毒を操るチョウ

センニンソウで毒草の話が出たので、その延長。
ジャコウアゲハ』は毒を利用する、いわば毒チョウとして有名だよね!
その幼虫の食草は「ウマノスズクサ」で、これにはアリストロキア酸という毒性の強いアルカロイドが含まれていて、幼虫時代にそれを体内に取り込んで、成虫になってもその毒が継続。



成虫の腹は黒と赤のド派手な警戒色で「オラには毒があるから近寄るな~、あっち行け~、食べると死ぬぞ~!」というアピールをしておりますね~!
黒系のアゲハチョウの中では最ものんびりと飛翔をするのは、もしかしたらこの警戒色によって襲われない自信があるからかな?


ジャコウアゲハを食べた捕食者は中毒をおこし、遂には捕食したものを殆ど吐き出してしまうので、一度ジャコウアゲハを捕食して中毒を経験した捕食者は、次からはジャコウアゲハを捕食しなくなるんだって。話には聞いてるけど、そんな場面を見てみたいな~
ちなみに毒が強いチョウで有名なのは、アフリカで一番の美麗種の「ドルーリーオオアゲハ」で、1頭で猫6匹を殺せるほどの毒を持っているんだって!・・・ホンマかいな!?
ただ、その生態は今もってよく分からず、幼虫がどんな形態なのか、食餌植物が草本なのか木本なのかも全くもって解明されてはいないという謎だらけのチョウなんだって!そんな毒を食べて平気なイモムシって、もしかしたらモスラよりも強い?!
ジャコウアゲハの名前の由来? 捕まえるとジャコウのようないい匂いを出すんだってさ!まだ死体しか触ったことないから今度試してみなくっちゃ!

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