学力テスト Vol.292-3 その解答ー2 オカヨシガモ

オカヨシガモ
地味なカモと言えば、一番有名なのはカルガモ! 初夏になると親子連れでの引っ越しが必ず毎年ニュースになるよね!?

それと同じくらいに地味~なのが、今回の「オカヨシガモ」
カルガモほどではないけど、そこそこの数がいるし、少数は北海道や本州で繁殖しているのに、ほとんど目立たない、話題にならない、興味を持たれない・・・と、オカヨシガモのご本人たちにとってはありがた~い要素満載。

だけどだけど写真を撮り始めると、この地味さが、一変して「華麗でシック」という言葉に変身するから不思議!


この渋~い色調と模様がイカスんです! ♂は黒いパンツがチャームポイント


恋人たちのお食事タイム 水面採餌ガモなので、こんな形で水生植物などを食べます。


水面採餌ガモの翼鏡(次列風切)はどの種類もきれいな色が多いのにオカヨシガモの翼鏡は白くて、多種にはないのが特徴!


このカモを見ていると、渋好みのファッションで落ち着いた雰囲気を漂わせた熟年カップル・・・に見えない? 
♀だけだと種類がよく分からないかもね? いずれまたクイズに出てくると思うので、よ~く見ておいてくださいまし。


今日も二人で仲良くどこかへお出かけ 
♀が先頭だから、夫婦の字がひっくり返った  「婦唱夫随」!!




学力テスト Vol.292-2 その解答ー1 コクガン

ちょっと戻るけど、クイズVol.292でコクガンを出題したので、そのご紹介を。

まず大事なこと・・・コクガンは1971年に天然記念物に指定されております。

それだけ数が少ないってことです。レッドリストでは『絶滅危惧種Ⅱ(UV)』すなわち絶滅の危険が増大している種 になっているのです。
※『生物の最小存続可能個体数』は約1000という指標があります。

今回飛来したのは成鳥(先頭)と幼鳥が2羽で多分、家族です。

ガン類と言えば国内ではマガン、ヒシクイが多数を占めていて、それ以外では少数でカリガネ、シジュウカラガン、ハクガン、サカツラガン、そしてコクガンなどがいます。

コクガンは小型で、マガモ(右側)とほぼ同サイズ

ガンというイメージからなのか、実際に実物を比較して見ても、マガモと2cmしか違わないのにコクガンの方がはるかに大きく見えてしまう錯覚が不思議。

コクガンが他のガンと大きく異なる特徴は海岸に生息すること。
アマモなどの海藻類が大好物。

1992年の調査では1000羽前後と言われていたけど、最近の2014年から15年にかけての調査では、秋には8600羽、冬には2500羽、春には3100羽が観察されているとのこと。

秋や春の通過記録に比べて、冬の数が少ないのは、それがどこかで越冬していて(多分、中国大陸だろうとの推測)それは今後の調査でコクガンにGPSを装着して調べる計画があるのだそうな。

国内では宮城県と北海道の野付半島で生息数の90%以上が観察されていて、静岡県などではホンの少々のおこぼれが見られるというわけです。

海藻の生えている海岸は、コンクリートやブロックで次第に護岸工事が進んでいて、面積が確実に減少しています。

冬鳥の飛来数が減ってきた要因は?ということで調べてみたら、繁殖地でトナカイの家畜化などで従来の環境を維持できなくなってる・・・と、残念な話ばかり! ここらで何とかしないとね!

そして、さらに深刻なのが、地球温暖化!!
WWFジャパンが「地球温暖化による野生生物への影響」というのを載せています。
イギリスのRSPBの「鳥は地球温暖化問題の隠れた犠牲者」というのも載っていました。

「温暖化」と「環境破壊」どちらもヒトの生活が原因!!
と、いうわけで真面目に将来を心配しないとね!! 

できることは些細かもしれないけど、できる限り自然に影響を及ぼさないような生活をする・・・ということから実践してみようかな!









学力テスト Vol.294-3 その解答-番外編 オシドリ

20200202 この数字ってわかるかな? 2020年2月2日と書き直せば簡単!
これを世の中では「夫婦の日」と呼ぶんだそうな!
健やかな時も病める時もいつも一緒に!・・・の想いを込めてお祈りしましょう。
おっと、お祈りじゃなくてモノで感謝を表しましょう。

わが家だったら、さしずめ大福餅をプレゼント!かな? ・・・でも、いつもやってることから、この日に限ってのプレゼントってことはないけどねっ!
しかも上等なのはいらない! 安くていいのでその分、数多く!!

