学力テスト Vol.378-4 その解答 エナガー1 ~ かわい~い!の代名詞 ~

 エナガ ~ かわい~い!の代名詞 ~

全長は14㎝
この数字だけで想像すると、スズメと変わらないくらいの大きさ


だけど、尾が約8㎝と体長の半分以上を占めているので、胴体だけだったらキクイタダキやヒガラと変わらない日本最小クラス。それは体重で比較するとよくわかります。

体重は500円硬貨とほぼ同じくらいの7g・・・500玉を手のひらに乗せて目をつぶり、エナガの重さを想像してみて下さい。

参考までに、キクイタダキは体長/体重が10㎝/5g(100円硬貨が4.8g)、ヒガラだと10.5㎝/8g、似たような大きさのメジロは体長が12㎝なのに体重は11gもあります。

学名は「Aegithalos caudatus 」で、意味は「長い尾のシジュウカラ」
え  英名だと「Long-tailed Tit」で学名と同じです。※ちなみに「Tits」というのは全然違う意味なので、お間違えなきように。

こちらは巣立ちしたばかりのエナガの赤ちゃん

まぶたが赤くて、顔全体が黒っぽいので見分けられます。

まだ巣から出て2日目

見るもの聞くもの、新鮮なものばかりの世界に興味津々!

エナガはユーラシア大陸の北部から中部にかけて広く分布しているおなじみの鳥。
ようやく念願が叶って、そんな彼らのヒナの巣立ち直後を見ることができました。
それはまた次回のお楽しみ!










学力テスト Vol.378-3 その解答 コシャクシギ ~ スリー・ホイッスラー ~

 コシャクシギ ~ スリー・ホイッスラー ~

コシャク君の頭かきは「直接法」

学名は「Numenius minutus 」
意味は「小さいダイシャクシギ」です。

ダイシャクシギとチュウシャクシギ

全長はコシャク:30㎝、チュウシャク:40㎝、ダイシャク:60㎝…という訳で、コシャクシギはダイシャクシギのちょうど半分のサイズ!

休耕田で餌探し・・・おっ、ガの幼虫を発見!

いっただきま~す!

ここには4羽が休息していました。

例年、遠州地方では1~2羽が飛来しています。
なのに今年の4月中旬に愛知県で、なんと40羽を超える大群が通過!! これは東海地方の過去の記録を振り返っても最高の数値だと思われます。

主としてシベリア地方で繁殖し、冬はニューギニアやオーストラリアで越冬、日本では春と秋に数少ない旅鳥として渡来するのです。

国内で「稀な珍鳥」と言われる所以は、日本が渡りのコースから外れていることが主要因で、世界的に見れば普通種の部類なんだそうな。

無事に繁殖地に着いたのかな?

コシャクシギに詳しい友人は今回の40羽+の群れに遭遇! その時に初めて声を聞いたそうですが、チュウシャクシギに似た声で「ホイ・ピピピ」と、ピピピは3回だったそうな!・・・てことで別名を「スリー・ホイッスラー」と命名しようかなっ!?!?

※ チュウシャクシギは「ホイ・ピピピピ~」と鳴くことから、別名を「セブン・ホイッスラー」と言われています。











学力テスト Vol.378-2 その解答 コサギ ~ 白鷺はなぜ白い? ~

コサギ ~ 白鷺はなぜ白い? ~ 

Vサインをしているコサギ君は「直接頭かき」

冬羽には頭の冠羽はなく、胸や背中の飾り羽根も目立ちません。

ジャジャ~~ン!!
夏羽になるとこんなふうに「婚姻色」になります。 

①眼先が赤っぽく ②趾(足指)が赤茶色に・・・このように羽がないところが変化するのです。婚姻色はホンの短期間のようで、長くてもせいぜい2週間ほどです。

冬羽と比べてみて下さい。

夏羽になると胸と背中に飾り羽が出てきますが、背中の飾り羽をよ~く注意して観察するとダイサギやチュウサギと異なり、上方にカールしているのがわかります。

さらに冠羽として長い2本が!

