学力テスト Vol.372-4 その解答 オシドリ ~ 鴛鴦(えんおう)の契り ~

 オシドリ ~ 鴛鴦(えんおう)の契り ~

こんなカッコイイ彼にも、毎年いろいろな歴史があるのです。

「ほれほれ、アンタのことをこれから話すんだぞ~」「へっ?オイラのこと?」

オシドリ君は「直接頭かき」
「今回はオイラが主役だって?! デヘヘ」と、照れて頭を掻いてるわけじゃありません。

こちらは「老熟」の♂ もう若かりし頃の面影は微塵もありません。
羽は色あせて艶もなく、目はかすむし、腰は曲がるばかりで、飛ぶのもめんどくさい!!

左からピチピチギャルの♀がきても、下をうつむいたままで全く興味を示しません。
彼の趣味は盆栽と庭石を眺めること!


さてさて、よく言われる言葉で「おしどり夫婦」というのがあります。

結婚式のスピーチで使う「鴛鴦の契り」とか言うあの言葉の意味は「夫婦仲がよいこと」の例えです・・・が、これは実際のオシドリの生態を知らない人の言う言葉! 実は彼らは毎年新しいペアと結ばれるのです。

結婚生活も新婚時代を過ぎれば、新鮮味が無くなってしまうのは世の常! 新婚時代は何をしたって「しあわせ・あいしてる」 → それが経年変化で「ガマン・ニンタイ・シンボウ」に! ・・・あゝ、やだやだ~! その新婚時代にスポットを当ててみました。

右側が今回の主役の、見つめ合って愛をささいているふたり 

「ハニー、お前っていつ見ても可愛いね~ 惚れ惚れしちゃう~ 食べちゃいたい!」
「そういうダーリンだって世の中で一番カッコいいじゃん!!しびれちゃう~~!!」

そこへ、左から今回のトラブルメーカーのペアがやってきました。

右の♀A子が、左の♀B子にビビビッと警戒警報を発令!

A子「ちょっと、アンタ!!アンタさ~、今 うちのダーリンに色目を使ったでしょ!!」

B子「(ゲゲッ、バレてしもうたか!)あ~ん?アンタ何言うてんのや?! わたし~?!わたしって、そんな変な男に興味あらへんわ~!」

A子「そう言うアンタの旦那かて、すっげ~変じゃ~ん! 一見、カッコ良さそうに見えるけど、よく見りゃ足も短そうだし、ダッサ~~!!」

B子「ちょっとアンタ~ッ! 顔も不細工やけど言う事もえげつないやんけ~~!! ホンマに性格も悪そ~~!!! まあ、お似合いのカップルだけどね~ フン!」

B子は捨てぜりふを言うとスタコラ退散!


A子「ちょっと~、ダーリン! あんなこと言われて黙ってんの?! 男ならバシッと怒りなさいよっ!」「ええっ? そ、そう? そ、そんじゃ、ちょっとカッコつけちゃおかなっ!」


「オイ、そこのニイチャン ちょっと顔貸してくんな!」「な、なんでい! やろうってのか?!」「いいからちょっくら こっちへ来いってば~!」


(ヒソヒソ声で)「お互い、アイツらにいいとこ見せなきゃなんね~から、ちょっと喧嘩した振りだけしようぜっ! な?!」「お、おう~! ガッテンでい!」

「アチョ~~!!」「チョエ~~!!!」 ♀たちが注視の中、迫真の演技です!

「トリャ~!!」 ノリノリで演技しているうちに本気になってきました!
・・・もう、留まるところがありません!組んずほぐれつの大乱闘!! 

♀にとっても、この騒ぎは自分の♂の力を見極めるチャンスです! ダメ夫ならこの際、こんなヤツとっとと見切りをつけて捨てちまえ~!という魂胆が見え隠れします。こんなことを毎年繰り返して、新しいペアを見つけるんだから・・・ホント男はつらいねっ!

ここで同居人に聞いてみました。「イイ男って誰?」きっと、宝田明とか上原謙とか長谷川和夫って言うかと思ってたら、「そんなの知らねえ~」ときた。「じゃあ佐藤浩市とか舘ひろしあたりかな?」「ゼ~ンゼン」

ちょっと考えた後に返ってきた返事は「ディーン・フジオカ、モックン、町田啓太、佐藤健だなっ!」あわわわ~~、出るわ出るわ~ 欲が深っか~~、「東山動物園のシャバーニもええな~~ それに似てる西田敏行なんてええんじゃない?!」 もう好きにせいっ!!

































2 件のコメント:

  1. 人気者のゴリラがいるという話は聞いていましたが東山動物園でしたか。
    検索して見てきましたシャバーニくん!眼光の鋭さ!!貫禄あり~!(^^)!
    fuutenhideさんのお話はいつも楽しく笑っています(*^-^*)
    お話からオシドリ君の苦労が良く理解できました♬

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  2. シャバーニ君の魅力には、どんな二枚目も勝てません!! 
    だから私もその名前が出た時点でギブアップ!!

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