチョう。
越冬していたとは思えないほど色合いも美しく、翅も擦り切れてもいません。
こちらはパーラーに翔んで来たヤツ・・・うわ~っ!ボロボロじゃん!
でもこれぞ越冬チョウの本来の姿なのです。
彼らの生活スタイルは、成虫のまま越冬して、♀はこの頃に産卵。
その卵が成虫になると姿が見られなくなります。夏に休眠するといわれているけど夏は標高の高いところへ行けばまだ翅がピカピカのが活動しているのが見られるので、休眠は平地のものだけがするのか、まだよく分かっていないようです。
とにかくこの里山では春にしか見たことがありません。
昨年の実績だと3月20日頃に産卵を開始しました。
だから、アセビに来たのは産卵して疲れ果てたか、これからの産卵に備えて体力を付けに吸蜜に来た♀か、はたまた♂どうしのバトルで疲れ果てたもののどれかかな? どちらにしてもその寿命はもうすぐ尽きてしまいます。
とにかくアセビのおいしい蜜を吸って、次世代の丈夫な赤ちゃんをたくさん産んどくれ~!