WANTED  ムクドリを探せ!

里山で『ムクドリ』が見られないのはなぜ? 今回はこのテーマを真剣に考えてみましたぞ!

まずはムクドリの習性などいろいろ調べてみました。

◆芝生や畑の上で,歩きながら昆虫類などをとったり、雑木林で木の実をとる。
大陸ではシベリアから中国東部にかけて繁殖し、冬には中国南部から台湾、ミャンマーに渡る。

◆日本では周年生息するが、冬季は北海道で減少し九州で増加する。産卵期は3月下旬から7月頃までである(清棲 1978)。

◆もともとは木にできる洞などに営巣するが、建物や巣箱にも営巣することが多く、人々にとって身近な鳥類である。日本での繁殖は九州以北で、中部地方や関東地方の平地に多く、山地には少ない(環境庁 1980)。

◆ムクドリは群れをつくって採食したり、ねぐらをとる習性があり、夏から冬にかけて数万羽もの大規模な集団ねぐらを形成することがある。


誰かが書いたこの資料を読んだ後、手っ取り早く「自分がムクドリだったら」になって真剣に考えてみました。
「あそこはエサ的には豊富で申し分なし!でも、ずえったいに住みたくなんかないや~い!」 きっとこんな気持ちにさせる、特別に大きな理由があるに違いありませぬ!

そこで、ない知恵をふり絞って考えてみました。
するとあったあった!見つかったぞ~! ムクドリってもしかしたらヘビが大の苦手なのけ?だとしたら里山を嫌うのは大当たり~!
なんせここはヘビの宝庫!集団繁殖地!! もしかしたら近隣周辺でも、ヘビの最多数を誇る大多産地!!!

マムシを筆頭に、ヤマカガシ、シマヘビ、アオダイショウ、ヒバカリ、タカチホヘビなど何でもござれのオンパレードなのであ~る!! これだけいるとムクドリママに「卵やヒナも危なくて子育てなんてとんでもないっす!」と思われても仕方ありません!
ヘビって木にも登れるからね~



それと、もっともっと怖い猛禽類がたくさん生息していること。サシバやノスリがムクドリを襲うことはないにしても、オオタカ、ハイタカ、ツミなどがウジャウジャ! 雑木林が接近しているので逃げやすいと思いきや、見晴らしも悪いから、小型のタカに背後から接近されても気づくのが遅れるし・・・

要するにツバメと同じ考えで、人の近くで生活していればヘビや猛禽類の心配がない!・・・という恩恵を利用しているんじゃないのかな? きっとそうに違いありません!
ここは人が住んでいないエリアなので、それでムクドリも居つかないのです。



こいつら、我が家のエサ台ではメジロ君やヒヨ君を追っぱらって、我が物顔で次郎柿やミカンを頬張ってるくせに、たかがヘビやタカが怖いのかい? フン! この小心者めが~!

1 件のコメント:

  1. 街中にはいて里山にいないのは「スズメ」・「ハクセキレイ」・「ムクドリ」で確定ですかネ。やはり人と身の安全が関係しているのかなぁ。そうなるとキジバトやヒヨドリもいつかは里山から姿を消すのかな?里山がさびしくなるぅぅぅ~!

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