ふしぎな口のゾウムシ

里の家にはコナラがたくさんあります。そこには、この虫のことを知らなければまず気づかないだろうなあ・・・という『コナラシギゾウムシ』というゾウムシの仲間も住んでいるんです。
どうです、このみごとな口吻!「ハイイロチョッキリ」よりもスゴイっしょ! ハイイロちゃんと同じようにこの口吻でコナラのドングリにグリグリと穴をあけてそこに産卵をします。幼虫は羽化すると、このドングリを食べながら育つのです。

サイズが1cmくらいと小さいし、人目に付かないっていうので知名度がないようだけど、これでカブトムシ並みのサイズだったら子供たちの人気者になってるかも? そうじゃなくてよかった~!

資料によると、この異常に長い口吻は通常の頭部を持つ終齢幼虫がさなぎになる際、脱皮とともに突然出現して成虫と同じような形の口吻を持つさなぎになるんだってさ!ゲゲ~摩訶不思議~!

ちなみに写真の個体はコナラで見つけたので、「コナラシギゾウムシ」としたけど類似種がいるので、もしかしたら違う種類かもしれません。
虫の場合は類似種類がめっちゃ多いので写真だけで種類を決めつけるのはダメなのであ~る・・・とよく言われます。だから、もし違ってたらゴメンネ!




シギ」っていう意味が分からなかったら「ダイシャクシギ」とか「ホウロクシギ」ってのをネットで探してみてちょ・・・そうすりゃ、この虫の名前の由来がすぐにわかるから!

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