マガモ ~ キラキラ ~
漢字では「真鴨」と書きます。
「真」とはその種類のなかで一番標準的なもの、代表的なもののことです。
マガモはユーラシア大陸はもとより北米にも分布しているカモ中のカモです!
当然ながら、毎年行われる「全国一斉ガンカモ調査」でも、カウント数は段トツの1位で2位のカルガモを大きく引き離しています。
2024年の調査ではカモ類全体で1,584,475羽のうちの 401,334羽で25%を占めているのです。当然ながら静岡県でもガンカモ調査が始まってからず~っと、堂々の第1位!!
自分の住んでいる県ではどうなっているのか? 興味のある人は環境省のHPで「第55回ガンカモ類の生息調査(全国一斉調査)結果(速報)」というのがあって、最下段の方に「資料1 都道府県別の速報値」が載っているので検索してみてください。
「翼鏡」は水に浮かんだ状態の時は隠れているので、ほとんど見えることはありませんが、羽繕いやパタパタをした時に見えます。
この白い2本線の間にある、青紫色に輝くのが「翼鏡」。
その部位は一般的には「次列風切」と呼ばれています。
構造色のため、光の屈折によって複雑に色が変化します。
♀も同じ「翼鏡」を持っています。
では「翼鏡」は何のためにあるのか?
それは「飛翔中に後続から見て目印になる」という説が有力です。
例えば他の種も混じった大群がいる湖で、突然にオオタカやハヤブサなどが出た~!
そんなパニックの中、一斉に飛んだ時に後続にいる経験の少ない若いカモにとっては前を飛ぶ成鳥の中に自分と同じ種類の「翼鏡」がキラキラと陽光で輝いていれば、安心してついていけるということなのです。
これが夜間飛行の際に、月明かりの中でも「翼鏡」が輝くとしたら・・・?!?!
想像しただけでもファンタスティック~~!
カモ君たちの視力なら充分にあり得る話カモね?!?!
カウント数はカルガモがトップだと思っていました。
返信削除マガモがダントツの1位なんですね~
[全国一斉ガンカモ調査]見てみました!
埼玉県はカルガモの方が多かったです。
それにしても、マガモ♂は目立ちますね!華やか~♬
やっぱりマガモは画になるカモですね!
返信削除さすがはカモ中のカモ「真鴨」と言われるだけのことはあります!