さてさて、本題。チコちゃんの質問じゃないけど「サギっていうのはみんな白いでしょ? どうして白いの?」って、質問に答えられますか?

鳥のことを少々わかってくると、ビギナーが「あっシラサギだ~!」と言うと、すかさず「シラサギと言う鳥はいません。あれはコサギと言う名前! 他にチュウサギやダイサギなど大・中・小がいます!」と、解説して「へ~、アンタってすごいね~」と羨望の眼で見られることに「いやいや、そんなこたありません」と言いながらも、内心では「デヘヘ・・・」。

でも、「サギってなぜ白いの?」と言う質問をされたら・・・グワ~ン、さあ、どうする?

或る日の我が家の前の川、15羽での餌探しです。

この写真が「なぜ白い?」の答えなのです。

ある実験で田んぼの一角にスーパーの白いレジ袋に詰め物をして、棒で長い首と足をつけて、立てておくと、その付近にシラサギが集まって来たんだとか! 要するに白い色は仲間を集める働きがあるのです。
何故かというと、大勢で探した方が効率よく餌が獲れるという事なのです。
                    参考:「鳥の雑学がよ~くわかる本」柴田佳秀著より。

他には、白い色の方が餌となる魚や両生類、虫などから見た場合に空の色と同化して分かりにくい・・・すなわち、相手からの警戒心が薄くなって、狩りに有利になるから!と言う説もあります。

この2つの説をさりげなく説明すれば、あなたの評価はさらに上がること間違いなし! 
ただし、決して自慢げにとか偉そうに・・・という態度ではいけませんぞ! 
さりげなくさりげなく、ひたすら謙虚に・・・が、基本です! 

自然界では白い鳥と言うのは、かなり目立つ存在ですよね! それがこんな理由で白いなんて、ホントに見事な進化です!!











学力テスト Vol.378-1 ~ 頭かきシリーズ その24~

 初夏はトンボが真っ盛り!!

ハッチョウトンボ ♀成熟

ハッチョウトンボ ♂成熟

左の♂はまだ赤くない若者です! 
なのにもう成熟♀を口説き落としに成功!

ハッチョウトンボは1円玉(直径は20mm)に、すっぽりと入ってしまうほどの日本最小サイズで、世界的にも最小クラスのトンボなのです。

さてさて本題、次の3種類の「鳥の名前」と「頭かき」の方法をセットで答えてください。

頭かきの方法 1:直接頭かき 2:間接頭かき

A

B

C









学力テスト Vol.377-4 その解答 キビタキ ~ 私ってキレイ? ~

 キビタキ ~ 私ってキレイ? ~


いきなり、女性から面と向かって突然「私ってキレイ?」とか「私、カワイイ?」って、前置きなしに聞かれたらどうしますか?!

そんな時は「えっ、え~~っ!」とか「な・なに?いきなりどうした?熱あるの?」などと、決してドギマギしてはなりませぬ! 

普段から「もっちろんだよ~っ! 君ほどの人なんて、どこにもいるわけないじゃん!」とか「ん? 何でそんなこと聞くの? カワユイに決まってんじゃん! べた惚れさ~!!」という言葉が、いつも とっさにさりげなく出せるように、引き出しの入り口に、しかも最前列にしまっておきましょう! 

そうです! 女性はそんなアナタの言葉をいつも待っているのです! だからここは素直な気持ちになって褒めてあげましょう! 

決して「そ・そ・そんなこと急に言われたって~」などと、本音をポロっと出したり、「(ギクッ!)ダ・ダ・ダイジョウブだよ~」などと訳のわからない反応したり、慌てて噛んだりしてはいけませんぞっ!

