似てるけど、こちらは害虫

ヘリグロテントウノミハムシ』という「アカホシテントウ」によく似てるのがいるけど、こちらはヒイラギやネズミモチの葉を食べる害虫。

「ノミハムシ」という名前の由来は、身の危険が迫ると蚤のようにピョ~ンと跳ねて逃げるからなんだって。この大きさは4mmくらい。



すっごくよく似てるけど、よ~く見るとこちらは触角が長いので識別可能です。


テントウムシの体液には、野鳥が嫌うアルカロイドという成分が含まれているため、天敵の野鳥からは敬遠されています。だから、このハムシはテントウムシに擬態して野鳥からの被害を逃れているのじゃないのかな?


これは色が変化したものですが、なんと翅がスケルトンでまるで別種のよう!

里山のヒイラギも、このハムシに葉っぱを食べられていますぞ!
前述の「アカホシテントウ」とセットで覚えておきましょう。間違えてもこちらのお方に「いつもカイガラムシを食べてくれてありがと、お疲れさま~」なんて言ってはいけません!

もっとも益虫とか害虫ってのは人の都合で勝手に分類してるんだけどね・・・虫たちにはそんな自覚はトンとありゃしませぬ。

0 件のコメント:

コメントを投稿