ん?んん? この地味~な鳥は誰じゃ?
胸の斑点も、バラバラとゴマをまぶしたよう
地味? 失礼な! これは「シックな装い」と表現します。
粋な色合いでしょ? そう言わせることが珍鳥の持つ重みというヤツ。
ヨーロッパではごく普通種とのことですが、日本では数年に一度だけ発見される、これぞ迷鳥なのです!
英名では「Mistle Thrush」で和名はヤドリギツグミの英名をそのまま拝借。
見たのは2月中旬なので、さえずりは聞けません・・・そこでネット検索で調べてみました。なるほどなるほど、ツグミというだけあってクロツグミによく似た音質だけど、それをもう少しスローテンポに、おっとりとした感じ。
確かに観察していても、ヒトを警戒するふうでもなく、すぐ近くまで来てミミズや昆虫などを探していました。鳴き声のおっとり感というのは、こんな行動にも見られるんだなあ!・・・と納得。
ついでに紹介するのは、よく似た風貌でちょっと小柄の「ウタツグミ」君。
ヤドリギツグミよりも、さらにさらに珍鳥です。こちらもヨーロッパからのお客様。
英名を「Song Thrush」というので、これで検索すると囀りが聴けますよ。姿は似ていても囀りはまるで別物だから!
他には「サヨナキドリ」(Nightingale)という「ヨーロッパのウグイス」と言われる鳥もいるのでいっしょに検索してみるといいね。別名でも「夜鳴きウグイス」と言います。
この鳥はNat King Coleなどが歌う「Stardust」にも登場してきますよ。
ウグイスはヨーロッパには生息していないので、日本に来た外国人がこのさえずりを聴いたら、きっと喜ぶことでしょう。
コマドリやオオルリと共に「日本の三鳴鳥」と言われるけど、これだけ美声なら、姿が地味だって全然問題ないのであ~る。
美人じゃなくたって、愛嬌があって性格が良ければ殿方から見れば、それだけで充分に魅力はあるのだから、ご心配なく・・・あれ? 話が変な方向に迂回してきたぞ!
危ないからここらでお終い。
色々な囀りを聞いてみました。
返信削除ヤドリギツグミはゆったりした声ながらいい声♪
ウタツグミ、サヨナキドリは明るく響くいい声♪
私が知っている地味なツグミの声とはまるで違います。
ウグイスはヨーロッパには生息していないのですね。
日本のウグイスの囀りが一番かな~( ◜ᴗ◝)
国産のツグミ類でまれに聴くことができるのは3月下旬~4月中旬頃、北へ帰り始める前のシロハラの囀り!
返信削除冬にシロハラが見られる公園でこの時期に気をつけていると、ちょっとクロツグミに似たさえずりを聞くことができますよ! もちろんツグミもチャンスがあります。
シロハラの囀り聞いて見たいです♪
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