スナアカネ ~ 南からのお客さま その2 ~
「赤いとんぼ」シリーズの最後を飾るのは「アカネ属」の仲間、スナアカネです。
元々は日本に生息していない外国産の飛来種。これもハネビロトンボと同じく偏西風や季節風に乗ってきたお客さまなのです。
初記録は1977年、沖縄県の宮古島。その後は各地で確認されていますが、浜松では1989年秋に、国内で2例目として発見されたとのことです。
♂は複眼の下部や、胸の一部が青くなっています。
脚も内側が黒、外側が黄色の2トーンで異国情緒たっぷり!!
♀も同じく複眼の下が青くなっています。
ちょっと変わった名前の由来は「体色が砂地の赤茶色に似ているから」という説があります。
以下の写真を見てもらえば判るけど、彼らの動きを見ていると砂地にいることが殆どなので、単純に「砂が大好きなアカネ」で、いいのではないかと思います。
浜風を避けた場所で交尾中のペアを発見!!
連結しながら「打水産卵」を始めました!
♀だけで産卵しました! 元気いっぱいの♀だね~
せっかくの産卵行動ですが、彼らは寒さに弱く冬越しができないとされています。
・・・が、2017年5月には静岡市で未熟個体が発見されていて、この場合はヤゴから生まれた可能性が高いのではないか?と言われています。
浜松では少数ですが、ほぼ毎年確認できています。
今年は暖冬との話もあるので、ぜひ来年は未熟個体を見たいものです!!
スナアカネも南からのお客様(^^)
返信削除複眼の下の青が印象的です!!
来年は未熟個体が見られるかも~ですね♬
浜松で未熟個体が見つかったら・・・・ものすごいことになります!! 知り合いのトンボ研究者たちも興味津々です。
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