地元では「大島ウサギ」
ネットには、奄美大島の地誌『南島雑話』には「大島兎」の名で登場し、「耳短くして倭の兎と異なり猫に似る」・・・と書いてありました。
40~50cmくらいだから、ちょうどネコくらいのサイズだし、真っ暗な林道ではライトの先で何か黒っぽいのがモゾモゾ動いてるって感じ。
クロウサギの写真は一枚しかないので、今回は同じ奄美の林道で撮れた別種のことをご紹介することに。
こちらは奄美大島の固有種「アマミヤマシギ」君
マングースやノネコによる影響が心配される絶滅危惧Ⅱです。
マングースはハブ対策にヒトが持ち込んで、大失敗した代表例として超有名な話!
もちろんアマミノクロウサギも危機に瀕し、沖縄本島のヤンバルクイナも危険にさられています。
過去を調べていくと、このマングース導入に関しては有名な学者が率先して取り組んだとのこと!
こんな話を聞くたびにアホな人間の影響がいかに大きいかを感じるばかり。
そしてこちらは県内で撮った「ヤマシギ」君
奄美大島以南~沖縄県内に生息する「リュウキュウコノハズク」君
サイズは20cmほどだから、手のひらを拡げたくらいのサイズ。
比較に、本土で撮った「コノハズク」君もご紹介
「コノハズク」君の柿色型で、別名は「カキコノハ」
ここで、コノハズクについてのお話を少々。
名前の由来は「木の葉のように小さいミミズク」というから、ちょっと洒落てるね!
A:コノハズク 英名はEurasian scops owl 学名はOtus scops
B:リュウキュウコノハズク 英名はRyukyu scops owl 学名はOtus elegans
かつてはBはAの亜種とされていたけど、現在では別種扱い!
確かに鳴き声が全然違うもんね~
声はネットでたくさん紹介されているので、どうぞそちらでチェックを!
それと、B種は別に下記だという説もあります。
C:セレベスコノハズク 英名はSulawesi Scops Owl 学名はOtus manadensis
※セレベスというのは、インドネシアのスラウェシ島の植民地時代の旧名称
ややこしいのはここから先の話で、日本野鳥の会ではBという名前を採用し、日本鳥類保護連盟ではCの名前を採用しているということ。
自分としては国内で生息いることを重んじて「リュウキュウコノハズク」という名前を支持したいね~
アマミノクロウサギは耳が長くないのでウサギには見えないですね~
返信削除「木の葉のように小さいミミズク」本当におしゃれな名前!
鳴き方の違いを聞いてみましたが確かに違いますね。
コノハズクは声のブッポウソウ、ウッ コッ コー
リュウキュウコノハズクは、コホッ コホッ キョッ
とありました♬
「リュウキュウコノハズク」の名の方が良いですね!
柿色のカキコノハくんもいるんですね!
タシギは見た事ありますが
「アマミヤマシギ」「ヤマシギ」似ていますね。
みんな外来生物に負けないように!
応援したいですね!!
コノハズクは富士五湖周辺でも、もうすぐ声を聞くことができます。
返信削除静岡県では多分ムリ!!