アートな変身術











最近、数回登場している『アズチグモ』が、ハチを捕食している現場にまたしても遭遇しました。


最初はハチがオミナエシで吸蜜しているのかと思ったけど、脚がだらんと垂れ下がっていて何となく様子がおかしいので、そ~っと反対側に回り込んでみました。」 すると・・・


「おおっ、犠牲者は『セイヨウミツバチ』じゃん?!ん?んん?んんん?! 捕獲者は、もしかしてアズチグモかっ?! ひぇ~!」 


「おおっ茶色のサングラスが見えた~ 間違いなく捕獲者はアズチじゃ~! うわ~、しかも「黄色型」じゃ~!!じぇじぇじぇ~」


これならよく捕獲者が見えるかな? ホントに見事にオミナエシ色をしております。犠牲者がいなけりゃ絶対に見つかりっこありませ~ん! 前回登場の「黄色斑型」よりも、さらに濃色でオミナエシの花色に近似!

オミナエシに同化して獲物を待つ! これはまさしく東南アジアに生息する、かの有名な「ハナカマキリ」の日本版じゃないっすか!


トリフン その5

里山でススキを見つけたら、まずは葉の裏を探索。きっとこんなウンチが見つかります。
ウンチの黒いかたまりじゃん!・・・と見過ごしてはいけません。サイズは5~8mmとかなり小さいのでよ~く見ないとクモに見えないかも?

夜行性なので昼間はじっとしているから見つけたらじっくりと観察してみましょ。
いつも脚を縮めて「お代官様~、おねげえでございますだ~!」と土下座をしてるようなこのスタイルでじっとしてます。


これは『クロトリノフンダマシ』といって、「シロオビトリノフンダマシ」の色彩変化しているタイプ。

「んっ、鳥のフンって白いじゃん?これって黒いじゃん!」 はい、よく気づきましたね~ 

じゃあ鳥のフンについて少々ウン蓄を!
鳥は総排泄口というところから尿とフンを一緒に出します。
消化カスのほとんどは尿で、尿酸によって白っぽくなっています。ちなみにどの鳥も大腸がものすごく短いので体内にフンをためることはなく絶えず排便しています。大腸が短い理由?それは少しでも体を軽くして飛べるように・・・という配慮から。

だから「クロトリノフンダマシ」はフンから出た未消化の種子に見えるという説もあるんだって!
これで納得したかな?

「鳥のフンって葉っぱの裏じゃなくて表に付くんじゃないのけ?」 はい、それもごもっとも!
でも細かいことは言わないの!言っちゃダメ~!・・・せっかくお洒落な名前をつけてもらったんだからさ!
確実に言えることは、これは「隠ぺい型擬態」。
アゲハチョウの仲間の幼虫たちのことを思い出してね。



これぞ名前の由来どおりの『シロオビトリノフンダマシ』 
体に鳥のフンが付いたように白をまぶしています。見事な芸術品!

これ以外の種類のトリノフンダマシが気になったら、このブログ内の「トリフン」を検索してみてね。

クモなのにカニ

このブログを訪問してくれた回数が、もうすぐ5万人だって! 感謝感謝ですね~!

こちらも『アズチグモ』ですが、その中の「黄色斑型」 というタイプ。
前回8/28に「斑紋型」というのを紹介した時に、図鑑を見たらこんなのも載っていたので、いずれは見れるのかあと思っていたら・・・すぐに見れちゃったい! ラッキー!!



白地に斑紋型もいいけど これもなかなかのお洒落な装いで
しましまソックスのアクセントもビシッと決まってます!


ヤブガラシ」というのはたくさんの虫たちが来るので、徘徊性のクモたちにとってもごちそうの宝庫ということなのでしょう。

アズチグモ「カニグモの仲間」に分類されています。
これは網を張らない徘徊性のクモで、主として待ち伏せで獲物を捕らえます。前足が長く、それを左右に張った姿が、カニを連想させることからそのような名前が付けられています。

カニグモの和名は、日本のクモ学の草分けである「岸田久吉」氏によって命名されたそうで、英語の名も 「crab spider 」なんだってさ。

アズチグモと同じように、花に隠れて待ち伏せをする「ハナグモ」や「コハナグモ」もカニグモの仲間です。

同じウキクサでも・・・

さぁ~てこの写真

あんまり綺麗じゃないかもね、失礼!


