学名は「Phalacrocorax pelagicus」 意味は「海のはげ頭のカラス」・・・これで鳥の名前を当てられるかなって?! そんなのムリムリ!!
それなら英名では「Pelagic
Cormorant」で「遠洋の鵜」・・・これならだいぶ的が絞れそうです。
これがその名前の主の幼鳥です。
カワウとはだいぶ違った印象で、体長はカワウの82㎝に比べて73㎝と小ぶりで嘴や首も細くて華奢な感じ・・・そんなところから「ヒメウ」と名付けられました。
こちらは「カワウ」
ヒメウ君は「直接頭かき」
成鳥に比べて警戒心が薄いので、幼鳥はたまにこんなふうに大接近で撮れることも。
魚を捕まえました!
魚類に詳しい友人に聞いたら、咥えているのは「ゴンズイ」!! 背ビレと胸ビレに猛毒があって、刺されるとものすご~く危険!!・・・という魚なのに、へっちゃらで「鵜呑み」してしまいました。
「ヒメ」という言葉には華奢とかお上品、可愛いなどのイメージがあるけど、それは名ばかりの、かなりのやんちゃでおてんば娘って感じです。
そう言えば最近読んだ時代小説に「おんてんばある」という言葉が出てきました。オランダ語で「お転婆」という意味です。
成鳥の冬羽
よく見れば青や紫の光沢があります。
このように美しい夏羽に換羽中 3/5撮影
ウの仲間なので潜った後は羽を拡げて乾かします。
ウの仲間はカモなどに比べて尾脂腺が未発達なので、羽が濡れてしまうのでいちいち乾かさなきゃならないのです・・・が、逆に言うと脂分は潜水には邪魔な存在なので、わざと未発達にしているのです。
発進!!
目の周りが赤くなったら夏羽への変身は完了です。
一張羅にめかしこんだら、彼女に向かって一目散! さて、どんな可愛い子をゲットできるでしょうか?
ヒメウは主に北海道や九州の限られた地域で繁殖するので、4月末には、いなくなってしまいます。
ヒメウは「おんてんばある」であーる!ですね(*^-^*)
返信削除青や紫の光沢、赤い目になった夏羽もかっこいい~
ヒメウの夏羽をもっと間近で撮りたいものです。
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