チゴハヤブサ ~ トンボの天敵 ~
アキアカネ
秋の空が最もよく似合う赤トンボ
ウスバキトンボ
7月の盆の頃から見ることが多くなり、別名を「盆トンボ」とか「精霊トンボ」
ギンヤンマ
トンボの中でも飛翔力を誇るヤンマの代表種。
秋の空を翔んでいるメインのトンボはほぼこの3種ですが、今回はこのトンボたちが主役という訳ではありません。
今回の主役はこちら、漢字では「稚児隼」
もちろん稚児というのは、ハヤブサに比較して小さいという意味です。
幼鳥です。
虹彩が暗褐色なので一見すると可愛い顔に見えますが、そこは猛禽類。
こちらの幼鳥は、すでにトンボを捕まえています。
もちろん小鳥類が主食ですが、チゴ君の大好物はトンボなどの昆虫類。
そんなに食べ応えがあるとも思えないので、デザート程度かな?
こちらでもトンボをゲット。
拡大すると・・・しっかりとギンヤンマを握りしめています。
トンボたちも虫を探して秋の空をのんびりと翔んでいると、その上空からこんな悪魔が
襲ってくるのです!
鳥類ではツバメやアマツバメなども追いかけて捕えたりするそうな。
そして、昼行性と考えられている猛禽類なのに、何と薄暮の中でコウモリも獲るんだとか!
その捕獲の成功率は100%なんだとか!
コウモリを捕食するものとしては、ハヤブサも含まれるとのこと。
タカ類に比べて、ハヤブサ類は暗所視にも適していると考えられており、ハヤブサ類の1/3が薄明かりや夜間に活動すると報告されているのです。
ハヤブサ類は高速で動くものに対応できる優れた特技を持っているのに、さらに暗いところでも狩りができるなんて、驚きもいいところ!
成鳥は下腹部が赤褐色
雌雄はほぼ同色ですが、下腹部の赤みは♂の方が濃色です。
「直接頭かき」
危うくこれを忘れるところでしたわい。
チゴ君がトンボを捕る瞬間を間近で撮れたらお赤飯なんだけど・・・いつも猛スピードについていくのが精いっぱい! 秋はいつも挑戦の日々なのです。いつか撮れるかな?
P.S.
◆ところで、ハヤブサの仲間がワシ・タカとそれほど近縁ではなく、遺伝子的にはインコ・オウムの仲間に近いってこと知ってます?
最近はDNAの研究が進んでいていろいろなことが分かってきました。
かつてはハヤブサの仲間は誰もがタカ目の仲間と思っていたのに、オウム目やスズメ目に近い、独立のハヤブサ目だということが明らかになったのです。
◆それと、今まで亜種扱いだったものが別種になったりと、いろいろ変わってきているのです。
例えばシベリアアオジやハチジョウツグミが亜種から別種に昇格したとか!
興味のある方は「日本鳥類目録 改定第8版」をご覧ください。
チゴハヤブサはトンボが大好物なんですね!
返信削除ギンヤンマ握りしめてる~\(^_^)/
頭かいてる~\(^_^)/
精悍な瞳! 暗いところの狩りも出来たり!
凄いですね!!
遺伝的にはインコに近いとは驚きですね(^^)
[日本鳥類目録改訂第8版] 見てきました!
定期的に改定、難しく大変だと思いますが
大事なことなんですね。
何時の日かトンボを捕まえる瞬間を!
fuutenhideさんの挑戦は続きますね!👊
チゴハヤブサを撮るのは秋の渡りで大きな楽しみの一つです。
返信削除なかなか思うように撮れないのが一番の魅力かな?!