里山にはそれなりに生えている
ヤマノイモ
ご存知、おいしいとろろ芋の元ですネ
この季節、残るは写真のような塊と
地中にはそれはそれはおいしい芋があるはず。
さてこのヤマノイモ
自分を増やすための戦略を三つも持っている
なかなかの戦略家なんです。
まずは御存じ、地中の芋
こちらでその場での将来的な生息を確保
春にはそこからまた新しい芽が伸びてきます。
その次にこちら
これも近くに落ちるとそこから芽が出て増えていく
近場利用タイプなわけ。
そして最後にこちら・・・種子です。
こんな風に三つに割れます その中には・・・薄いヒラヒラが |
ほら、下のところ 丸いものがくっついているでしょ! 真ん中が少し厚くて 周りは薄っぺらい感じ これが種子 とっても薄くて軽くて 風にヒラヒラ乗って遠くに飛んでいきます これが第三の戦略 ほんと、よく考えていますねぇ~感心! |
里山のヤマノイモ 最近は盗掘はされなくなったのかな? 盗掘しても食べたくなるような超高級食材だから気持ちは分からなくもないけど・・・
返信削除最近は減っているような気もするけど、ヤマノイモ自体も減っているような気がするなぁ。ヤマノイモが減って、よって盗掘も減るという経済論理が成り立っているわけです。
削除ならば、ヤマノイモの盗掘を防ぐのはこれしかない!葉っぱが黄いろに色づく前に刈り取ってしまう。そうすればヤマノイモがどこにあるのかわからなくなるのだ。多分、盗掘者どもは、その黄色の葉っぱを目印にポイントを見つけているみたいだからネ。
ちなみに真のヤマノイモ盗掘者のお話では、「秋から冬の初めに盗るのはバカ者。年が明けて寒さが増す二月に盗るのがプロっちゅうもん。そこが一番うまい!」らしいですよん。そう言うお方は、「これだ!」というヤマノイモを秋に見つけておいて、葉を切り落とし、本人にしかわからない目印をつけておくそうな。そして二月にこっそり掘りだす。そしてしっかりと気遣いもする。ちゃんとイモの一部を残して穴を埋め戻しておくそうな。そうすればまた数年後にそこで最高のヤマノイモが盗れるっちゅうわけ。やはり何事もプロは仕事が細かいし、完ぺきなのだ。