ダイシャクシギ
名前の由来を調べても出てこないので、自己流で解釈することにしました。
すなわち、シャクとは尺貫法でいう「尺」のことで、その長さによってダイシャクシギ・チュウシャクシギ・コシャクシギとなります。
時代小説でも「六尺の居丈高の大男」だとか「二尺七寸の業物」とか、尺貫法でいろいろな寸法が表現されてますよね! 現在のメートル法に換算して小説を読むこともしばしば。
さてさて、今回ご紹介の「ダイシャクシギ」は全長が60㎝。1尺とは30.3cmだから、その存在感のある嘴は体長のちょうど半分! おお、ピッタリのサイズじゃ~~!!
ついでだから「コシャクシギ」をご紹介
こちらが「チュウシャクシギ」
大・中・小がうまく表現されています。
…と思いきや、ダイシャクシギを漢字では「大杓鴫」と表記すると書いてありました!
オ~マイガ~!! でも「杓」とは柄杓(ひしゃく)のことで、大きい柄杓という事と思われるので、大した違いではありませぬ!
前回のエゴシギゾウムシの写真とも比べてみて下さい。
「ダイシャクシギ」の飛翔
すべてが「ダイシャクシギ」
全長がダイシャクシギと、ほゞ同サイズの「ホウロクシギ」
漢字では「焙烙鷸」と書き、褐色味の強い羽色が焙烙(ほうろく・素焼きの土鍋)のように見えることから付けられた名前とのこと。
ダイシャクとよく似ているけど、どこが違うか分かるかな? 自分で調べないとなかなか覚えないので、ここには書かないでおきま~~す!
大中小ホウロクといるんですね。
返信削除ダイシャクシギはお腹が白さが良く分かります。
ホウロクシギは全体的に羽色が濃いですね。
でもよく似ていて区別は難しい!
チュウシャクシギとコシャクシギは目の上に白いラインが。
エゴシギゾウムシの嘴はシギですね!
でも皆こんなにも長い嘴で困る事もありそう~(*^-^*)
ダイシャクとホウロクの見分け方:飛んでいる時の方が簡単です。
返信削除ダイシャクは腰が白くて、ホウロクは羽根の裏が黒っぽい・・・ここが一番簡単な識別です。
進化の延長でこんなふうに長くなったと思うので、きっとメリットの方が大きいのでしょう。他のシギが捕れない深い泥の中の虫を獲れるなど・・・。デメリットは本人に聞くのが一番だね!!