いつもキビタキのような美しいものばかり見ていると、美意識が麻痺してしまうので、くれぐれもこんなふうに生活上でトラブルになりませぬように・・・。


「森のピッコロ奏者」とか「森のナルシスト」とか言われる「キビタキ」君

キビタキの学名は「Ficedula narcissina 」


英名でも「Narcissus Flycatcher」。どちらにも「ナルキッシナ」とか「ナルキッソス」という似たような言葉が使われていて、これは「ナルシスト」にもつながる言葉なのです。


「Narcissus」は水仙の英名です。


「キビタキ」君は林の薄暗がりの中を好む性格ですが、このような写真を見ると、まるで林の薄暗がりの中に咲いている一輪の水仙って感じですネ!


私の場合、水仙と言ったら まず思い出すのは、別の英名の「Daffodils」。 

The Brothers Four の「Seven Daffodils」という曲ですね~! 今、聞き直してもウットリするようなフォークソングの名曲です (1964年)


♪ 僕には豪華な家も土地も無い。お金も無いけれど千もの丘に降り注ぐ朝を見せることが出来る。そしてキスと7つの水仙を君にあげよう ♪


男子が聞いても照れくさくなるようなこんな歌詞でも、当時の女の子だったらウットリとしてくれたのでしょう。

昭和の3K(高学歴、高収入、高身長)がもてはやされた時代でも、こんな口説き文句で通用したことがあったんだろうけど、きっと今じゃ通用しないんだろうな~っ!


こちらが♀ 
「地味」じゃなくて「控えめでシック」といいましょう。

そして、美男美女から産まれたヒナはこんな感じ。
このヒナがこれから大変身するのです!

まだ、頭が灰色なのは1年目の若鳥 (1st S)

第1回夏というのは孵化して1~2ヶ月後にやってくる夏のことではなく、生まれて1年後にやってくる夏のことです。
すなわち、この個体は前年生まれで今年になって幼羽から夏羽に変わった2年目の若者ということです。ああ、ややこしい~

或る日のこと、TVを見ていた同居人から「IKKOさんのスッピンの肌がすっごくキレイなんだってさ!だから見てみ~」と言われ、さほど興味はなかったけど、ネットで検索してみました。彼は「ヤクルトとパイナップルジュースのミックスジュース」を愛飲しているんだそうな! おおっ 確かに肌がツヤツヤだね~

それよりも興味を持ったのが「日々の化粧に3時間」という話。ウムム、努力すれば報わる!!・・だよね~!

同居人はコロナのせいで外出時はマスクをしなくちゃいけないことに関して、「化粧をしなくていいから、スッゲ~らくちん!」とマスクの着用を前向きに受け止めております。

もともと化粧台の前に座っているのが超短時間なので、「ナルシスト(自己陶酔者)」の要素は1ミクロンも持ち合わせていないお方。

こんな人だから「キビタキ」君の写真を見せても、「ふ~ん、けっこうキレイじゃん」と言ったきりで、それ以上はまったく反応なしで、大福をパクついてました。

美しい成鳥になるには約3年ほどかな? 

キビタキ君の場合は何の小細工をせずに、あのようになってしまうんだから、IKKOさんが知ったら「私の日々の3時間の努力は何なのさ~~!!グギギギギギ~~・・・」と激怒するかも!! 

イヤイヤそんなことはありませんよ! IKKOさんは見事に女性たちに「もしかして、私でも美しくなれる! 多分なれる!! いや、きっとなれる!!! イヤイヤ絶対になれる~!!!!」という夢を抱かせてくれてるじゃ、ありませんか!! ・・・IKKOさん、アンタはえらい!

大事なものを忘れるところだったわい!

キビタキちゃんは「間接頭かき」

シャッタースピードが遅くてピンボケですが、羽の後ろ側から足が出ています。
せめて3秒くらいやってくれたらよかったんだけどね。2掻きしただけでしたが、辛うじて撮れたことにします。

























学力テスト Vol.377-3 その解答 チュウシャクシギ ~ 食べ方にも性格が ~

 チュウシャクシギ ~ 食べ方にも性格が ~

シャクシギ類は大・中・小と、その他ホウロクやハリモモなどがいますが、その大・中・小のシャクシギ3兄弟の中で、最も数多く飛来するが今回の「チュウシャクシギ」君。

多い時は、100羽以上の群れ

上が前回登場の「ダイシャクシギ」君。

シャク(杓)の長さの比較ができるよう、再登場してもらいました。チュウシャク君の嘴はだいたい頭の3倍くらいの長さです。


単独でいても、くっきりとした白い眉斑&黒褐色で太い側頭線で見分けは簡単です
・・・よね?

