kunichanの投稿「シバグリ」でクリシギゾウムシが話題にのぼったので満を持して登場!
まずは単純な疑問でシギゾウムシのシギって何ぞや?って思ったでしょ?
これは干潟などで見られる嘴(くちばし)の長~い鳥の仲間のことでやんす。
『クリシギゾウムシ』はクチバシが下方向に曲がっているので、シギに例えたらさしずめ「ダイシャクシギ」あたりかな? ダイシャクシギは図鑑で調べてね。
そのシギゾウムシというのはゾウムシの中でも特に細長い吻(ふん)または口吻(こうふん)を持つ仲間のことです。
ワンポイントレッスン:ゾウムシなどの口は「吻または口吻」といいます・・・これは昆虫の世界ではよく出てくる単語だから覚えておいてちょ!
この長い吻を使って木の実などに孔(こう、すなわち穴のこと)をあけるけど、これは産卵のため。
だからクリ栽培農家からは最も嫌われている害虫っす! だって、このゾウムシに大事なクリへ産卵されたらクリを食べられちゃって商売上がったりだもんね~
このクリシギちゃんの吻の長さは、手持ちの資料によると6.8mmで体長より長い!かな?
どう?カッコいいっしょ! 自分の身長と同じ長さの口を持っているってのを想像してみてね!
クリの葉っぱが目の高さにあったらよ~く注意してみてね!見つかるかもしんないからさっ!
私たちにとってはとってもカワユクてもクリ農家にしてみればとんでもない害虫ですよね。うまくいかないもんですネ。でも里山ではほとんどの栗はほったらかしだからクリシギゾウムシにとっては天国ですよねぇ。
返信削除クリシギちゃんに会ってみたくなりました。可愛いですね。
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