いるとしたらそれはチト勘ちがい!
浜松では新盆(7/13~15)の頃には鳴き出すのでニイニイゼミと、どっこいどっこいのセミとしてはかなり早い時期に発生するセミなんです。
でも、私の頭の中でも「ひぐらし=残暑」というイメージがあったので、気になって調べてみたらようやく謎が・・・俳句の季語では、ひぐらし(蜩)=秋 なのですね~。
ひぐらしや 重り見ゆる 木々の幹 <高浜虚子>
名前の由来は、夕方の日暮れ時に鳴くことから付けられたようですが、初秋というイメージはその、もの悲しい鳴き声に暑さをしのぐだとか、安らぎを覚える・・・などが含まれているようだね~。
蛇足ながら、葉室麟の「蜩ノ記」はお勧めの本です。ぜひ図書館で借りて来てね!
・・・ということで、今回は文学調で迫ってみました。それにしても素敵な鳴き声じゃ!
では私も文学調に「カナカナカナ・・・・初めは強く、でも角張らなくてネルのように柔らかい響き、そして、ディミヌエンドで夕暮れのふところにすっと隠れるように消えていく、あの切ない声」こんな風に河合雅雄が表現していました。うん?河合雅雄って文学者?いや、童話も書くけどサルの専門家。「アフリカのセミは騒音でしかない。日本のセミは皆が音楽家である。」とも言っていたのだ。さすがサル学者。
返信削除そう言えば外国人には虫の声は雑音にしか聞こえない!・・・って、どこかの本に書いてあったなあ! 今度そのあたりをクイズにしてみよっと!
返信削除そう、虫の音をめでる文化ってもしかして日本独特かもね。もし雑音にしか聞こえないのであれば、諸外国には虫の声に対する擬声音なんてない?どうなんでしょね。
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