彼は「直接頭かき」
水の中での動作だと、まるで洗髪しているようです。

さてさて、チュウシャク君の大・大・大好物はカニ! 
その食べ方について「足を取ってから胴体を食べる」とか「足は食べない」とか、いろいろなことが書いてあるので、ホントのところはどうなのかな?という疑問を常々もっていました。今シーズンはそのあたりを注意しながら観察・・・ということで、その詳細をどうぞ!

かなり大物のカニをゲット~! 
こうなると、もうカニに逃れるチャンスはまったくありません。

足の付け根を咥えて、ブンブンと左右に振り回します。

強烈に振り回すので、これでは爪も取れてしまいそう

こんな作業を5分ほど続けていました。ここまでは定石通り。

おっとと~、まだ足がいっぱい付いているのに・・・

もう、めんどくさくなったのか? 飲み込もうとしています。
おいおい、まだ足もいっぱい付いてるし、そんなに大きいの大丈夫かい?!?!

うわわわ~~、一気に飲み込んでしまいました!! 
カニの足は先端だってけっこう尖っているし、喉を傷めたりしないのかなあ?

とうとう飲み込んでしまいました。
ホントに喉につっかえてないのかな? 
しばらくこのままでジッとしていたけど、どうやら大丈夫のようです。

最後には、振り落とした爪までしっかりと残さずに平らげました。お見事!

お腹も一杯になったし、ご機嫌で「ホイ・ピピピピ~」と鳴きながら飛んで行きました。




















学力テスト Vol.377-2 その解答 ヒメウ ~ おんてんばある ~ 

ヒメウ ~ おんてんばある  ~

学名は「Phalacrocorax pelagicus」 意味は「海のはげ頭のカラス」・・・これで鳥の名前を当てられるかなって?! そんなのムリムリ!!

それなら英名では「Pelagic Cormorant」で「遠洋の鵜」・・・これならだいぶ的が絞れそうです。

これがその名前の主の幼鳥です。

カワウとはだいぶ違った印象で、体長はカワウの82㎝に比べて73㎝と小ぶりで嘴や首も細くて華奢な感じ・・・そんなところから「ヒメウ」と名付けられました。

こちらは「カワウ」

ヒメウ君は「直接頭かき」

成鳥に比べて警戒心が薄いので、幼鳥はたまにこんなふうに大接近で撮れることも。

魚を捕まえました!

魚類に詳しい友人に聞いたら、咥えているのは「ゴンズイ」!! 背ビレと胸ビレに猛毒があって、刺されるとものすご~く危険!!・・・という魚なのに、へっちゃらで「鵜呑み」してしまいました。

「ヒメ」という言葉には華奢とかお上品、可愛いなどのイメージがあるけど、それは名ばかりの、かなりのやんちゃでおてんば娘って感じです。
そう言えば最近読んだ時代小説に「おんてんばある」という言葉が出てきました。オランダ語で「お転婆」という意味です。

成鳥の冬羽 
よく見れば青や紫の光沢があります。

このように美しい夏羽に換羽中 3/5撮影

ウの仲間なので潜った後は羽を拡げて乾かします。
ウの仲間はカモなどに比べて尾脂腺が未発達なので、羽が濡れてしまうのでいちいち乾かさなきゃならないのです・・・が、逆に言うと脂分は潜水には邪魔な存在なので、わざと未発達にしているのです。

発進!!

目の周りが赤くなったら夏羽への変身は完了です。

一張羅にめかしこんだら、彼女に向かって一目散! さて、どんな可愛い子をゲットできるでしょうか?

ヒメウは主に北海道や九州の限られた地域で繁殖するので、4月末には、いなくなってしまいます。