リュウキュウヨシゴイ ~ ランドルト環 ~
♂
南の島でのある日のこと、8時半から探鳥ガイドをお願いしました。「さあ、今日はいっぱい見るぞ~」と気合を入れて間もなくのこと、雨がポツポツと降ってきました。
「げげ~~、これからって時にやんなっちゃうな~」とぼやくとガイド氏がニンマリ! 「この雨は大チャンスです!!」と言うではありませんか! 「雨が降ると、見られる確率がぐんと高くなるから、大チャンス!!」と、ちょっと前に巡回した場所に戻っていきました。
そして間もなくのこと、「いました、いましたよ~、ほらっ!」と指さした方向に、この日のお目当てがいたのです!!「あれれっ、さっき探した時にはいなかったのに~」「雨が降るとこんなところに上ってくるのです! ムフフ」
そうです、リュウキュウヨシゴイ君が草むらのてっぺんに!!雨はシトシトと降っている程度なので、撮影には全く問題ありませんでした。
さっすが~、プロのガイドは一味も二味もちがうね~~!と尊敬のまなざし!!
アップしてみたので、虹彩をよ~くご覧ください。
「ランドルト環」というのを知っていますか? 視力検査に使うアルファベットの「C」のような、あのマークのことです。
このリュウキュウヨシゴイ君の黄色の虹彩はまさしくそのランドルト環のようなCの字型になっているのです。
比較のために「ヨシゴイ」君♂にも登場していただきました。
黄色の虹彩はひとみを円形にぐるっと包んでいます。
この「ランドルト環」こそがリュウキュウヨシゴイの大きな特徴の一つなのです!
警戒してじっと潜んでいるのは♀
もちろん♀も同じように「ランドルト環」になっているのですが、実際には虹彩がC型になっているのではなくて、虹彩の後方に黒斑がありC型のように見えているのです。
「Cinnamon(シナモン)」とは明るい、くすんだ茶色系の色のことで、「Bittern」とはサンカノゴイ属とヨシゴイ属のことです。
彼らはとても警戒心が強くて、危険を察知すると背丈の高いアシ原や茂みに隠れてしまいます。
歳をとってくると、虹彩は薄くなってくるし、白目も濁ってきて鏡を見るのもイヤッ!
そう言えば同居人が「鏡なんて目にゴミが入った時に見るだけで、歯を磨く時だってできるだけ見ないようにしてる」って言ってたけど、大当たり~!
ホント、鏡は正直だからねっ!
でも、たまには昔を思い出して、同居人の眼を見て話しをしましょうねっ!
それが多分、いやきっと、家庭平和を保つ秘訣なのですからして!
視力検査に使う[C]は[ランドルト環]というのですね。
返信削除初めて聞きました!♬
確かにヨシゴイ君は輪になっていますが
リュキュウヨシゴイの虹彩は[ランドルト環]に!
裏から見た[C]ですねo(^-^)o
リュウキュウヨシゴイとオオヨシゴイは、出会ったらすぐにこのポイントを確認せねばなりませぬ!
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