学力テスト Vol.316-2 その解答 ツチスガリ 

 ツチスガリ

これがツチスガリ 見てのとおり、ドロバチの仲間です。

巣は 運動場や神社の境内など硬い土を好んで、穴を掘り
そこから枝分かれした独房を作って、そこにエサを運んで卵を産み付けます。

獲物はコハナバチの仲間など、自分と変わらない大きさでも捕まえます。
体長が7~14mmと小さいにもかかわらず、発達したあごを備えています。

これは巣穴付近を翔んでいるところ

こちらも獲物はコハナバチ 

前の写真もそうだけど、触角をしっかりと咥えています。
毒針を刺して麻痺させ、その体側面に卵を産みつけて、幼虫になったらそれを餌として食べて成長するというのは、ドロバチに共通した手法のようです。

気になる名前の由来だけど、「スガリ」というのはドロバチのことで
漢字では「土棲蜂」と書きます。

さらに深く調べると、万葉集でも「腰細のすがる乙女」というように使われたんだって。
「ジガバチのように腰が細くて、なよやかな(しなやかでやわらかなさま)美しい乙女という意味。やっぱり昔から女性の腰は細いのが定説なのじゃねっ!

同居人を見ていてもTVで「美肌」とか「くびれ」とかいう単語には、かなり敏感に反応。
「蜂腰(ほうよう)」という言葉もあるように、ハチの腰の細さというのは、女性にとっては理想の体型なんだろね~!

「おっかしいな~、これほど運動してるのに効果がないなんて、体重計が壊れてるんじゃないのかなあ?」と何回も何回も乗りながら独り言。
(おいおい、運動量よりも間食の菓子のカロリーの方が多いなんてことは俺でも判るぞ~)と心の声。

あのウェストをずっと維持するなんて夢のまた夢だろうに・・・その貫禄じゃ~チョット無理なんじゃない?・・・なんてことは思っても口に出してはいけませぬ! 
無口は家庭円満の秘訣なり~!!

でも、その欲求があるからこそ、通販のナンチャラサプリメントなんてのが売り上げを維持できるのですから・・・まあ、そんなCMをインチキなどと言わずに、少なからず日本経済に貢献していると思えばいいのですよ、ご同輩諸君!









2 件のコメント:

  1. 確かに蜂のくびれは見事!(*^-^*)
    卵を産みつけて、幼虫になったらそれを餌として食べて成長するって
    ちょっと凄すぎ・・・

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  2. ちなみに、ドロバチ類の獲物は腐らないように神経系に毒を刺されているので、卵からかえった幼虫が食べる時は生きているのが普通ですぞ!
    DNAのなせる業と言えばそれまでだけど、獲物の神経のツボを心得ていると胃のがすご~い!!

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