学力テスト Vol.297-4 その解答 シノリガモ

シノリガモ
繁殖地は極東ロシアや北米で、冬になると南下して越冬します。
さてさて、今回はその一風変わった名前にこだわってみました。


英名では「Harlequin Duck
「道化師」の意味で♂の羽根に由来します。いかにも米国人が付けそうな名前じゃね。

余談だけど、道化師と言えば思い浮かぶのはチャップリン!
そのチャップリンの映画「モダンタイムス」の中の『Smile』という曲は絶品ですね~!
特にお気に入りなのは定番の Nat King Cole 、そして娘の Natalie Cole の歌もなかなかなのでござる!
ちょっと変わったところでは Michael Jackson や Rod Stewart  なども歌ってますぞ



ペアで仲良くプカプカ

漢字で書くと「晨鴨(しのりがも)」こんな粋な名前を付けた人の風情の良さがうかがえていいねっ!!

」の意味はあさ。あした。太陽がふるいたってのぼるあさ。生気に満ちた早朝のことで、この美しいの色を、夜明けや朝焼けを連想して表現したのでしょう。

「晨」は音読みでは「しん」、訓読みでは「あした」「あき」「とき」「とよ」などと読み、この漢字は人名に使えるので、男の子に多く使われる漢字なんだそうな。

これとは別に、晨とは星の名なので、胴体の紺を夜空に白斑などを星座に見立てたという説も。

古名は江戸時代の頃「をきかも」または「をきのけんてう」と言っていたようです。
「を」は沖のこと、「けんてう=けんちょう」は女官のことで、その美しさからを連想したものです。

他に面白そうなところでは、昭和41年発行という名著「野鳥の事典」(清棲幸保著)には、地方名で「とっくりがも」と書かれていたけど、残念ながらその由来については触れておらず、調べてもわかりませんでした。誰かわかったら教えてくださいませ。


♀はシックなドレスに徹してます。


これだけ勢ぞろいすると豪華絢爛!! 女官というよりも花魁の行列


左の2羽は1年目の♂で、2年目以降に成鳥のように華やかな色に変身します。











学力テスト Vol.298

今日は朝から雨なので久しぶりに家ごもり状態!!
さてさて、カモの♀クイズ 第2弾!
まだこの辺りまでは簡単クラス・・・のはずなので、アンチョコがなくても満点取ってね~~!!

A

B

C

D

E

F

学力テスト Vol.297-3 その解答 ビロードキンクロ

ビロードキンクロ
こちらもクロガモ属のうちの1種だけど、こちらの方が少数派。
そもそもビロードという言葉だけど、英語ではVelvet、ポルトガル語でビロード(Veldo)といいます。和名では天鵞絨(てんがじゅう)と言って、別珍は似ているけど毛足が短い織物です。その違いについて詳しく知りたい人はネットで調べてねっ!


なぜ、このビロードという名前が付いたのかというと、♂成鳥の羽根が、それはそれはしっとりとした羽毛で、双眼鏡で見てもウットリ!! ホントにベルベットのよう!!


クロガモと違うのは、そのド派手な嘴もだけど、何といっても目立つのは眼下部にある三日月形の白い斑紋!!
この模様を真似て、かのナイキがまっ先にシューズのデザインに取り入れたのです・・・ってのは、真っ赤なウソ!!

1971年にナイキの象徴である「スウッシュ」がデザインされた最初のシューズが発売された。
「スウッシュ」がギリシャ神話の勝利の女神である「Nike」(ニーケ)が翼を広げたデザインに見えなくもないことから、社員の助言でシューズのブランド名を「Nike(ナイキ)」とし、社名もナイキに変更された(Wikipediaより)

我々の若かりし頃は、このシューズを履いたジミー・コナーズやジョン・マッケンローがテニスコートを所狭しと駆け回っていた時代!! それを真似て、このテニスシューズを買ったものでした。 バスケットでもマイケル・ジョーダンが履いて大人気になったね~!! テニスでもゴルフでも腕前はともかくとして、まずは恰好から!・・・というのが上手になる秘訣なのであ~る!! 


パタパタをすると、次列風切が遠目からでもはっきりと見えます。


今年はクロガモと同じく、複数で見られる機会が多かったです・・・が、いつも100m先の沖合ばっかし!!


♂の若鳥 ナイキマークもないし、嘴の瘤も未発達・・・これからどんなカッコいい成鳥になるのか楽しみです!







 

学力テスト Vol.297-2 その解答 クロガモ

クロガモ
何の変哲もない安直な名前そのもの。古くからも「くろとり」とか「くろがも」と呼ばれていたようです。
カルガモも「くろがも」と呼ばれていたけど、淡水の「くろがも」に比べて、海の「くろがも」は食用には適さないと言われていたとのこと・・・やっぱり人間って何でも食べちゃうんだ!


