学力テスト Vol.319-2 その解答 リュウキュウムラサキ 

 リュウキュウムラサキ

名前からして超エキゾチック! 漢字での表記はもちろん「琉球紫」。

初めて遭遇したのは、かれこれ30年以上前のこと。

支部の探鳥会が磐田郡福田町(現在の袋井市福田町)でのシギチ観察会。無事に担当を終えて、すぐ近所の友人宅に裏庭から入った時のこと。フワフワとゆっくりと見慣れぬチョウが翔んでいました。それが目の前1~2m先に来た時に、キラリっと青く光ったのです!!

「うわわわわ~~~ リュ・リュ・リュウキュウムラサキ~~!!!」

すぐ隣にいた親友もチョウが大好き! 二人で蝶図鑑を見ながら「早くこんなのを見たいもんじゃね~」と言っていたあのチョウが目の前をフワフワと・・・ 

その後、数年してから石垣島にも行ったけど、お目当てだったリュウキュウムラサキは遠くを翔んでいたのをチラッと見ただけ!! グギギギ~ ストレスは溜まるばかり!!

その憧れのチョウが、地元の浜松で見られたなんて・・・まるで夢のようです!!
翅の擦れた部分も見当たりません!

翅裏はこんな感じ

構造色なので、拡げた角度によって美しい青味が見えない時もあります。
これは2015年の9/28の出来事で、タカの渡りを見ていた時に発見しました。

それから4年後の渥美半島で、またまたタカの渡りを見ていた時に遭遇した個体

この時は何と何と5頭もいました!! 2019.9.19
翅裏の模様で、浜松で見つけたものとは産地の違いがはっきり!!

リュウキュウムラサキは八重山諸島に行けば、沢山いて安定して見られるというわけでなく
その産地はインド~オーストラリア、さらにサモア諸島、フィジーなど、東洋熱帯から亜熱帯に広く分布していて、日本で発見されるのはそれらの南方地域からの迷チョウなのです。

八重山(やえやま)列島では土着種なのか迷チョウなのかは不明で、迷チョウの可能性が強いとされています。
本種は世界に分布チョウのなかでも地理的、個体的変異の著しいことで知られており、日本で発見されるリュウキュウムラサキの♀には台湾型、フィリピン型、パラオ型、大陸型などのほか、各種の混合型がいるとのこと。

特筆なのは、このチョウが毎年渥美半島や、浜松で数頭発見されていることなのです!!
だからいつも上空のタカを見ながら、目線はチラチラとチョウ探し!!

ネットで見たら何と関東や北海道までも!! 偏西風や台風の影響で翔んでくるのだろうけど、こんなひ弱そうなチョウが遥か彼方の外国から翔んで・・・というよりも、イヤイヤ、風で運ばれてくるなんて、自然の力に改めて、あぜ~ん・・・です!!!










2 件のコメント:

  1. キラッと光る青色が綺麗ですね!(^^)!
    関東でも・・私も運が良ければ会えるかもしれませんね♬

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  2. 台風の影響が大きいので、今回の14号はチャンスかも?・・・ちと不謹慎な発言かな?

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