これとは別に11月22日を「いい夫婦の日」としてるんだってさ! お互いが改めて感謝の気持ちやありがとうを相手に伝える・・・らしい!!
さらに4月22日も「よい夫婦」、毎月22日を「夫婦の日」 もうウルサイくらい!!

私の鳥仲間に70歳で、ものすご~く仲のいい夫婦がいます。どこに行くにも必ず必ず一緒! そんなに一緒にいて何を話してんの? ・・・ってのは野暮な詮索というものです。

さてさて、その延長でのお話ということでオシドリ
よく結婚披露宴のスピーチで用いる「鴛鴦(えんおう)の契り」というのは夫婦仲のよいことの例え。仲睦まじいカップルを、世間さまでは「おしどり夫婦」と呼びます。
家庭内での実態はどうかって? そんなこと考えちゃいけません。邪推は禁物!!

でも、実際にはこの言葉は嘘八百!! カモたちは毎年つがいになるパートナーを変えます。だからスピーチには使ってはいけません。
「そりゃまた、なんとうらやまし~!女房と畳は何とやら・・・」などと不謹慎なこともゆめゆめ発言してはなりませぬ。
奥方様も年輪を重ねれば重ねるほどに、豊かな人間味が出てくるというものですぞ!


こちらでは♂が一生懸命にディスプレイをして♀の気を引いています。自慢のイチョウ羽根(ここは三列風切という部位です)をさらに立て、冠羽もしっかり立ててアピール!・・・ですが、♀の反応はイマイチ・・・と思いきや、♀もホントは興味津々で横目でチラチラと品定め中!
♂の健康状態などをしっかりとチェックして、我が夫にふさわしいかどうかを見極めているのです。


おっと、♀が興味を示してくれたようです!! 首尾よく♀がその気になってくれたら、その期を逃さず、猛烈にアタック~~!! 

「ヘイ、彼女~ 僕ってイカスって思わない?」
「う~ん、どうしようかなっと! 私って好みがウルサイんだからねっ!そもそも草刈正雄とかモックンみたいなイイ男って好きじゃないの! 黙ってても女が寄ってくるから自信満々ってのがありありで、すっごくイヤッ!」
「そんなこと言わずにもっとよく見てくれよ~」
「へ~、小太りで西田敏行にも似てるけど、よく見りゃなかなかチャーミングだし、いい毛並みしてんじゃん、血圧はどう? 視力はどのくらい?」
「そりゃもう、どこもかしこも完ぺきでいっ!」
「ホントに? 足腰は大丈夫? ちゃんといつもスクワットしてる?」と、矢継ぎ早に入念な問診も始まります。


相手がちょっとでもいい反応を示したらシメタもの!!
近くで二人の様子を見ている他人の目も気にしません。グイグイと突撃あるのみ!!


キスの嵐で♀のハートを鷲づかみ~~
このあとうまくいったかどうかは神のみぞ知る~!

今回は学力テスト Vol.294とは関係ないお話でしたが、2月2日を大事にしてね~
パートナーの誕生日くらいに大事な日の話なんだからさっ! 

ん?誕生日っていつだか忘れた? そりゃもう駄目駄目で愚の骨頂じゃ~、誕生日と結婚記念日だけは忘れちゃダメだぞっ!! 
そうすりゃ、あとは時々、相手の顔いろをうかがって・・・おっと間違い、健康状態や精神状態をさりげなく見てりゃ、好きな事をやってていいんだからさ~
それってもしかしてアンタんとこの話? ・・・そんなこと、どうでもいいじゃん!

