だって最近は結婚式や葬式の引き出物、お中元や歳暮に使われるのは、鰹節を削ってパックに入れてあるヤツだもんね~ おっともっと値段が高けりゃ鰹節のままでくるか!
だから鰹節の姿を知ってる若者なんていないんじゃない?
我々がご幼少のころはよく「ハイお前!ご飯の支度をするからその前に鰹節を削っとくれ~ 今日はダシ粉じゃないからさっ!鰹節だよ鰹節~!」とか、正月になると「雑煮にかけるのに鰹節を削ってくれ~」だのと、よく言われて削りましたっけ!
それが今じゃパックに入ったのを口を切ってかけるだけ!あれじゃ大きさにもバラツキがないし、部屋に削った時のいい匂いがこもらないし、まるで情緒というもんがなくなっちまったね~
さて本題、このゾウムシはその「鰹節」に似ているからと付けられたらしいけど、そう思う?
鰹節ってこんなキレイな色してたっけ? 個人的にはこのネーミングは、ユーモアも感じられて大好きですけどね!
新鮮な個体は橙赤色の粉で覆われています。
この粉は羽化から時間が経つと、こんなふうに取れてしまいます。
これじゃ鰹節とは呼べないね~
バッタリ『ゴマダラオトシブミ』君と遭遇。どちらもおとなしい性格なので譲り合ってしばらく動きませんでした。 イタドリの真上にクリの木があるのでこんなこともあるのです。
鰹節って意外と削るの難しいんだよねぇ。赤身のところを逆方向から削るとボロボロになったりして・・。ちっちゃな鰹節の塊をおやつ代わりにしゃぶっていたこともあったっけ。えっ?そんな品のないことはしません?いや、結構おいしいのです、これが。一度やってみたらいかが?鰹節削って出た粉末の部分。ここもおいしい。ちょっと醤油をかけてそのままアツアツのご飯に・・。とにかく残すとこ何もなかったような気がする。
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