里山のビオトープ池に浮かぶ植物・・・
と言えばウキクサなんですねぇ。

こちらは多分、ウキクサとコウキクサまたはアオウキクサ

おっきい葉っぱの方がウキクサ
小さいのがコウキクサアオウキクサ

面倒くさかったのでまだ詳しく調べていません。ごめんちゃいネ。

この浮草の仲間、ビオトープ池ではとっても重要な役割を果たすのです。
この周りには微生物がいっぱい。

と言うことは、それを餌にする生き物の原点になるわけ。

浮草なんだから当然浮いているのでその下に微生物がとりまく。
葉っぱの下はどうなっているかと言うと
白っぽい根っこが生えているんです。

それが微生物の絶好のすみかになるっちゅうわけ。


さてこれとはちょっと趣が違うのが
問題になっているアメリカオオアカウキクサ
こちらはウキクサと名前がつくけど全く別の種類。

シダの仲間なんです。

このアメリカオオアカウキクサも当然のごとく微生物が
周りにいるのですが、別に大きな問題があり。

増えすぎて水面全体を覆ってしまい
池に光があたらず富栄養化してしまうのです。

だから採るしかないわけ。

同じ浮草でもこうも違うわけなんだなぁ~。


平均寿命

ずらりと勢揃いの『ツバメ』たち。南から渡ってきて子育てをした親、そして今年生まれた若鳥たち。これからまた渡りをしなくちゃいけません。
渡りは本能なので好きとか嫌いかは関係ないのでござる。

行先は、島づたいに東南アジア…中国南西部からマレー半島、フィリピン、一部はボルネオやニューギニアなどへも渡っていくことが標識調査で分かっています。だから毎年、春と秋の2度、3000キロ以上という長距離を飛んで移動しているのです。すごいっしょ!?!



なぜ移動するのかというと、寒くなると一番大きな要因は餌となる虫が日本ではほとんど捕れなくなってしまうからです。空中採食者のツバメにとって餌不足は深刻な問題。だから太古の昔から餌を求めて移動をするということです。

ここで一つみなさんに質問。このツバメの平均寿命はどのくらいか判る?
①約1年 ②約3年 ③約6年 
ヒントとしては野外での最高寿命というデータがあって、それは16年です。
もちろん、これは野外での最高寿命も標識調査から得られたデータです。

答えは①! 意外と思うかもしれないけど、やっぱり第一年度の幼鳥時代に3/4が死んでしまうから。 成鳥になれば、いろいろな要因に対して抵抗力が高いため長生きできるようになるからです。

それとこれは渡りをするツバメだから・・・という数字だからではありませぬ。スズメもシジュウカラも最高寿命や平均寿命は似たようなものです。自然界はきびしいノダ!

ちなみに、このような自然環境下での平均寿命を「生態的寿命」というんだってさ。


さて、この若鳥君 元気に戻ってきてくれるでしょうか! 
ぐゎんばれ~ オジサンも応援してるぞ~!


もうすぐ渡り

「kunichanの独り言」に書いてあったツバメの若鳥の話って・・・目からウロコというよりもカサブタが落っこちたような話!

8月下旬~9月上旬になると馬込川河口の葦原を、巣立ちしたツバメたちがねぐらとして使っているので、日没後にそこに帰ってくるのをみんなして総動員で360度の方角でカウントをしたという記憶があります。東の方から渡って来たツバメ達も交じって群れも数万の大軍に!それはそれは見事な光景でした。

それに『ツバメ』は一度巣立ちしたらそこには絶対に戻らない!・・・と、教えてもらったことを覚えておりますぞ!なんせ自信を持って断言されちゃったもんね~!それと、確かにツバメ達の行動もそんな感じだったな~

それが何じゃ?巣立ちしてもまだその巣を使ってる? それって集団ねぐらに行くのを嫌がってそうしてるの?それともそんな若いころから突っ張り者?それとも単にめんどくさがり屋? いずれにしても摩訶不思議な話じゃ! 

馬込川の調査をしてからまだ25年くらいしか経っていないのに、そんなに劇的に変わるものかなあ? 葦原も長いこと見てないので、自分の眼で実際に見て見ないとにわかには信じがたいっすね~!


これはツバメのまだ若者。顔にも幼さが見えるでしょ?
これからの渡りに胸をときめかしてる?それとも不安で胸がつぶされそう?


左右にいるしっぽの長いのが成鳥で、真ん中のしっぽの短い2羽が若者かな?

いずれにせよ、気の早いものはもう渡りを始める頃です。あなたも自宅周辺のツバメがいつ頃まで
いるのか、春はいつから見かけるようになったのかをメモしておいてね!

 

水擬宝珠


ミズギボウシ


ネットとか図鑑の説明を見ると大半が
愛知県以西に分布すると書いてあるユリ科の植物


でも静岡県のこのあたりにも間違いなく自生するんです。

だから正しくは「静岡県西部から西に分布する」なのだ!


