クマゼミって・・・超普通種じゃん?

今回の「学力テストVol.63」では思わぬ回答が出たので、ちょっとおまけの話を。

まずは里山で聴けるセミの声についてまとめてみると、いっぱい鳴いている超普通種というのは①ニイニイゼミ ②クマゼミ ③アブラゼミ ④ツクツクボウシ
それよりも少し少ないというと⑤ハルゼミ ⑥ミンミンゼミ ⑦ヒグラシ
さらに少ないとなると⑧ヒメハルゼミ ・・・ってところかな?
それ以外に何かいたかなあ?マダラボケの頭では今のところ、これしか思い当りませ~ん。追加があればkunichanが教えてくれることでしょう。 それにしても8種類もいるってのはすご~い!

さてさて、昆虫少年にとっては超普通種の『クマゼミ』なんて、いくらでも捕れるのでつかまえて腹の裏側を見るなんてのは当たり前の話。

今回は先日、ご他界あそばした♀を拾ったので撮っておいたもの。こんな表側の写真ではクイズになんてならないので普段は見ることの少ない・・・というか捕まえるか、死体でしか見られないのを出題してみました・・・という訳。
クイズの解答も時々思ってもみない反応があるから面白いね~・・・ブヒッ!
でも、今回の問題は関東地方在住の方々には少々難問だったのかな?

 
永眠していたクマゼミ♀ クイズに出したのはこの裏側の写真でござる。


このクマゼミは静岡県では子供のころからなじみのセミだし、低いところにも止まって鳴くので捕まえるのも簡単!
てっきり日本中どこにでもいて、夏はどこへいっても騒々しいのかと思っていたけど、調べてみたら関東地方では、もともと三浦半島付近が北限で従来、東京でこのセミの鳴き声を聞くのはまれだったけど、近年は東京にとどまらず、埼玉県などでも鳴き声を聞いたという報告があるんだって!

これは主に公園や街路樹などへの植物の移植など人為的な原因によると考えられ、地球温暖化と直結する証拠は見つかっていない。つまり移植した時にセミの幼虫も一緒に運ばれたということらしいね。

同じ「クマゼミ族」でクマゼミに近い種類に『エゾゼミ』というのがいるけど、私しゃ長野県に行った時にしか見たことないな~ 
水窪あたりの高地へ行けばいるのかな? 声はそのあたりで聞いたことあるような、ないような・・・
もしいれば浜松市(2005年の大合併で長野県に隣接する水窪町までもが浜松市になっちゃった!)にもエゾゼミがいるってことになるじゃん!
とにかくこの里山近辺にいないことだけは確か!・・・だよね? Kunichan!



こちらが『エゾゼミ』 長野県の道の駅でひっくり返って起き上がれずにいました。



これを書いている最中も近所からクマゼミのやかましい声が聞こえてくるけど、この騒音ももうすぐ聞けなくなると思うとさびしい~~~! いくら騒音といっても、暴走族のような頭にくる人工音ではなく、あくまで自然界からの贈り物だからね!

2 件のコメント:

  1. あと浜松市内に「クラゼミ」・「ヨゼミ」という、どちらも「ベンキョウベンキョウ」って鳴くセミがいるのじゃぁ!この聞き分けは超難しい!

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  2. うっひゃ~っ!こわそうっ! そんな鳴き声を聞いたら、たちまちイロノーゼになりそう~~!

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