ホオアカ
図鑑をパラパラとめくっていると、聞きなれない言葉が出てきます。例えば「シトド」。 図鑑に出てくるのはサバンナシトド、キガシラシトド、ミヤマシトドの3種類。いずれも北米に分布し、日本では当然ながらの珍鳥。
サバンナシトドというのはこんな鳥
今回の主役である「ホオアカ」も、実はこの「シトド」の仲間。
「シトド」とは古語でホオジロの仲間のことを言います。
江戸時代には「ほほあか」とか「あかしとど」と呼ばれていたとのことです。
この鳥はとにかく頬の赤が印象的なので、名前の由来はどれもそれにちなんだものばかり。
英名では「Chestnut-eared Bunting」 すなわち「耳羽が栗色のホオジロ」
耳羽とはこの赤くなったあたりの部分を指します。
学名では「Emberiza fucata」 「Emberiza」はホオジロ類のことで「fucata」は染められたという意味で、頬の赤い点を指しているようです。
私が初めてこの鳥を見た時の第一印象は「うわわ~、おてもやんじゃ~!」でした!
浜松市内の休耕田で 12/14
国内では漂鳥で、冬にはこのように地元でも見られるのですが、草の中に紛れていることが多く、さらにホオジロと比べ少数派ということもあって、いつも見られるという訳ではありません・・・が、念入りに注意深く探せば きっときっと見つかることでしょう。
こちらは幼鳥
何となくホオジロとは違うような・・・という程度の地味な感じ
ホオアカ君が最もカッコよく輝き、映えるのはやはり夏の草原!!
胸の赤茶色の帯が太いのが♂の特徴
広々とした大草原で、彼女へのLove Songを心を込めて思いっきり歌います。
バックコーラスはノビタキ・コヨシキリ・カッコウたちの豪華メンバーです。これで♀のハートを鷲づかみ!!
♀がヒナにエサを持ってきました。
♂と違って胸の赤茶色の帯がほとんどありません。この草むらの下ではヒナがエサを待ちわびているので、邪魔をせぬよう早々に退散せねばなりません。ゴメンネ~~
おてもやん(^^♪ ホオアカにぴったり!(^^)!
返信削除♀には胸の赤茶色の帯がないんですね。
「おてもやん」説に同意していただきましてありがとうございます。
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