ちょうど、この仲間を取材してきたばかりなのでバッチグーのタイミング! まずはこちらをどうぞ!
これは横からの写真。葉っぱの上にあるのは鳥のフン? いえいえ違います。
こちらは真上から。なにやら白い毛の下に虫のようなものが見えるけど、わかるかな?
なかなか面白い顔をしてるでしょ? ろう状物質でできた放射線状の毛の束を背負っているんだけど、この束をよ~く見ると虹色に輝いているんだな~!
さわろうとしたら、ピ~ン!と跳ねて逃げてしまいます。跳ねる瞬間に「プン!」という音がしたかと思うと、まるでワープしたかのように視界から消えてしまいました。
最低でも1m位は跳んでいるようです。この時に背中に背負ってる毛の束は、きっと着地する時に使うパラシュートの役割!・・・なんてウソウソ!
私が思うにはきっと何かに擬態しているんだと思うけどね。 日陰の薄暗い似たような環境にこんなのを見つけました。
これは『トキワツユクサ』。よく似てる~!
でもこれは南アメリカ原産で日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれ、帰化植物として野生化しているというから、アミガサハゴロモが擬態するには歴史が浅すぎるので、この仮説はあえなくNG。
ところで、「どうしてこの幼虫がアミガサハゴロモって判るんだ?ホントけ?」・・・って思ってない?
ハイハイ、ごもっともな質問ですが、この写真が動かぬ証拠!
手前の幼虫は抜け殻で、奥が羽化直後の個体!
ジャジャ~ン! これがアミガサハゴロモの成虫なのででござる!