コサギ ~ 白鷺はなぜ白い? ~
Vサインをしているコサギ君は「直接頭かき」
冬羽には頭の冠羽はなく、胸や背中の飾り羽根も目立ちません。
ジャジャ~~ン!!
夏羽になるとこんなふうに「婚姻色」になります。
①眼先が赤っぽく ②趾(足指)が赤茶色に・・・このように羽がないところが変化するのです。婚姻色はホンの短期間のようで、長くてもせいぜい2週間ほどです。
冬羽と比べてみて下さい。
夏羽になると胸と背中に飾り羽が出てきますが、背中の飾り羽をよ~く注意して観察するとダイサギやチュウサギと異なり、上方にカールしているのがわかります。
さらに冠羽として長い2本が!
さてさて、本題。チコちゃんの質問じゃないけど「サギっていうのはみんな白いでしょ? どうして白いの?」って、質問に答えられますか?
鳥のことを少々わかってくると、ビギナーが「あっシラサギだ~!」と言うと、すかさず「シラサギと言う鳥はいません。あれはコサギと言う名前! 他にチュウサギやダイサギなど大・中・小がいます!」と、解説して「へ~、アンタってすごいね~」と羨望の眼で見られることに「いやいや、そんなこたありません」と言いながらも、内心では「デヘヘ・・・」。
でも、「サギってなぜ白いの?」と言う質問をされたら・・・グワ~ン、さあ、どうする?
或る日の我が家の前の川、15羽での餌探しです。
この写真が「なぜ白い?」の答えなのです。
ある実験で田んぼの一角にスーパーの白いレジ袋に詰め物をして、棒で長い首と足をつけて、立てておくと、その付近にシラサギが集まって来たんだとか! 要するに白い色は仲間を集める働きがあるのです。
何故かというと、大勢で探した方が効率よく餌が獲れるという事なのです。
参考:「鳥の雑学がよ~くわかる本」柴田佳秀著より。
他には、白い色の方が餌となる魚や両生類、虫などから見た場合に空の色と同化して分かりにくい・・・すなわち、相手からの警戒心が薄くなって、狩りに有利になるから!と言う説もあります。
この2つの説をさりげなく説明すれば、あなたの評価はさらに上がること間違いなし!
ただし、決して自慢げにとか偉そうに・・・という態度ではいけませんぞ!
さりげなくさりげなく、ひたすら謙虚に・・・が、基本です!
自然界では白い鳥と言うのは、かなり目立つ存在ですよね! それがこんな理由で白いなんて、ホントに見事な進化です!!
コサギの夏羽と冬羽の違いをしっかりと観察しようと改めて思いました。
返信削除眼先が赤っぽく趾(足指)が赤茶色になる婚姻色は2週間だけなんですね!なかなか会うのは難しいかも~
シラサギはなぜ白い?
白い色は仲間を集める働きがある。なるほど~
餌となる魚や両生類、虫などから見た場合に空の色と同化して分かりにくい・・空の色に見えるんですね! びっくり~
今年はコサギに限らずシラサギ類が少ない気がするんです。
婚姻色のコサギに会えたら嬉しいのですが・・・
コサギに限らず、ダイサギの目先のコバルトグリーンの個体も、気をつけていればきっと出会えますよ!
返信削除はい! 良く観察してみます!
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