学力テスト Vol.506-2 アサギマダラ


秋の七草であるフジバカマ
この花が大好きなのがアサギマダラです。


やってくるのはオスばかりなので、「メスは吸蜜に来ない」という人もいるけど、そんなことはありません。
これにはれっきとした理由があって、アサギマダラはフジバカマやヒヨドリバナの花から「ピロリジジン・アルカロイド(PA)」という毒物成分を摂取しているのです。これを体内に摂取してメスを誘う性フェロモンを作り出すのです。
この成分が不足すると上手に求愛できなくなるため、オスは必死になってこれらの花から蜜を吸っているということ。
メスは性フェロモンを作る必要がないため、これらの花にこだわって来る必要はないのです。
どの世界も男はつらいね!

アサギマダラは幼虫の時代もキジョランという植物から毒素を体内に取り込み、成虫になったらなったで性フェロモンを作るためにPAという毒素を体内に・・・まさに「毒チョウ」と言われる所以です!

イカリモンガ
久しぶりに会ったけど、同じ花に来ていました。


「ええっ?これってチョウじゃないの?まっ昼間に活動してるし、綺麗だし、触覚も細いし、翅も広げないじゃん!!」おっしゃることはごもっとも!
これだけチョウの条件がそろっているガは珍しいのです。まさに「チョウのようにふるまうガ」なのです。

もともとチョウとガは同じ「チョウ目(鱗翅目とか、ガ目ともいう)」の仲間。チョウ目のホンの一部がチョウといわれているだけで、これという学術的な境界線はありません。
英語でも「butterfly(チョウ)」と「moth(ガ)」と使い分けますが、その明確な境界線というのはないのです。

昆虫学者の矢島稔氏は「チョウ目(鱗翅目)という一つの大きなグループの中で、い一部の特定の仲間をチョウと呼び、それ以外をすべてガと呼んでいるに過ぎない」と言ってます。
一部の特定の仲間というのはセセリチョウ科とアゲハチョウ科の2ッです。

わかりやすく数字で表すとチョウと呼ばれる仲間は250種です。チョウ目全体では5000~6000種いるので、チョウはそのうちの4~5%に過ぎません。

ガの仲間には農作物への被害があることから害虫とされるのが多いので一般的にも嫌われているけど、このイカリモンガのような変わり種もいるので覚えておいてください。

さてさて本題。この鳥の名前を当ててください。