今期の冬はどこでもクロガモがごっそりといたので、彼らのディスプレイを存分に見ることができました。これは1羽の♀を♂が集団で「囲い込み」をしているところ。


♀はどの♂にしようかと選り取り見取り!!

左上の♂が「ヒーホー」と鳴いています。この鳴き声が哀愁を帯びていて、すっごくいいんだよね~ 一度ネットで聞いてみるといいよ。


♂が尾羽を立ててプロポーズ


時には♀の横を前傾姿勢で水しぶきをあげて突進!! これもディスプレイ


♂同士のバトルも!!


こちらは♂の1年目冬(1stW)

嘴の上部が未発達でこぶ状になっていなくて、これから黄色くなりながら、りっぱな嘴に発達していきます。素敵な彼女をゲットできるように成長するかな?!?!


学力テスト Vol.297-1

今年は暖冬の影響で、カモたちの北帰行も早くなるような気がします…と思って見に行ったら、まだまだアチコチにウジャウジャ!!
今年こそ♀の識別を覚えたかな?

今シーズンもいろいろ撮りだめしたのがあるので、3回に分けてシリーズでクイズに挑戦してもらいましょう。
正面とか後ろ姿など、いつもの写真は無しにして、単純に横からの図鑑のような写真を用意してみました。
ただし図鑑を見ると、ただの絵合わせになってしまって面白くないので、見ないで挑戦をしていただきまする。さてさて、こんなの簡単かな?

A

B

C

D

E

F

G

ガイコクジンの好きなベスト3

ヨシガモ
シマアジやトモエガモのことを書いたら、このカモのことも書かねばならぬ~!
英名では「Falcated Duck ・・・日本語訳では 月形(えんげつけい)のカモとなります。

偃月って何だ? そんな言葉知らねえ~っ・・・ていう人が多いと思うけど、これは 半円形の月のことで、弓張り月とか弦月のこと、またはその形のことを言います。


はナポレオンの帽子のような頭 横幅は薄く、後ろに長い冠羽状になっています。
キラキラ帽子でカッコいいんだよね~~!!


和名の漢字表記は「(よしがも)
別名は「みのがも)この方がイメージしやすいかな? 
英名と和名のどちらも、の三列風切の形から付けられた名前



こちらは肩羽はおろか三列風切がまだこれからという換羽途中で、

完全冬羽に変身するまではあと1ヶ月以上はかかりそう。
ホレホレ、のんびりしてないで早く換羽を完了しないと他の♂に彼女を取られちゃうぞ~~


ゲットした彼女を連れてのランデブー飛行

の頭部は構造色・・光の反射によって見える色のことで、最近では、ハシビロガモの解説の時に書いたけど、シャボン玉やモルフォチョウでも有名。メスへのアピールが目的と思われます。

欧米人のバーダーが見たいカモのベスト3と言えば ヨシガモ、トモエガモ、オシドリ ・・・その理由は分布上、ヨーロッパやアメリカにはいなくて、東洋区でのみ。それに、もちろんどれも美麗種だからです。どこの国のバーダーも考えることは同じだねっ!!

ちなみに、オイラが見たい見たいと熱望しているカモは ケワタガモ 💛!💛! 
通常は北極圏に近いところまで行かないと見れないんだけど、これを見ることができたら鳥見生活は終了~~って宣言している(これホント!)というくらいに見たいんだよね~~!! 

だから、もし北海道で出て、はるか遠くの沖合でケワタガモが見られるという話が来ても、そんなのには行かない! 絶対に行かない! せっかく見るなら間近でじっくりと穴のあくほど見たい~~~~!!!!!! そしたら、もう・・・。

学力テスト Vol.296-3 その解答 トモエガモ

トモエガモ
講談調に読んでみましょう・・・♪時は元禄15年12月15日の深夜。静まり返る江戸の町に鳴り渡る討ち入りの太鼓の音~!!
これぞ大石内蔵助が打ち鳴らす山鹿流陣太鼓。その側面には「義士巴」と呼ばれる文様が。



この巴の文様こそが、トモエガモの独特な模様と似ていることから、名前の由来となっています。さすがさすがは美麗種のカモ!! どう願望したらこんな模様になれるのか、自然界はホントに不思議! 欧米人が見たいカモのBEST3に挙げるはずです。



嘴の基部から始まって、眉斑状に後頸にまで伸びた白線は
後ろから見るとX状にクロス!!何とカッケ~~ことか!!

