学力テスト Vol.295-2 雑種いろいろ

Vol.295で出題した写真はどれも「F-1」だと思われます。
F-1(first filial generation)というのはメンデルの遺伝法則で雑種第一代と呼ばれるもの。

もう一度、生物の基礎知識を勉強しないと、と悩んでいたら「サイエンスビュー 生物総合資料」実教出版 という本を教えてもらいました。高校の補助教材らしいです。
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内容はカラーの図説がいっぱいでものすご~く解りやすくて、すっごくおススメ!

ん?んん?? 年寄りが今頃から勉強してどうするんじゃって? 
アンタ!私の知り合いには90歳からパソコン(スマホじゃない!)を買って、孫とメールをやり取りを始めて、これがまたすっごく楽しい~~というおババさまもおるのですぞっ!! まだまだ老後はこれからなのじゃ~!

さて、難しい話は置いといて、今回はガンカモ類の雑種についてのおさらい。
公園に行って見つけたアヒルとガチョウの違いって判りますよねっ!?!?
さすがにアヒルの写真は撮ってないので、ガンの方を解説しましょう。

ガチョウは野生のガンから、そしてアヒルは野生のカモ(マガモ)が原種です。

シナガチョウ この原種がわかるかな?

こちらはサカツラガン 
はるか昔に遠征先で撮影したお宝画像です。
このサカツラガンこそがシナガチョウの原種なのです。

シナガチョウは中国やシベリア地方で作られたもので「中国系種」、ヨーロッパにいる白いガチョウの原種はハイイロガンとのことで「ヨーロッパ系種」と呼ばれています。

こちらがハイイロガン 
1986年の撮影だから、もちろん銀塩カメラの時代のお宝画像です。

そして、最後に紹介するのが「アイガモ」・・野生のマガモとアヒルの交雑交配種。
生物学的には「マガモ」、「アヒル」、「アイガモ」はどれも『マガモ』という1品種なんだってさ! カルガモとアヒルの交配種というのもいるそうです。

こちらがアイガモのヒナ

水田に離して、雑草や害虫を食べさせる「アイガモ農法」をしているところで、2012年に浜松市内で一度だけ見かけました。

歴史的にはかなり古く、平安時代に中国からアヒルやアイガモが持ち込まれて、家禽として定着。安土桃山時代には秀吉が推奨して「アイガモ農法」が広まったんだと。

どのくらいの数が必要なのかも調べてみたら、アイガモ農法では1アールあたり1~2羽のアイガモが必要で、1ヘクタールであれば最低100羽!!

小学校の算数を忘れたあなたへ:1アールとは10m×10mで100平方メートル、1ヘクタールは100m×100mで10000平方メートル

田んぼから外に出られないように金網で囲ってあります。

アイガモはヒトによって作られた野生に存在しない交配種のため、放鳥は法律で禁止されています。あまり大きくなると、成長した稲穂を食べてしまうため小さい時しか使えないとのこと。大きくなったらどうするかって? それはアナタの想像通り・・・です!






2 件のコメント:

  1. 違いが分からなかったのですが・・
    ガチョウは野生のガンが原種
    アヒルは野生のカモ(マガモ)が原種なんですね♬
    アイガモは野生のマガモとアヒルの交雑交配種。
    鴨汁そば食べた事ありますが、鴨肉美味しかったです(*^-^*)

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  2. そば屋などで出てくるのは、イギリスで食肉用に品種改良されたチェリバレー種という「アイガモ」がほとんどなのだそうですよ。
    私は野生の「カルガモ」を食べたことがあるけど、ちょっと臭みが感じられたのを覚えています。

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