オオバン その3 ~ 驚異の成長スピード ~
この子たちが産まれたのは、この写真からホンの4~5日前
オオバンのヒナは「早成性」といって、生まれてすぐに自分で歩いたり泳げるようになります。
まだ羽らしきものが見えません。
あとどのくらいで生えてくるのかな?
最初にヒナを確認した初日には確かに5羽カウントしたのですが、3日後に行ってみると、1羽足りません。
親が大興奮して水の中をバシャバシャと足で叩いています! ヘビでも来たのかな?
ライギョ(カムルチー)
足元にもこんなのが泳いでた!・・・ゲゲ~、まるでマムシのようなキモい模様です!
写真の個体は30㎝ほどでしたが、大きくなると80㎝ほどにもなります。
朝鮮半島や中国では昔から淡白な白身魚として食されていて、日本でも食用になるのでは?と期待されて、1920年代に朝鮮半島から移入されてきた外来種です。
ただ、日本では人気が出なくて、現在でも市場に出回ることはないようです。
ライギョは肉食なので、鳥のヒナも狙われてしまいます。もしかしたら行方不明の1羽はこのライギョ? はたまたカラスやアオサギの犠牲になったのでしょうか?
親からもらったエサを取りっこしています。
弟(左)「ヤダヤダ~、これはオイラが貰ったんだい!」
姉(右)「アンタさっきも食べたじゃん!だからこれはアタイのなのっ!アタイの方が偉いんだから、アタイのもんなの キー ~!」と実力行使です!
母親「もう~っ! いつもいつもケンカばっかし! やめなさいってば!!」
母親は怒ってどこかへ行ってしまいました。
子供たちが集まってヒソヒソと密談。
「カアチャンを怒らせたら怖そう~」
そういや、トウチャンも「アイツを怒らせたら絶対ダメだぞ~!富士山の噴火なんてもんじゃないからなっ!」 って言ってたっけ!
「頑固だから、しばらくエサを持って来てくれなくなっちゃうぞ~ 家出されちゃったらどうしよう」
「それだと困っちゃうから、ここは仲直りするふりでもしよっか?」
「そだね~」
よく観察していると、ヒナは親がエサを持ってくると首を傾けます。
どのヒナもやっています。
ん?このポーズってどこかで見た覚えが・・・。
思い出した! ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケートで銅メダルを取った中井亜美ちゃんがフィニッシュした時の「首かしげポーズ」に似てる!
あの時の彼女の可愛いポーズは「ちょっとミスしちゃったけど、もしかしたら銅メダルがもらえるかな?」と思って自然と出た仕草なんだそうな。
もしやヒナは意識してこんな「おねだりのポーズ」を取っているのかな?と思って調べてみました・・・すると、見つけた~!
オオバンではヒナごとの競争が激しく、この首をかしげるポーズは主に「給餌刺激」を強めるためのアピール行動・・・とありました。
首の動きが大きいヒナほど親の反応を引いてエサがもらえる確率が高くなるのだそうな!
チビちゃんなのに、こんな習性まで身につけているとは・・・!
これは生後20日ほど経った時のヒナ。
生後間もなくのヒナとは全く別物に成長しました!
ここまでは無事に4羽とも元気に育っていました。頭部の赤い皮膚の色もすっかり消えて、金髪や赤毛も少なくなり羽毛も生えてきました。
ここまで20日間じっくりと成長過程を観察できましたが、成長スピードの速いことといったら唖然とするばかり!
こちらはおととしの写真ですが、推定では生後30日ほどのようです。
ヒトの子も同じだけど、やっぱり生まれたての頃の可愛さは格別ですね!
また来年も元気なヒナたちが育ちますように!