学力テスト Vol.341-2 その解答 ムナグロ

ムナグロ

以前に登場した「ダイゼン」君とよく似ています。 

英名を「Pacific  Golden Plover」といいます。

「Plover」とはチドリのことで、文字通り夏羽の背中は金色!!
「太平洋を時計回りに旅する黄金のチドリ」という意味です。和名の「ムナグロ」よりもカッコいい~~!!

夏羽に換羽途中

若鳥かな?

ふわ~~ 眠い~~ と大あくび

大あくび? それもその筈、シギチドリ類の多くは長~い旅の途中です。これからまだシベリアを目指して飛んで行かねばなりません。日本には2~3週間ほど滞在するようです。

よって、シギチの夏羽が見られる時期はホンの短期間。だから夏羽のきれいなシギチを撮影する時期は寝る暇なんてありゃしません。こちらも、ふわ~・・・なんちゃって!
やっぱり夏鳥のカラフルな方が魅力があるもんね~

ということで、改めて日本にいる鳥の区分のおさらい。
①「留鳥」または「漂鳥」として国内に一年中、生息しているもの
②「夏鳥」として春に日本に繁殖のために渡って来るもの
③「冬鳥」として、繁殖地から日本に越冬に来るもの
④「旅鳥」シギチのように旅の途中で日本に立ち寄るもの

          
これはご存知「ツグミ」君 
遅いものは5月初旬まで国内にいました。今頃は繁殖地で恋の季節の真っ最中かな?!

ツグミの全長は24cmで、翼開長は39cm

ムナグロの全長も24cmでツグミと同じです。
が、翼開長は67cmと1.7倍!! 長距離飛行用に進化しているのです。

秋の渡りの時期にはまず成鳥が通過 9/6撮影
この時期は、夏羽から冬羽に換羽途中です。

成鳥よりも遅れて幼鳥が通過します 10/23撮影

「太平洋を時計回りに渡る」・・・というのは最近の研究成果で分かってきたことで、日本の場合、春の通過記録に比べて秋に通過する個体数は、はるかに少ないのです。

その多くが、シベリアの繁殖地から太平洋の米国寄りを通過して南半球へ渡るので、時計回りに太平洋を飛ぶということなのです。
それとは別ルートで、日本を中継しながら通過する個体もいます。それが秋に見られる個体ということ。

日本を通過したら、その行く先は東南アジアの赤道付近の海岸線! 
まだまだ先は長いぞ!! ぐゎんばれ~~~!!!!!!!!

突然ですが「プチ・テスト」を。
ダイゼンを紹介した時、鳥屋には自分の生活周辺に鳥の名前を付ける習性があります。
例えば車のナンバーを語呂合わせで。車は新車登録する時に少々余分なお金を払えば希望のナンバーがもらえます。ということで「8823」はハヤブサ。このナンバーを付けた人はかなりいます・・・という話を覚えてますか?

では問題、次の番号は何という名前の語呂合わせでしょうか? 
①6491  ②3491  ③6796  ④296















4 件のコメント:

  1. 「太平洋を時計回りに旅する黄金のチドリ」ムナグロ。
    壮大な旅をしているんですね!かっこいい名前ですね!
    そういえば、ツグミはもういないですね~
    名前の語呂合わせ、覚えていますよ~「サシバはいない」(*^-^*)
    プチテスト♬ガンバリマス!
    ①ムシクイ ②サンショウクイ ③ムナグロ ④フクロウ
    よろしくお願いします。

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  2. toriotomeちゃんにとっては「プチ・テスト」なんて屁の河童!!
    楽勝に満点でした!! パチパチパチ~

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  3. バンザーイ!(^^)!

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  4. 先日、珍鳥を見にいた場所で、「8823」のナンバーを3台も見かけました! どれも私の知らない人なので、知ってる人を入れるとこれで6~7台になります。
    「348」はまだ見ていません。

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