でもやはり数はそれほど多くないかな?
寒谷ビオトープでは水際に近い畦の斜面に咲いてくれます。

ただ今年は草刈りをしていないのでちょっと目立たない感じ
やはりもう少し日を当てた方がいいと思いますね。


そしてこの暑い夏、この花が咲きだすと少しばかり秋を
感じるようになるのであった。








里山のエイリアン その2

今日も期待していた雨はほんのお湿り程度で終了! まずい!非常にまずいぞ~!!
kunichanが夜な夜なうなされるのが分かります。


お話はコロッと変わります。
以前「里山のエイリアン」と称して宇宙人を紹介したけど、今回またその仲間を発見しちゃったい! 地球での一般名称は『オオコンボウヤセバチ』といわれているようです。



このハチに似たヤツの顔が、以前紹介した里山のエイリアンこと「コカマキリ」の風貌にそっくり!
やっぱりエイリアンという正体は隠しても隠し切れないのであ~る!
そもそもカマキリの仲間ににエイリアンが混じってるのを皆さんご存じないんじゃないのかなあ?
多分知らないと思うけど、太古の昔からそうやって地球を観察しているのであ~る。

この逆三角形の顔、異常に細長い首、必要以上に長い脚、そしてなによりも特徴的なのはこの顔の半分を占めるバカでっかい眼!!
吸蜜している時以外はまず視野に入らないほど華奢な体で、翔んでいる時は単に黒い線がスーッと動いているだけに見えます。
しかし、私はエイリアンの存在を認め、密かに観察しているのであ~る! フンッ!


こちらが『コカマキリ』の顔



そして決定的なのがこの証拠写真! 腹がこんなに90度にまで曲がってしまうハチなんて、そうそういるもんではありませぬ! こういうのがいるからヤブガラシ詣では止められんのじゃっ!

日本最強?の水生植物

昨年もご紹介したオニバス

今年も大きな葉っぱを広げてくれました。

しかしこの植物

とにかく棘だらけ

このような状態になったらもう素手などでは
とても扱うことはできません。

葉っぱが大きく開く前の状態

わかりますか?
周りのトゲ・トゲ・トゲ・・・
すごいでしょ!

こちらは色々な状態の葉っぱが混じってますねぇ。
ついでにかわいらしい花まで・・

でも、「わぁ~キレイ!」なんて喜んで花に触ったら最後

あなたの顔は激痛に襲われて真っ青

ほんと、おっそろしいぃ~植物なのだ。

ちなみに私は先週、例のクロモを取っていたときに
不用意にもこのオニバスの葉っぱの下に手を入れてしまいました。

結果は?厚手のゴム手袋を破って人差し指に一瞬、ビシッ!

ギャビィィ~ン!!・・飛び上るほどの痛み。

今もまだ指にその跡が残っています。

真夏のボーナス

我が家の近所には街路樹がないので「アオマツムシ」は50mほど先から小さい声が聞こえてくるだけで、騒音被害にはなったことがありませんでした。
ところがおとといから突然近所で鳴き出したのです。もうウルセ~のなんのって!外へ出てみると隣のヤマモモの木の上から! いったいどこから翔んできたのやら・・・グギギギ~!
水をかけるわけにもいかずに昨夜も悶々としちょりました。ああいう単調で、しかもでっかい声って大っ嫌い!自然の贈り物?フンッ! 嫌なものは嫌なんじゃ!!

子供の頃にクツワムシを数頭捕ってきて、庭に放したら親父に「うるせ~、早く捕まえて元に戻してこい~!」と怒られたのを、なぜか懐かしく思い出しました。


さてさて、ヤブガラシでハチ君たちを見ていると時折とんでもない「ボーナス」にありつけることがあります。それがこれ!何と『オナガサナエ』君がヤブガラシに来たではありませぬか!

ボーナスとは特別手当とか特別配当金と呼ばれるやつのこと。語源は「良い」を意味するラテン語「bonus(ボヌス)」。これはローマ神話の成功と収穫の神「Bonus EventusnEventus」に由来するんだってさ。
このクソ暑い中で熱中症にもめげずに撮ってたから、神さまが不憫に思って、こんなごほうびをくれたのかな?

先日、郊外でハチを撮っていたら、眼の隅をフワ~っとハチよりもかなり大きめのヤツが足元に降りるのが見えました。「んっ、なんだべ?」とそ~っと下を見たら「どひゃ~~、オ、オ、オナガ君じゃ~!」


間違いなく「ヤブガラシ」に止まっています。さすがに吸蜜はしてなかったけどネ!


まったく人を怖がりません!「おいおい!おめえさんどこから来なすった?」 答えは無し!
こんな時こそドリトル先生になって言葉を交わしたいものです。


そ~っと指を出したら乗ってきてくれました! 「おおっ、やった~!!」 加齢臭に少々クラクラしているかな?


それにしてもサナエの顔ってカエルにそっくり! 


どう? すっごく可愛いっしょ?!