学力テスト Vol.377-2 その解答 ヒメウ ~ おんてんばある ~ 

ヒメウ ~ おんてんばある  ~

学名は「Phalacrocorax pelagicus 意味は「海のはげ頭のカラス」・・・これで鳥の名前を当てられるかなって?! そんなのムリムリ!!

それなら英名では「Pelagic Cormorant」で「遠洋の鵜」・・・これならだいぶ的が絞れそうです。

これがその名前の主の幼鳥です。

カワウとはだいぶ違った印象で、体長はカワウの82㎝に比べて73㎝と小ぶりで嘴や首も細くて華奢な感じ・・・そんなところから「ヒメウ」と名付けられました。

こちらは「カワウ」

ヒメウ君は「直接頭かき」

成鳥に比べて警戒心が薄いので、幼鳥はたまにこんなふうに大接近で撮れることも。

魚を捕まえました!

魚類に詳しい友人に聞いたら、咥えているのは「ゴンズイ」!! 背ビレと胸ビレに猛毒があって、刺されるとものすご~く危険!!・・・という魚なのに、へっちゃらで「鵜呑み」してしまいました。

「ヒメ」という言葉には華奢とかお上品、可愛いなどのイメージがあるけど、それは名ばかりの、かなりのやんちゃでおてんば娘って感じです。
そう言えば最近読んだ時代小説に「おんてんばある」という言葉が出てきました。オランダ語で「お転婆」という意味です。

成鳥の冬羽 
よく見れば青や紫の光沢があります。

このように美しい夏羽に換羽中 3/5撮影

ウの仲間なので潜った後は羽を拡げて乾かします。
ウの仲間はカモなどに比べて尾脂腺が未発達なので、羽が濡れてしまうのでいちいち乾かさなきゃならないのです・・・が、逆に言うと脂分は潜水には邪魔な存在なので、わざと未発達にしているのです。

発進!!

目の周りが赤くなったら夏羽への変身は完了です。

一張羅にめかしこんだら、彼女に向かって一目散! さて、どんな可愛い子をゲットできるでしょうか?

ヒメウは主に北海道や九州の限られた地域で繁殖するので、4月末には、いなくなってしまいます。








2 件のコメント:

  1. ヒメウは「おんてんばある」であーる!ですね(*^-^*)
    青や紫の光沢、赤い目になった夏羽もかっこいい~

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  2. ヒメウの夏羽をもっと間近で撮りたいものです。

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