昨日の記事の続きとなります。 ⇒
水中のジャングル
これに紹介されている『
リュウノヒゲモ』に産卵しているのは『
キイトトンボ』のアベック。
えっ?アベックって何だ?・・・だって? ええっ? アベックって聞いたことない? 遅れてる~!
気になってちょっと調べてみました。
ふ~ん、今の若者はこの言葉を知らなくて、「カップル」とか「ペア」って言うんだって!
このアベックという言葉:「
使うと恥ずかしい、年齢を感じさせる昭和な名詞」・・・なんだとさ!
年齢を感じさせる? フン! 大いに結構! 言いたい奴には言わせちゃえ~
念のために、アベックの意味を知らない人のために解説すると ①男女の二人連れ ②二者が同一の行動を取ること
で、もともとはフランス語で、つづりは「avec」(発音はアヴェック)。
だけど、本来のフランス語では英語のwithと同じで「~と一緒に」という意味で、二人連れとは関係ないんだって。
ついでに言うと①は特に恋人同士のことで、夫婦の間柄では使わない というのが一般的なんだそうな。
まだ、初々しい純情可憐な若者だったころに、彼女と遊園地でデートをしているところを、近所のチョイ悪ニイチャンに声を掛けられました。「よっ、ご両人! 今日はアベックでいいね~」 それを聞いて、彼女の顔がポ~ッと桜色に・・・
②は「王と長島のアベックホームラン!」とか言う時に、新聞などでも使ってたな~ そういや、今はそうは言わないか。
う~ん、だとすると、このキイト君たちは恋人?夫婦? どっちだろ?
さてさて、話を戻してキイト君たちの産卵風景を眺めていると、どれもこれもこんなスタイル。
オスはメスが産卵している間、ずっとプレーリードッグ風に突っ立って周囲に注意を払っています。
それとも、「これは俺の彼女だい!可愛いだろ?」って胸を張って自慢してるところ・・・かな?
この日はキイトトンボの産卵の真っ盛りで、一枚の田んぼに何と何と15ペア・・・おっと、15のアベックがひしめいておりましたぞ!
でも「リュウノヒゲモ」は田んぼ全面にあるので、決して場所取りで、もめることはありません。いたって平和的な産卵風景で、それがここ里山のスゴイところ。