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学力テスト Vol.506-2 ジュウイチ ~ 一番おいしい毛虫 ~

ジュウイチ ~  一番おいしい毛虫  ~

ジュウイチ 幼鳥

あいや~、久しぶり~~!! 7年ぶりに会えました。鳴き声を聴くことはたまにあるけど、姿はほとんど見せてくれません。

この正面写真をクイズの問題に出そうかと思いましたが、これだと易しすぎるので却下。

対趾足(たいしそく)といって、足指は前後に2本ずつ。

拡大するとこんな感じ

対趾足には後ろの指が自在に動かせて、時には前指が3本になるようなミサゴやフクロウという種類と、指が前後2本ずつが基本形というトケン類の2通りあります。
※トケン(杜鵑)類というのはこのジュウイチ以外にカッコウ・ツツドリ・ホトトギスの4種類のことを指します。

トケン類と言えば  ① タカ類に擬態 ② 托卵 ③ 托卵する相手(仮親)の卵の色に似せて産む ④ 仮親(ジュウイチの場合は例えばコルリ)よりもはるかに2倍ほど体が大きいのに、同じサイズの卵を産む ⑤ ヒナは他の卵よりも早く生まれて、すぐに背中に他の卵を乗せて、巣の外に捨てる・・・などなど、ものすごく特殊な進化を遂げて興味津々の鳥なのです。

今回はそのような話はどこにでも書いてあるので、エサとなる毛虫の話にスポットをあててみました。

トケン類は毛虫が大・大・大の大好物!! 

まさに飲み込む瞬間!

この毛虫を調べてみました。

モンクロシャチホコ

どうやらこの幼虫のようです。8~9月頃にサクラの木などに大発生します。
成虫は翅(はね)をたたんで止まっている姿が、「鳥のフン」に擬態していることで有名です。全体的に白色〜淡い黄白色の翅をしていますが、翅の端に黒茶色の大きな斑紋があり、まるで本物の鳥のフンが木にとまっているかのように見えるのです。

モンクロシャチホコの毛虫は毒がないとのことです・・・が、何と驚くなかれ「日本の昆虫食」を食べることを趣味としている愛好家の話が載っていました。
彼らによると、このモンクロシャチホコは「一番おいしい毛虫」で、別名を「桜毛虫」といい、煎じたり炒めたりして食べると「桜餅のとても良い香りがする」のだそうな!ゲゲゲ~~です! ジュウイチ君たちもその味を充分に承知の上で食しているのかしらん?!

もちろん、トケン類は毒のある毛虫でも食べてしまいます。我々がそんな毒毛虫にちょっとでも触ったら。すぐにかゆみや痛みを覚え、ひどい時には炎症を起こしてしまいます。

そんな毒毛虫を彼らは何の躊躇もなく食べるのです。それには進化という神秘が隠されていました。
彼らは、毛虫の「毛」や「有毒な胃の内容物」をものともしない特殊な胃(毛をためてペリットとして吐き出す仕組み)を持っています。もちろん喉の構造も特殊です。

飲み込んだ毛虫の硬い毛は、鳥の胃の壁(粘膜)にチクチクと無数に刺さります。しかし、彼らの胃の粘膜は非常に厚く、剥がれやすくなっています。胃の中で毛がいっぱいになると、なんと胃の粘膜ごと毛を包み込み、ボール状のペリットにして口からペッと吐き出します。これにより、胃を傷つけることなく毛虫を消化できるというのです。

毛虫が沢山いるサクラを観察していると、あまり小鳥類がやってきません。毛虫にはあまり興味がないようです。
たまにシジュウカラが来ますが、彼らはこの毛虫を捕まえると器用に硬い毛を抜いたり、皮をむいたりして中味のおいしい部分だけを食べてしまいます。


「桜毛虫」で満腹になったらシュワッチ~と南へ旅立っていきました。










学力テスト Vol.506-1 セイタカシギ

 先日、同居人が銀行でエアコンの修理をしてくれた業者に振り込みをしようとATMで操作したのですが、何回やってもうまくいきません。

係員を呼んだら「70歳以上の方は、ATMでの振り込みは1円でもできないように設定してあります」と言われた!と憤慨しておりました。ここまで来ると老人虐待じゃ~!

※書類手続きをすれば、従来通りにATMが使えるそうです。


セイタカシギ 成鳥

シギチの渡りシーズンが真っ盛りです!セイタカシギも時折見られます。


前回このブログで取り上げたように、愛知県の一色には留鳥として30羽ほどが生息しています。もしかしたらこの成鳥はそこから、ちょっくらお出かけと飛んできたのかな? または遥か彼方のロシアの繁殖地から南へ渡っていく途中なのかな? 
どちらにせよ、浜松で長逗留することはありません。

セイタカシギ 幼鳥(今年生まれ)

幼鳥も時々見られますが、彼らが成鳥と一緒に行動することはあまりありません。北の繁殖地から南へ通過するシギチドリの群れの多くは、先に成鳥が渡って行き、2週間ほど遅れて幼鳥たちが渡って行きます。

北極圏などで夏に生まれた幼鳥は、まだ飛翔力が低く、長距離を飛ぶための体力がないため、親鳥がいなくなった後も渡りに耐えられるようなエネルギーを蓄えるために時間が必要なのです。
親は幼鳥の生育状況を見て、もう一人立ちできると判断するとさっさと先に渡って行ってしまいます。

親「あんまり、のんびりしてないでサッサと来るんだよ!そんじゃ先に行っちゃうからね~」
子供たち「ほ~い!」返事ばかりがいいのはヒトの子供と同じ。
「うるさいママがいなくなったから、ちょっと遊びに行こうぜい!」親の心 子知らずです!

置いていかれた幼鳥たちも一切慌てることはありません。彼らにとって初めの長距離旅行でも問題なく渡っていける能力を生まれながらに持っているのです。
それには太陽、星、地磁気、地形などを手掛かりにしているのは無論のこと。

また、親子が一緒に多数で渡ると大量のエサが必要になって、奪い合うということになってしまいます。そんな共倒れを避けるために渡る時期をずらしているとも考えられているのです。

さて本題。
この鳥の  ①名前 と ②足指の形 を答えて下さい。






足指の形
「鳥のフィールドサイン  観察ガイド」より 箕輪義隆