3色に彩られた長い肩羽根がこの鳥の美しさを一層引き立てています。

奈良時代からの古名では「あぢ」江戸時代でも「あぢがも」と呼ばれ、これは肉が美味なことを意味しているそうな。

繁殖地はシベリア東部で、その多くは韓国、中国、台湾などで越冬します。日本海側では年によっては数百羽の単位で見られるとのことだけど、太平洋側では少なくて、遠州地方ではトンボで有名な桶ヶ谷沼やその他の湖沼などでホンの数羽が見られる程度で、珍鳥ぎみ。

トモエガモは世界では40万羽ほどと言われているけど、そのほとんどが韓国で越冬・・・友人が現地へ行った時に撮ってきてくれた写真を借りて紹介しましょう。

 場所は錦江という探鳥地で、この茶色の帯がすべてトモエガモ!!

いっせいに飛び立つ様は圧巻!!

少しはこちらにもおすそ分けをして欲しいもんだね~~





学力テスト Vol.296-2 その解答 シマアジ

シマアジ
夏鳥、冬鳥、旅鳥 などの区分をすると、カモと言えば普通は冬鳥! ・・・ですが、このシマアジは旅鳥に属します・・・というのも、繁殖地はユーラシア大陸の中部や北部で、越冬地は東南アジアやアフリカなので、日本には春と秋に通過する時にのみ見られるからです。
※一部は北海道で繁殖したり、八重山諸島で越冬をするものもいます。

これは春の渡りの時期に撮ったもの。
一見、地味に見えるけどよ~く見るとかなりの伊達男!!
シックで、かつ粋とはこんなファッション!!・・・という見事なお手本


♀をクラクラ、ウットリさせるような肩羽根も華麗だし、 白くて太い見事な過眼線は
どうじゃ~~!!というくらいに頭の後ろ、首の付け根の方まで伸びています。これで♀のハートをズキュ~~ン!!

 左のコガモ君とほぼ同サイズ

こちらはペアです。この♀は伊達男の♂にメロメロの首ったけ!!

「シマアジ」というと、伊豆半島やその近海で獲れる高級魚が有名ですが、こちらは漢字表記では「縞味」と書く、れっきとしたカモのお名前。

ちょっと変わった名前なので由来を調べてみると、「あぢ」はトモエガモの古名で、肉が美味なので「味」の意味でそう呼んだのだとか。
「しま」は似ているが違う種類につける接頭語で、別名「しまあぢかも」とも呼ばれたとのことです。

数が少ないので、こんなのを見つけると一日ルンルン気分になること間違いなし!!

学力テスト Vol.296-1

まだまだ冬なので、ガンカモ類のクイズを続けることにします。
チャチャッと、超簡単なヤツだけを作ってみました。

それにしてもこの美しい羽毛は見れば見るほどスンバラスイ!!
皆さん承知していると思うけど、抜けた部位に生え変わる羽根というのは、当然ながら抜けた羽根と全く同じ色や形のが生えてくるのです・・・これってものすご~く不思議だと思わない?!?! 
ではレッツラゴー~~!!!

A

B

C

D

E

学力テスト Vol.294-5 その解答 アカツクシガモ

アカツクシガモ
カモ類の中でも最大級・・・というよりも国内で見られるカモの中では最大!!
名前のとおり、ツクシガモと同じ仲間の「ツクシガモ属」です。
動物園などで、よく見かけるカモです。

県内でも過去10例ほどの観察しかなく、ましてや県西部では多分、3度目! 
それが地方新聞に1/9に掲載されたものだから、翌日にはバーダーや写真屋がドド~っと押し寄せました。発見された12月末頃には住宅地に囲まれた静かだった池が、連日にわたって大賑わい!

夜のうちに池の場所を教えてもらえました。日の出は6:55。
まだ情報はそう知れ渡っていないだろうからと、現地着7時で行ったら、何のことはない、駐車スペースは辛うじて1台分空いていただけで、すでに数十人が暗いうちから池の周囲に陣取っていました。聞いたら6時前の暗い時間には来てたんだとさ。現役の時にそれだけ一所懸命、仕事をしたのかい?・・・と、ついつい聞いてみたくなります。

お目当ては池の中央にポツンと浮かんでいたのですぐに発見。
それからが辛抱の時間! とにかく顔を埋めたままでジッとしたまま動きなし!

羽づくろいをしようものならシャッターの音が一斉に鳴り響きます。

ようやく顔をあげてくれました。

とにかく動きがないと、いい写真を撮ったと言えない・・・と言うか、満足できないのです。突然飛び出すので、その瞬間までずっとシャッターボタンから手を離せない・・・寒さで指が冷たくなってくるし、痙攣までしてくるし、と結構つらい時間。

 何を待っているかというと、こんなシーン! 
ここで慌ててピンボケだと最悪!!

こんなのが撮れたら、もうニコニコ顔!!


鳥の写真を撮る時はいくらでも辛抱強く待てるのに、家に戻るとマイペースで何もしなくて怒られてばかり!! 
ん?これは我が家の話ではなく、ここにいたオッチャンたちの話でござるよ~!!