眼の形が垂れ目になって笑っている形か、そうでないというのも識別の一つらしいので、その点からすると、どうやらこれは垂れ目の方の『クロメンガタスズメ』らしい!
これは南方系のガということですが、里山ではこんな昆虫まで見れちゃうんです!
学名は「Acherontia lachesis」といって、Acherontiaとはギリシャ神話の地獄の川の名にちなんだもので、面形をドクロに見たてたようです。
ヨーロッパでは、この属の蛾の眼を見ると不幸が来る!という迷信があるんだって!
これが、その不幸を呼び寄せるという眼じゃ~!
「昆虫採集の魅惑」という本を読んだ時に「メンガタスズメ」はペルーのアンデス山中が原産で、ジャガイモの栽培とともに世界中に広がった・・・と書いてありました。
これは人間が好んでいる植物とともに、そこに付いていた(それを食草としていた)卵や幼虫が広がったという意味だよね?
「クロメンガタスズメ」の分布を調べると、日本以外では台湾、中国、マレー、インド。
片や「メンガタスズメ」の分布は朝鮮、台湾、中国、マレーと書いてあって、どちらにも南米のことは何も書いてないけどどうしてかなあ? まあいっか!
悲しそうな眼をしていますねー!
返信削除ここ数年、この蛾を時々見かけるけど、やはり「メンガタスズメ」じゃなくて「クロメンガタスズメ」が圧倒的に多い感じですよね。メンガタスズメってホントにいるのかなぁ?なんて思ってしまうのだ。
返信削除そっかぁ、悲しそうな目かぁ~。う~ん、そんな風にも見えるかな。
でも正面から見ると意外と目と触角のつり合いがカッコいいですよ。なのに上から見ると、どうしても笑えてきてしまうのであります。
そしてこの蛾のスゴイところを一つ。数日間、ピクリとも動かないのです。なんとずっと同じ場所で同じ方向を向いていることがある。これってほんとビックリ。そしてある日突然、どこかに姿をくらませてしまうのです。