※欧米人に人気のあるカモのベスト3は オシドリ、ヨシガモ、トモエガモだそうな!
どれも東洋区にしか生息していないし、美麗種だからね。

ちなみに、イギリスの図鑑にオシドリが載っていますが、これは移入種として持ち込まれたもので、本来は生息していません。





学力テスト Vol.294-2 その解答 ハシビロガモ

ハシビロガモ
何といっても最大の特徴はあのデッカイというか、まさしく異様なくちばし!!
カモ類は世界で160種、国内でも42種もいるのに、こんな嘴をしたのはこれだけ!!
どうしたらあんなふうに進化するんだろうといつも不思議に思います。

でも写真に撮るにはすっごく魅力的で美しいカモだよね~ いくら撮っていても飽きがこないんだよね! 今回はその特徴をつまびらかにしていこうかと思います。

余談だけど、政治家ってわざわざ難しい言葉や英語を混ぜるね~、あれって、「俺様はいろいろ知ってるんだぞ~」っていう自己顕示欲の現れなのかな? 

この「つまびらか」も、よく安倍首相が国会の答弁で使う言葉。 ああ、ヤダヤダ!! 背中がむずがゆくなる~! やっぱり慣れない言葉は使うもんじゃないな~っと。


まずはこのくちばしの横から出ている櫛状のものに、とくとご注目!! 
これは「板歯(ばんし)」と呼びます。

ザトウクジラがオキアミを食べる時の方法と同様で、口の中に貯めこんだ水をろ過してエサ(プランクトンや水生昆虫、水生植物の種など)だけを残すようにできています。
どのカモにもあるらしいけど、ハシビロガモは特にこれが発達しているんだってさ!


ハシビロガモは古くは「めぐりがも」とか「くるまがも」と呼ばれていました。それは集団で水面上をグルグル同じ方向に回りながら餌をとる習性から付けられています。

この行為は、回って渦を作ることによって水中のプランクトンを中心部に集めて、それを、この大きい口で飲み込むのです。写真でも右旋回で渦ができているのが見えると思います。
 

この写真でも30羽ほどが集団になって回っているし、左の方からまだまだ仲間が集まってきています。
ネットで「水の渦を作る」で検索すると、「ペットボトルで渦を作って観察する」とか「風呂で渦を作る」・・・などが載ってます。

カモ君たちは生まれながらにして渦のつくり方を知っているんです! しかも共同作業ならさらに大きい渦ができることも!
水面下では、きっと一生懸命、足をバタバタ動かしているんだろうな!?!?


英名では何というかって?!「Shoveler」すなわち、シャベルを使って働く人・・・という意味です。
これは和名よりも、英名の方がユーモアがあって面白いね~


頭部は通常は緑光沢ですが、角度によってこのように濃い紫色にも変化します。
これは「構造色」と呼ばれ、カワセミやタマムシなども同様です。

「構造色」のことを詳しく知りたければ自分で調べてねっ!
書くのは簡単だけど、自分で調べると忘れないだろうからさ! 頭の体操ですぞっ!




学力テスト Vol.294-1

カモって写真を始めた頃は撮っていてもあまり面白さを感じなかったんだけど、最近はその色形に見とれながらバシバシ撮っております。

これって、子供の頃に嫌いだった甘い菓子が、だんだんと好きになってきたような不思議な感覚?!?! 
そう言えば、眉毛の形がジイジそっくり!と言われている我が家の孫は、3歳にして納豆とモズクが大好物!!

さてさて、今回も凝りもせずにカモ特集です。
これだけ派手な彩色だったら1問1秒もあれば、充分かな?

A

B

C

D

学力テスト Vol.293-5 その解答 ゴイサギ

ゴイサギ
英語では「Night Heron」だから、文字どおり夜行性のサギ。

その点、和名はいろいろウンチクのある意味を含んだ鳥の名前があって、日本人の表現の豊かさを感じさせてくれてうれしいね! 「そんじゃ、その名前の意味は何だって?」って聞きたい?
ダメダメ~、たまには自分で調べないと脳内細胞がどんどん消滅しちゃうぞ~~
ホントは書くのがめんどくさいんだけどネ!


夜になると魚や虫を求めて動き回ります。


これは朝帰りで、ねぐらに帰るところ


幼鳥は目が黄色で体色も成鳥とは全然違っていて、別種のようです。
名前は背中の白い斑点が星のように見えることから「ホシゴイ」とも呼ばれます。

ゴイサギは別名を「夜烏」とも言われます。
夏になったら窓を開けっぱなしにしておきましょう。「クワッ クワッ」っとカラスのように鳴きながら出勤するのが聞こえますよ!

