超初級の話題で恐縮ですがスギとヒノキです。
山を歩くと、拡大造林のおかげでどうしたって出会う樹木がスギ、ヒノキ。
私はたいがい樹皮とか遠目に見たときの全体感からテキトーにスギだ、ヒノキだ、と言っていたのですが、実はちゃんとよく知らない。
一度ちゃんと見てみようということで両者の葉を手に取ってみた。
いやあ、これ、全然違うんですねー。。知らんかった!
↑スギの葉っぱ。
スギは痛い!枝をとろうと、葉にさわると痛い!葉がとげとげ。
そして上の写真じゃ、わかりにくいけど、葉が枝に螺旋状にくっついてるから立体的。
だから遠くから見るとポコポコふくらんで見えるんだなー、きっと。
↑ヒノキの葉っぱ。
ヒノキはぜんぜん。むしろ柔らかい。
葉は、レース編みみたいな平たい感じの付き方。
ひと枝とって地面に置けば、ぺったんと置ける、次の枝も平たく重ねられる。
こんなに違うとは。。ちょっとショック。
いつも、どっちだっけ~、とよくわからないのに樹皮ばっかり一生懸命見てたから。葉っぱみりゃ一目瞭然。
でも葉っぱ高いとこにあるんだよ〜って言ってたら地面に落ちてるじゃん。
↑スギの枝部分。
スギは葉の基部が枝を覆っているらしく枝が緑色に見える。
↑ヒノキの枝部分。
ヒノキは普通に茶色い枝。
ぎょぎょ、ボディカラーがすでに違うとは。
実。左の大きいのがスギで小さいのがヒノキ。
これは何となく知ってたけど大きさも形もぜんぜん違うんだね。
スギは基本的にトゲトゲしてるみたい。直径2センチくらい。
ヒノキはスギの半分の大きさ。
最初は緑でカメの甲羅みたいだけど、種子を出したあとの球果は、ちょっと開いてアルマジロが丸まった状態みたいな、、、。
て、余計わかりにくい表現や。
そして気孔帯。
ヒノキの葉の裏には「Y」がある!
気孔帯と言って気孔(二酸化炭素や酸素の通り道)が帯状に集まって白く見えるもの、だそうですが、これの形が「Y」に見えると。
Yがいっぱいでちょっとかわいく見える。
ヒノキによく似たサワラは「H」。「Hなサワラにひわい(Y)なヒノキ」って覚えるんだよってむかーし教えてもらったのを思い出した。話しのインパクトだけ覚えてる。。。
スギの気孔帯、、ってイメージないけどあるのかな?調べたら四面にあると言うので見たけど、なるほど、確かに白いスジが。こりゃ地味だな~。
そんで、伐採して断面見ると、
スギは真ん中へんが赤~黒っぽく外側は白、
ヒノキは真ん中へんはピンク色で外側は白っぽいということで
これまた一目瞭然らしいですね。
まあ、なかなか山歩きしてて自分で伐採することなんてほぼないですが^^
めっちゃ、普通に種の比較してしまいました。
いやあ、山でのスギとヒノキの遭遇率はいろんな樹木の中でも最も高いと思われるのに、
ちーっとも知らんかったです。
すんごい身近なのに全然知らんかったことシリーズ、
超ビギナー編がしばらくできそう。。。