ノゴマ ~ 一点豪華主義 ~
ノゴマ君の繁殖地は北海道
名前の由来は「野で囀るコマドリ」のようだということで、漢字では「野駒」と書きます。北海道の原野で囀るノゴマ君は東南アジアへの渡り途中で、静岡県や愛知県も通過します。
知り合いのバンダー(鳥をカスミ網で捕獲し、足環をつけて標識調査をする人のことです)に聞くと、かなりの数が渡っているようです。
こちらは♂
ん、んん? この地味なヤツは誰だ? これじゃさっぱりわからん!?!?
そして、こちらが♀
前から見ても、ムシクイを思わせる超々地味な・・・いやいやシックな装い
♂が正面を向けば、このド派手なメイク!!
目の周囲は真っ黒なアイシャドウ、眉斑と頬線のホワイトラインもアクセントとして活用、
そして喉の下には目の覚めるような真っ赤な日の丸弁当!! これぞ一点豪華主義のお手本。
「プチプラ」すなわち「プチプライス=値段が安いこと」という言葉があります。
これは単に値段の安いものを表す言葉ではなく、お洒落でセンスがあって、なおかつ安いものという意味なんだそうな。
分かりやすく言うと1000円で買ったアクセサリーでも、その人が付けたら高級品に見えるということかな?!?!
よく同居人が「若い娘はそれだけで魅力的なんだからアクセサリーなんて、安いものでも着こなしで映えちゃうのさ!フンッ」と自虐を込めてつぶやいているのを聞いたことがあります。
ヒョウ柄の大好きなオバちゃんたちが「どや、すっげ~だろ!」という、ド派手でキンキラキンの多分、高級品だと思われるアクセサリーをつけていても、ダサくしか見えないのとは正反対!!
一点豪華主義の代名詞と言えば、例えば超高級のローレックスをはめてスェットの上下なんていうあの筋のお方がいるとしたら、ノゴマ君はそのタイプ?
いやいや、少なくとも♀にとっては、とっても魅力的に見えるんだろうけどね。
英名も「Siberian Rubythroat」すなわち「シベリア地方に住むルビー色の喉」といいます。
水場にやってきました。しばらく辺りを警戒しています。
水に映ったリフレクションで、「うん、今日も VERY NICE!!」と我が身にうっとり!
水浴びをしていても日の丸の目立つこと!
この赤いルビーの装飾がダサく見えるか、素敵に見えるかはあなたの感性次第・・・と言われたら、さてどう答える?
シックな羽色には目立ち過ぎるかな~とも思えますが(^^;
返信削除いやいや なかなかカッコ良いです\(^_^)/
[ルビー色の喉] が きっとノゴマ君の自信の源!♬
写真の対象としては、かなりの人気者なのです。
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