セグロセキレイイ
今回はどれもが日本固有種というクイズで、ハクセキレイほどではないけど、けっこう見る機会が多い鳥。これがホントに日本固有種なの?
それを調べるには外国図鑑でどんなふうに書いてあるのかを調べるのが絶対に間違いのない方法! 我ながら、夏ボケにも負けずに冴えてる~! なかなかのGood Ideaと自画自賛!
♂
・・・ということでまずはその名前から調査開始。漢字での表記は「背黒鶺鴒」。ちょっと聞き慣れないこの「セキレイ」という名は、中国での呼び名「鶺鴒」を音読みしたものです。
確かに「鶺」という字は、分解すると「脊」すなわち「脊椎」は背骨のことで、それに「鳥」という部首を足した字だよね。
♀は背中の色が♂よりも灰色がかっています。
注意してみると違いがわかりますよ。
まず、台湾と中国の図鑑では漢字表記は「日本鶺鴒」で、英名も「Japanese Wagtail」。 フムフムなるほどね~ 「日本」という名前が付くだけで、ちょっと誇らしくなるね!
正面顔でもやっぱりダンディ!
記録としては近年、朝鮮半島など数ヶ所で繁殖記録はあるものの、定着はしていないようなので、この東アジア地方では、日本以外では迷鳥という位置づけなのです。
幼鳥はこんな感じ
そして次に、東南アジア図鑑やヨーロッパ図鑑も調べたけど、そちらには載っていません。おおっ! これで日本固有種というのがホンモノだという裏付けが取れました。
石から石へ軽々とジャンプ~!
真似したらきっと水中へドボン!
飛翔も軽やかです。
囀りは「ツツチィ ジュウジュウ」などと、かなり複雑です。
地鳴きは「ジジッ ジジッ」とか「ジュッ ジュッ」など濁って鳴くのでハクセキレイの違いは簡単に識別できます。
ハクセキレイよりは少数なので、自分のフィールドではセグロ君たちがどこに住んでいるのかを普段から把握しておきましょう。
太古の昔から日本だけを愛して定着しているセグロセキレイ!! 知れば知るほど愛らしく誇らしくなってきたでしょ?!?!
我々もセキレイたちがもっとも映える美しい水辺をしっかりと守っていかねばなりませぬ!
「鶺」という字は、分解すると「脊」と「鳥」ですね!(^^)!
返信削除日本固有種というのがホンモノだという裏付け♬ブラボー!!
「日本鶺鴒」「Japanese Wagtail」私も嬉しくなりました(^^♪
これからもっとセグロセキレイを観察しようと思います。
この時期だとセグロセキレイの幼鳥を探すのも面白いかも!?!
返信削除私も持っているのは今回載せた写真だけで、1度しか撮ったことがありません。
ハクセキレイの幼鳥によく似ているから注意しましょう。