学力テスト Vol.339-5 その解答 ダイゼン

 ダイゼン

何か、歴史を感じさせるような、チト不思議な名前だと思いません?

調べてみると、あながち間違いではありませんでした。律令制(飛鳥時代~)の頃の役所名である「大膳職(だいぜんしき)」から取ったもので、大膳職とは宮中の饗宴(宴会)の食事を担当する役所名。

ダイゼンの冬羽。コチドリの2倍ほどもある大型のチドリです。

また、「大膳」とは宮廷の宴会料理のことで、きっとこの鳥が美味とされていたのでしょう。それにしても、当時は弓矢しかなかっただろうに、シギチを弓矢で獲れてしまうとは・・きっと今よりもメチャクチャ数多くいたんだろうなぁ。

戦国時代の頃からは武士の間で律令制の官職名や役所名を略したり、官職の等級を名乗ることが流行しました。「○○大膳などという名前がそれです。

じゃあ、あの鞍馬天狗の本名である「倉田典膳」の「典膳」というのは、もしかしてその類いかな?・・・ということで、またしても調べてみると・・・あったあった、天皇の食事のことを つかさどった内膳司(うちのかしわでのつかさ)の次官のことらしい。
ネットって何でも書いてあって、すっごく便利~~!!

おっと、いきなりスクランブル~!

スト~ップ~! 着陸成功~!!

夏羽は白黒の2トーンで、スッキリとした美麗種です。

「名字由来net」というのがあって、名前のことをいろいろ調べることができます。
そこで「大膳」を検索してみると、いるいる・・・全国で約110人 全国順位でも29,466位
でした。「大膳職」の官命が由来で広島県に多いとのことです。

ついでに自分の名前を調べてみると、全国で約83,000人、順位は267位。フ~ン、結構いるもんだわい! 
ちなみに日本人の順位 No.1の佐藤さんは およそ1,862,000人でした。

どう? 自分の名前も調べてみる?
おっと、またしてもネットサーフィンの波に乗りすぎちゃったい! 

さらについでの話で、鳥屋には自分の生活周辺に鳥の名前を付ける習性があります。
例えば車のナンバーを語呂合わせで。
車は新車登録する時に少々余分なお金を払えば希望のナンバーがもらえます。

「8823」はハヤブサ。このナンバーを付けた人はかなりいます。私が知ってるだけでも、遠州地方に限定しても ヒーフーミー・・・5人以上と一番人気!! 

では「348」は? このナンバーを付けた車はさすがに見たことがありません。鳥に興味がない一般的な人が聞くと、この名前から入れ歯を連想しちゃうからなのかな?

・・・ということで、鳥屋は当然ながら自分の子供にも鳥の名前を付けます。「隼」、「隼人」、「鷹司」、「飛鳥」、「千鶴」、「つぐみ」etc. 
だから「だいぜん」という名前を付ける人がいても不思議ではありません。

我が家はどうなってるかって? 興味あるの? じゃあ、教えるけど私しゃ、鳥の名前を付けるなんて、そんな無粋なことはしません。

お名前博士の佐久間英先生の本を買ってきて熟読し、1.覚えやすい 2.呼びやすい 3.読みやすい という事を念頭に愛情をもって名付けるべし! ・・・という教えを守って、自分でじっくりと考え抜いて付けました。
子供たちも気に入っているとのことです。見知らぬ誰かが付けてくれた名前ではなくて、やっぱり親が付けなくちゃね~!! デヘッ!





2 件のコメント:

  1. 以前に植田にいるムナグロを見た事があるのですが
    ダイゼンとムナグロの夏羽って似ていますね。
    「大膳」って宮廷の宴会料理!!美味しい鳥だったんですね~
    鞍馬天狗「倉田典膳」の「典膳」の職業。
    車のナンバーにハヤブサはあってもサシバはな~い。
    などなど・・楽しいお話が一杯!(^^)!
    そして、愛妻家fuutenhideさんは良きお父さんでもあり~!(^^)!

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  2. 愛妻家なんて言う言葉を聞くと、同居人が「ん?んん? どこがじゃ~!誰がじゃ~~!!!!!!」と反応することでしょう!

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