アキアカネ ~ 赤とんぼの代表種 ~
♀が羽化しました。翅がキラキラと輝いています。
こんなのを「テネラルな状態」といって、およそ1日だけです。
ワレモコウで休息するのは♂の未熟個体
羽化して間もなく、「くそ暑い下界なんて、やなこったい!」とばかりに、アキアカネは標高の高いところへ避暑に出かけます。
こちらは♂の成熟個体。
9月に入って、下界が涼しくなると平地へ下りてきます。
夕やけこやけの赤とんぼ 負われてみたのはいつの日か
山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか
十五でねえやは嫁に行き お里の 便りも絶え果てた
夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先
これは日本の歌百選にも選ばれている『赤とんぼ』という童謡。この歌に歌われた赤とんぼはアキアカネのことを指すと言われています。
「負われて」というのは「背負われて」という意味で、この詩を書いた三木露風の幼少期の実体験に基づいています。両親が早く離婚したため、15歳のねえやが子守をしてくれていたのだそうな。
♀をしっかりとゲットして連結飛翔
これは交尾中で、後ろの♀が♂の腹部の付けねにある副性器から精子をもらっているところ。
連結したまま産卵しているところをよく見かけます。
多分♂がリードしているんだろうけど、絶妙のタイミングで♀の腹部が水面に当たるように翔んでいます。この方法を「打水産卵」といいます。
これぞ夫婦の息の合ったところを見られるチャンス!
ここで♀が気持ちよく産卵できるかどうかが、♂の腕の見せ所!! たくさん卵を産んでくださいね~~
羽化したてのアキアカネ!
返信削除羽がキラキラ輝いてますね\(^_^)/
暑い夏は高地へ避暑に、涼しくなると下界に~(^^)
オスは腹部に副性器あり!ハート型に納得!(^_^)V
童謡[赤とんぼ]は三木露風の幼少期の実体験なんですね。
だから哀愁があるんですね~♬