学力テスト Vol.293-4 その解答 ミヤコドリ

ミヤコドリ 
ツートンのシンプルカラーに、嘴と足の真っ赤がよ~くお似合い!! オラも大好きな鳥じゃ~

英名は「Oystercatcher」 Oysterとはカキのことで、二枚貝などが大好物。貝の中にすばやく嘴を差し込んで、貝柱を切断して中身を食べます。

古今和歌集や伊勢物語に出てくる「都鳥」というのは、この鳥ではなく「ユリカモメ」というのが有力な説です。
静岡県では、ごくたまに御前崎海岸に単独で来てくれますが、船橋市の三番瀬海浜公園に行けば数百羽のミヤコドリに会えますよ! なんてったって、ここは日本一ミヤコドリが集結するところですからネ!

学力テスト Vol.293-3 その解答 コオリガモ

コオリガモ 漢字で書くと「氷鴨」文字通り北に生息するカモです。
何故か12月末頃に愛知県に来てくれました!
しかも、そこにはその数週間前から、カリガネ、マガン、ツクシガモがいる場所!
どどっと写真屋さんが押し掛けたのは言うまでもありません。


スズガモが数万羽いる中でポツンと白い個体が♂成鳥。
これがトリミングなしの状態です。



上の写真を拡大するとこんな感じになります。


この時の距離は約100m!! もっと近くで撮りた~~い!!!


こちらは一緒に飛来してきたコオリガモの♂1年目冬羽。
雪見大福が浮かんでいるようでしょ?!?!

東海地方では数年に一度の割合で確認されますが、複数やの成鳥は珍しいです。北海道の厚岸あたりに行けば普通種なんだけどネッ!



学力テスト Vol.293-2 その解答 イソヒヨドリ

新企画の登場~~!!

今回から、クイズに回答していただき、終了した時点で、それを撮った時の写真や諸々の話も載せることにしました。
クイズの写真に答えるだけではストレスが溜まりっぱなしだろうし、何よりもクイズに付き合ってくれたお礼に敬意を払わねばネッ! 
・・・ということに、今頃になって気づきましたわい、デヘッ!!

イソヒヨドリ

これがクイズに登場した♂の若鳥です。来年になれば、さらに美しい(イケメンという単語はキライじゃ!)成鳥に変身することでしょう!


幼鳥はこんな感じ・・性別は♀かな?


こちらは珍鳥で南西諸島で稀に見られる「アオハライソヒヨドリ」・・・という願望は置いといて、ただのイソヒヨドリの♀成鳥。


英名では「Blue rock thrush」(岩場にいる青いツグミ)といいます。
外国では2000~4000mと、かなり標高の高いところにいるんだって!


最後に登場するのは、我が家の真ん前で撮ったイソヒヨドリの♂第一回冬羽。

イソヒヨは海岸だけでなく、内陸にもかなり住んでいます。
我が家は海岸から6kmほどですが、いつもこの辺りの高いビルの上や民家の屋根の上でさえずっています。

漢字で書くと『磯鵯』。灰黒色に見えるし、大きさもヒヨドリと似ているし、海岸などで見ることが多いので、こんな名前が付けられたようですが、イソヒヨ君はヒタキの仲間でヒヨ君の仲間とは全然関係ありません。

元々は名前のとおり、全国の海岸付近にいたのですが、1980年代頃から、内陸へも進出してきました。鳥を始めた頃に、海岸から20kmも離れている崖のある環境で見た時はビックリ!! その頃は今のように内陸で見かけることはほとんどなかったからね。

さてさて、こんな感じで、クイズに登場して頭を悩ませた鳥クンたちを、次回のクイズまでに紹介していこうと思います・・・気まぐれだから、いつまで続くかは分からないけど!!
クイズ用だけでなく、一応マジメに撮っていることも証明しておかないとねっ?!?!
何よりも自分にとって、こんな作業でもして頭の体操をしていないと、危なくてしょうがないっす!!











学力テスト Vol.293-1

全然寒くならないので、庭の四季咲きのバラが冬になっても、ず~~と咲き続けています。
例年なら、近いうちに剪定をしなきゃいけない時期なのに、どうしたものやら・・・と悩んでしまいます。・・・剪定をしないと、樹形もだらしなくなるし、5月にいいのが咲かないからな~

さてさて、今年もいろいろ新作が撮れてるのでホヤホヤのクイズを!!
Bは2種類を答えてください。それで合計が5問とします。

A

B

C

D